わくさき日記

千葉県習志野市の司法書士事務所の日常です。

車庫証明

2018-02-09 08:15:50 | 行政書士
私は行政書士の登録もしております。
行政書士の業務は多岐に渡りますが、やはり花形業務と言えば、許認可業務だと思います。
建設業や風俗営業の許可、宅建業の許可などがその代表格でしょうか。
私は司法書士業務がもっぱらのため、行政書士に登録しているとはいってもいまのところ許認可業務は
あまり取り扱っておりません。

そんな中、車庫証明を取得してほしいという依頼がありました。
行政書士の業務を法律の文言に当てはめると「他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類」の作成です。
先ほどの許認可も、県庁などの官公署に提出する建設業の許可申請書などの書類を作成しているということになります。
そして車庫証明も官公署たる警察署に提出する書類ですから、その作成は確かに行政書士業務です。

そこで、行政書士として車庫証明業務に取り組むことになりました。

車庫証明の基本的な業務内容は、申請書と車庫のある場所の所在地図の作成です。
日ごろの司法書士業務で登記申請書の作成には慣れているところですから、官庁が違うとはいえ、行政への提出書類ですから
なんとなく似ている部分もあります。
そのため、警察署からもらったひな型を見ながら、比較的簡単に申請書は作成できました。

一方、所在地図の作成は簡単なようで、少し手間取りました。
地図や図面などは小さいころから苦手意識を持っていたことを改めて思い出した次第です。。。
そして、最も大きな違いは「現地調査」を行ったことです。
司法書士の業務は、基本的にデスクワークです。
そのため、関東にいながら、北海道や沖縄の不動産の登記を申請することもでき、必ずしも
現地に行くことはありません。
というか、ほとんどありません。
(もちろん、当事者の方の確認などは適宜必要です)

その点、今回は所在地図を作成するために実際に現地の駐車場を訪れて、メジャーで駐車場の大きさなどを測り図面に
落とし込みました。
当然、そのような大きなメジャーはもっていなかったのですが、今のご時世「100均」で何でもそろえることができます。
調査前に大きめの100均に立ち寄りメジャーをゲットしておきました。
たかが真四角の駐車場(駐車スペース)の計測なのですが、メジャーすらうまく扱えず四苦八苦。
かなり不審者だったかもしれません。。。
依頼者からの委任状にはあらかじめ「現地調査のための駐車場への立ち入り」の一文を入れておきましたので、もし何か言われたら
委任状を見せよう、などと変な心配をしながら、無事測量することもできました。

そして、申請書や図面などの一式をもって管轄の警察署へ。
車庫証明の管轄はかなり細かく分かれているみたいなので、提出先は要注意のようです。

受付が少しコワモテのおじさんだったので、少しだけ緊張。
この人元刑事??
受付の後ろでデスクワークしているお兄さんは、柔道着なんですけど??
やはり警察行政とはいえ、ほかの行政窓口とは一味違いました。。苦笑
と、いろいろ観察している間に、受付も完了。
車庫証明自体は3.4日したら出来上がるとのことでした。

たまに、ほかの業務を行ってみるのも、本来業務を別の視点から見つめるという点でもいいのかもしれないな、
などと思った車庫証明業務でした!
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