若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
ホームページの方も見てくださいね!

忘れられないヴィリアの歌

2013年10月14日 | ジャンルを越えて ~音楽大好き!!~
みなさぁ~~~~~~~ん

こんばんはぁ~~~~~~~~~~~


今日はちょっとオペレッタの素敵な曲をご紹介したいと思います!

ご存知の方も多いかもしれませんが、

レハール作オペレッタ「メリー・ウィドウ」の

有名なアリア『ヴィリアの歌』です!


「メリー・ウィドウ」のあらすじをちょっとだけ。


舞台はパリ。結婚後、わずか8日でなくなってしまった老富豪の夫の

莫大な遺産を手にした美しい主人公ハンナ。

その莫大な遺産と、未亡人となり、なおも世の男性を虜にする

美しいハンナの恋と、莫大な遺産をめぐる物語です。

(※すごくはしょってます


1,2,3幕で構成されるこのオペレッタのうち、

この有名なアリア『ヴィリアの歌』は2幕の最初の方で歌われる曲で、

ハンナの豪邸で繰り広げられる宴の場面でトランペットのファンファーレのあとに歌われる、

華やかで叙情的な場面。


このオペレッタの中でも、この場面をもっとも楽しみにしている人も多くいるだろうな、

というような場面です。


『アリア』というのは、叙情的で旋律的な歌をソロで歌われる、

いわゆる歌手の腕の見せ所の歌です。


トリノオリンピック開会式でパヴァロッティが歌った

プッチーニのトゥーランドット『誰も寝てはならぬ(アリア)』、

蝶々婦人『ある晴れた日に』、ビゼー作カルメン『ハバネラ』など、

要するに、いかにもオペラ歌手っぽい場面で歌われる歌です


さて。『ヴィリアの歌』というのは元々ドイツ語ですが、

英語や日本語でも歌われています。


森でヴィリアという美しい妖精の「恋の魔法」にかかった狩人が、

叶わぬ恋に苦しみながらもこういうのです。


『ヴィリア!おぉヴィリア!私にどんな恋の魔法をかけたのだ!どうか私をお前の恋人にしておくれ!』


今でもソプラノ歌手が自身のリサイタルなどでも

抜粋して歌われることも多いこの『ヴィリアの歌』。


高校生のときに二期会(日本屈指のプロの声楽家団体、オペラカンパニー)

でこれを見たのですが、この日の主人公ハンナを演じられた山口道子さんの歌が

とてもとても素晴らしく、20年ほどぶりに名前を思い出し調べたら、

やはりお名前があり、演じていらっしゃったことがわかりました。

(たまには食べていない時でも感動だけで覚えてたー


トランペットのファンファーレのあとに続き、

日本語で歌われた『ヴィリアの歌』がその時から私の心を捉えました。


♪遠いふるさとを いつも思い出す

懐かしいこの恋のヴィリアの歌・・・

ヴィリア・・おぉヴィリア・・恋の精・・・・


という感じで歌われるのですが、それは今年の8月。


突如この歌をふっと思い出し、あのときの感動をもう一度思い起こさせてくれるような

歌手の歌を片っ端から聴いてきました。音質は悪いですがマリア・カラスもありましたし、

鮫島有美子さんの日本語バージョンもありました。


また、『オンブラ・マイ・フ』で有名になったキャスリーン・バトル、

そのほか、最近の声量のあるオペラ歌手の人たちもたくさん歌われていました。


ちょっと聞いてみましょうか?

まず、個人的にはビブラートが好みではないのですが、

海外のゴージャスなオペレッタの雰囲気で

この歌がこういう感じで歌われます!といういいお手本。

豪邸での宴のシーン。

華やかな踊りのすぐあとに、トランペットのファンファーレのあとにハンナが歌いだします。


『ヴィリア!おぉヴィリア!私にどんな恋の魔法をかけたのだ!どうか私をお前の恋人にしておくれ!』


このファンファーレが鳴るとドキドキするぅ~

世界的にも有名なビヴァリー・シルズの『ヴィリアの歌』(ピンクのドレスでお尻をふりふりしている人)



その中でも『ヴィリアの歌』といえばこの人!というくらい有名な

エリザベート・シュヴァルツコップのソプラノをお聴きください。

Elisabeth Schwarzkopf sings The Merry Widow



でも、一番最初に聴いた山口道子さんの『ヴィリアの歌』は素晴らしかったなぁ~。

当時、二期会のオケ伴奏でフルートを吹いていた師匠が

「リハーサルもよかったしぜひ聴きにいらっしゃい」と

呼んでくださっただけのことがありました。


観にいったときの思い出がもう一つ。

気さくなお人柄で人気のタレントの森久美子さん。

実は彼女は史上最年少で二期会のオペラ歌手になられたのですが、(←すごいこと!)

