若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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楽器と寒さとピッチの三角関係!?

2010年01月16日 | Weblog日記 ~ほぼ毎日更新~
さ、さ、さ、さ、さ、さ、さ、さっ






むぅ~~~~~い





寒い寒い、本当に寒い夜ですね





みなさん、こんばんは~





東京では雪は降っていませんが、






夜、ちょっと歩いただけで、






息を吸うたび『ザブイッ』と感じるくらい、






末端冷え性のわたしにとっては 





まぁ、こたえる寒い夜





でも、星はキラッキラしてました





突然ですが、こんなに寒くなると、






ケースから出したてのフルートを握るのも、






少々勇気が要ります





なにしろ金属ですから、氷を握るような感覚(笑)





音を出せば、管が冷えているため、





マウスピースをかなり中の方へ入れても、






『音、低いぃ~






管楽器は、寒くて楽器が冷えると、






音が低くなります






寒くなると、金属の性質が関係していると思われがちですが、






金属は寒いと縮んで管自体は短くなります。







「フルート」よりも短い「ピッコロ」を想像されるとお分かりのように、






管楽器の管の長さが短いと、音は高くなります






同じように、大きなバリトンサックスよりも、






短いソプラノサックスの方が、音は高いですよね





それからすると、管が短くなるということは、






音は高くなるので、管が寒さで縮むとすると、






音は低くならずに、高くなるのです






では、なぜ、寒いとピッチが低くなるのか?






まず、音がボ~ン、と低いと、お腹に響くような、





しっかりとした響きを感じますよね?






それに比べて、歯医者さんなどで皆さんがニガテな






高い、あのキュイ~~~~ン!!という音!!






あれを感じると、歯の浮くような細かい振動を感じますよね?






そのように、音の振動(周波数)が長いと、低く感じ、






音の振動(周波数)が短いと、高く感じるようです。







そこに気温の低さが関わったときに、






管楽器自体の長さは変わっていないのに、






空気中に、音が伝わる速度は影響して遅くなり、






そのため、振動が伝わりにくく、音の振動(周波数)は長くなるため、






低くなるのだそうです






その逆で、演奏するところの場所の温度が高いと、






音も高くなります。






なので、特に寒い時期は、






暖房の温まり具合と楽器自体の冷たさと相談して、






気持ち、マウスピースを管が短くなるように入れて、






ピッチを高めにし、楽器が温まって音が安定してきたら、






今度はマウスピースを抜いて管楽器を長くし、






ピッチを低めにし、いつもどおりの吹き方に直します。






フルートの場合は、






マスピースを外側に振って吹くと音が「高め」に、





内側に振って吹くと音が「低め」になる性質があるので、






微妙な加減をここで調整し、それでも高低があると、






マウスピースの抜き差しをするんです







あれ?かえって分かりにくいかな






簡単に言うと、温度が寒いと、音は低くなり、






夏のように暖かいと、音は高くなる、






というお話!!






あくまでも、楽器が、気温くらいの変化によって、






長くなったり、短くなったり、






その「怪現象」によって音程が影響するのではないということ






ライブの最中、冷房が効いて気温が低くなったら、








「フルート」だったのに「ピッコロ」になってたら面白いなぁ~






しかも、私も背がどんどん低くなって、






声も「超ソプラノ」になったりして






夢に出てきそう






お風呂、長めに入っておこ






それでは、今夜もお体に気をつけて!!






またあしたっ!!






おやすみなさ~~~い





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