若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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SMILE ~スマイル 前編~

2008年12月16日 | 私の好きな曲 ~ジャズ訳詞一覧~
SMILE ~スマイル~  


作詞/ ジョン・ターナー  John Turner
    ジョフリー・パーソンズ Geoffrey parsons

作曲/ チャールズ・チャップリン Charles Chaplin


さぁ今日は久々にクリスマス・ソングからは

ちょっと離れますが、とはいっても、

年末になると、いろいろ今年の反省やら

来年はあんなこと実現したいな・・・、

なんて計画をそろそろ考えていらっしゃる方も

多いのではないでしょうか?


そんなみなさんに、スタンダードの中でも

ぜひこの曲「スマイル」をお届けしたいと思いまーす。

ナット・キング・コールの名唱でおなじみです


最近では、エルビス・コステロやロッド・スチュワートの歌で、

CMやテレビなどでもすっかりおなじみですよね?


もともとは、1936年のチャップリンの映画、

「モダン・タイムス」で、彼自らが作曲しました。


そこに1954年、ジョン・ターナーとジェフリー・パーソンズが

歌詞をつけ、チャップリンがナット・キング・コールに、

ぜひこれを録音すべきだと、手紙を書いてよこしたのだとか。

これがやっぱりヒットしたんですねぇ。


しかし、「笑う門には福来る」とは言うものの、

世の中こんな状況になってしまい、

現実はますます厳しくなる一方で、将来への夢も希望も、

ちょっと見えにくくなってしまっているように思います。


しかも、そんなときには、隣の花もなおさら赤く、

きれいにみえてしまいがち・・・


そしてしまいには、「あ~あ、どうせ自分は~」、

「はぁ~、あの人はいいよなぁ~」などなど、

比べる対象の人の「たまたま光っている部分」だけを挙げて、

ついつい、嘆き節の一つや二つも言いたくなる時だって、

まぁ、生きていればありますよねぇ・・・


そうそう。話は戻って、

今、日本の医療の現場でも「笑う」ということが

人にとっていかに大切か、いかに心にも体にもいいか、

ということが、本気で研究されているようです。


若手お笑いブーム、瀬戸内寂聴さんのおもしろ法話CD、

現代落語、喜劇の舞台・・・。

テレビや雑誌でも、こういったものがよく目に入ります。


そんな話をしていたら、先日、友人が

うまい事を言いました。


「みんな、それだけ笑いたいって事なのかもねぇ・・・。」


こんな世の中、老若男女問わず、

笑ってでもないとやってらんないよ~、

ってこと?それならいいですね!

笑っていられないというより、ずっといい!


この「スマイル」という曲は歌詞を

噛みしめれば噛みしめるほどいいなぁ~、と

訳して改めて思いました。

それに、深いですよね?


「つらい時こそ、頑張ってでも笑顔を忘れない


簡単なようで、実際につらいときは

聞く耳も持てないかもしれません。

本当にそうなる前に、この歌詞が

少しでも、来年の皆さんの夢を、

少しでも明るく照らしてくれますように


それでは、みなさん、よいお年を・・・、

って、まだ早いかっ


~スマイル・中編~ につづきまーす

よんでくださいねー


関連ページ


英語歌詞と日本語和訳歌詞↓

SMILE~スマイル~ 後編

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1 コメント

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素敵な歌です。 (ミント)
2012-05-25 09:51:03
おはようございます。

りえさんのブログを読んでいて
このSMILE♪という歌の深さを
改めて感じることができます。
「ハイッ チーズ」みたいなSMILE♪を
はるか昔聴いたことがあり、
がっかりしたのを覚えています(泣)
つまるところ、歌い手さんの解釈次第で
大きく歌詞の意味合いが変わりますね。
だからこそ、歌は素敵なんだと思います。

りえさんのSMILE、また聴きたくなりました。
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