日本海軍軽巡洋艦の「夕張」。
雑誌などではウォーターラインシリーズ後期に発売された好キットといい評価をしているのですが、私は「翔鶴・瑞鶴」の時のタミヤチックなものを感じました。
キット自体は最終型となっているので、夕張が活躍した第一次ソロモン海戦の時に改造を試みました。
まずはモールドの薄いリノリューム押さえをモールドに合わせてけがきまして、ゴールドをスミイレしました。これだけでもかなり印象がかわります。
舷側の窓もおきまりのピンバイスでほじほじ。舷外電路は0.4ミリのマスキングテープで再現。前後の12センチ単装高角砲を14センチ単装砲(日本海軍装備セットⅡ)に交換。
そのさい後部のブルワークを撤去。
前後艦橋部の25ミリ三連装機銃とブルワークを撤去し、艦橋下両舷の測距儀を13ミリ二連装(日本海軍装備セットⅠ)に交換。
艦橋トップの22号電探を探照燈に交換。
艦尾の爆雷投下軌条を撤去。
艦橋前部にパラペーン(日本海軍装備セットⅠ)を追加。
艦橋上部にある射撃指揮所を透明プラバンでディテールアップ。マストについては学研の「真実の艦艇史」で第一次ソロモン海戦の時はキットの短いままでもいい事が判明しましたのでそのまま使用しています。後部マストに追加工作で斜めにマストを接着しています。文字になるとかなりの大改造かと思われますが、プラ板などで追加工作とかはなく、キットにあるものを撤去するばかりなので簡単です。タミヤさんも改造しやすいように最終型を選んだのかもしれませんね。
設計図では、アンカーの接着も指示がなくタミヤらしからぬところがあって、好評価を得ているキットには思えなかったですね。
この「夕張」が発売されたときは飾り台が付属したりして、ウォーターラインシリーズの方向性が試行錯誤されていた頃だったのかもしれません。
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