このときにも見えていらっしゃいました。

(その後、郷ひろみさんのコンサートでも


今改めて聴いてみると、クラシックも勉強になるなぁ~


と、思っていたら、ロックも聴いてみるものですね~~~

やきそばさぁ~~~ん

はじめまして~~~

『ジャズの名曲「The nearness of you」を

あの「THE ROLLING STONES」 のギタリスト KEITH RICHARDS が

ライブ版のCDに収録したバージョンで歌っている!』

とのことでしたが、初めて知りました!!!

ちょっと探したのですが、今日は聴けなかったので、

あらためて、ぜひぜひ聞かせて戴きたいと思いました!

また、「ROUTE 66」は、ジャズはもちろん、

ジョージ・マハリス世代もノリノリになる歌なので、

ライブで歌わせていただくと一気に盛り上がる曲です。

そういう要素がこの歌には秘められているのだと思います。

ロッカーがいったいどんな風にこの2曲を歌うのか、とっても興味があります

教えてくださって本当にありがとうございます!!

オハズカシながらロックはまだまだ清志郎くらいしか聞いていないので、

今後もそういった情報があれば教えていただければ嬉しいです!!

今後ともお付き合いのほど宜しくお願いいたします


末摘鼻さぁ~~~ん

あはは(笑)あのダンボールみたいなのは鏡で、

メイ太郎がかじってかじってかじりまくったので、

最近ではとうとう、中の芯になっているダンボールの部分まで出てきました(笑)

鳥は群れの動物なので、鏡があると仲間だと思うのか、

はたまた自分にうっとりのナルシストが多いのか?

鳥さん大好きグッズの定番です!!

ところで!!ごめんなさいねー!

ラジオ、チューナーや番組名も探して調べてくださったんですね!!嬉しいです

もちろん、機会があれば出演させて戴きたいと思っておりますので、

その日をお楽しみに!?お待ちくださいませ~~~~~~~

>この膨大な量のCDはパソコン取り込めますよ、でもアナログ人間のおっしょさんはその気にはならないですよね、
何でもパソコンに取り込んでしまう分裂人間の当方にも保存したいという気持ちはわかります。

あの膨大なCDは全てインポートする作業が大変で、

お察しのとおり、まだ全部保存していません(笑)

バレタ~

いつもありがとうございまぁ~~~す


さぁ!!!

と、いうわけで、三連休も今日まで!

明日からまたがんばっていきましょ~~~~~う

急に寒くなってきましたので、お体お気をつけ下さいね!

今夜はこの辺で!

おやすみなさぁ~~~~~~~い


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« それはちょっと、ノー・コメ... | トップ | 台風の近づく夜は・・・ »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブラヴォー!! ブラヴォー!! (amechan)
2013-10-14 21:17:36
いやぁ~ ぶったまげた!!
オペレッタのアリア、しかもシュヴァルツコップ!!
一気に目が覚めました
やっぱりこのサイト目が離せません、何が出てくるか・・・・・

オペレッタはオペラとはまたちょっと違った楽しみが
シュトラウスの”こうもり”なんてK・クライヴァーの序曲聴いてるだけでドキドキ・ワクワクです

う~ん、代打サヨナラ満塁ホームラン
まいった も一度ブラヴォーです(#^.^#)

返信する
Unknown (みかん)
2013-10-14 22:36:34
りえさんはよく勉強してますね。
確かにオペレッタを1回聴くと病み付きになりますね。私もシュトラウスの「こうもり」を聴いてからメリーウィドウも聴きたいと思いましたが、なかなか実演の機会がなくDVDで我慢してます。
オペラでも長いだけに喜歌劇の方が聴きやすいと感じるようになりました。ワーグナーなどは長過ぎるため昔は聴きましたが、今は半分引いております。歳を取ったのかな。
返信する
31日六本木へ伺います (ミント)
2013-10-15 00:12:23
こんばんは。
りえさん、コメントはご無沙汰しておりますが、毎日楽しみにブログ拝見しております。
31日六本木でのライブは、ようやくスケジュールの目処がたちほっといたしました。たまたま、その辺りではいることになっていたスケジュールが、はっきりしたため、31日と重ならず嬉しくなりコメントをさせて頂きました。いつもライブはクァルテットでのりえさんですが、ギターとのデュオもまた違った魅力が見られそうで、ワクワクします!楽しみにしております。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ジャンルを越えて ~音楽大好き!!~」カテゴリの最新記事