ホワイトデーといえば。

本日は3/14、ホワイトデー。
お菓子屋の陰謀に踊らされる日ですねー。
男子的には押し売りのお返し強制デーだから、カツアゲされてるみたいなもんですw
まぁ、貰いもしないよりはいいかと。
義理でもなんでもほんまに嫌な人にはあげませんからね～。
貰ったというのは人徳があるということなのです。
と思っていただけると女子的には幸いですwww

さてさて。
ホワイトデーになると、実家で飼ってた白猫を思い出す。
名前は「しろ」という、全身真っ白なキレイな顔立ちの雄猫でした。
何をしても怒らない心の広い猫でした。
ケンカは弱かったけど雌には人気だったらしく、近所に白っぽい猫が大増殖w
うちに彼女猫を連れ込んでごはん食べさせるわ、産ませた子猫を一緒に育てるわ。
イケメンでイクメン猫でした。
人間の女の子も大好きで、ずっと誰かの膝に乗ってぐるぐる喉を鳴らしてましたねぇ。
女好き猫やね。

私が中学生の頃のお話。
友達から貰ったバレンタインチョコを食べていたら、しろが食べたがったので米粒ほどわけてあげました。
（猫にチョコはあかんのですが、クランキーのとこやったので）
食べた（正確には舐めただけ）ので、そこでふとバレンタインデーについて語ってみました。
「これはバレンタインチョコといって、女の子が男子にあげるものである。貰った男子は3/14のホワイトデーに女子にお返しをしなければならない。しろは今チョコ貰ったんだから、お返ししないとだめなんだよー」
ちょこんと横に座ったしろはぐるぐると喉を鳴らしていました。

翌日。
学校から帰った私は自分の部屋に転がっているものを発見。
秋刀魚の上半身。
しかもほぼ無傷。
しろは満足そうな顔で横に座っている。
……これはお返しか？
でもホワイトデーは来月ですが？
頭を撫でながら言い聞かせてみた。
「あのね、ホワイトデーは3/14だからまだ早いの。あと、秋刀魚をここに転がされても食べられないからね。どうせならもうちょい上手に持ってきてねー」

その翌日。
学校から帰った私は自分の部屋にまたもや転がっているものを発見する。
秋刀魚の下半身。
そしてやっぱりほぼ無傷。
しろは得意げな顔で喉を鳴らして横に座っている。
「しろ、今日は2/16……。うん、まぁ、なんだ、うん。ありがとう……」
一つかみの煮干を献上しました。
しろは満足そうにガツガツ食べると、定位置のストーブの前で丸くなった。

ちなみにしろは秋刀魚は食べません。
私のために用意してくれたんだよねー♡
傷つけないようにそっと甘嚙みで運んできたんだよねー♡
外に猫はいっぱいいたけど、我が家では私を一番愛してたからね♡
もう30年近く前のことだけど毎年思い出すのです。

このようにだな。
猫でも人でも、モテる男はマメであるということですね。