予算要望に向けての懇談会が始まりました

　日本共産党大田区議団は、毎年、区内の各団体と来年度の予算要望に向けて、懇談会を行っています。１０日には私立保育園連合会との懇談でした。事前に要望書で特に重点要望は知らされていましたが、園長先生方の話の中で、今、子どもたちを取り巻く環境の複雑さ、大変さが私たちの子育て時代と大きく違っていることがわかりました。
　子どもを健やかに育てるためには、お母さんたちの抱えている悩みや問題も丸ごと受け止めなければならないという状況だそうです。だからこそ経験豊富なベテランの保育士さんが働き続けられる保育園であってほしいと強く思います。
　東京都には、以前、公私格差を是正するための補助制度がありましたが、今はその制度がなくなり運営が厳しくなっています。
　構造改革によって、ますます格差と貧困が拡大され、子どもたちにも影響を及ぼしています。今後も保育園の果たす役割はこれまで以上に大きくなると思います。
　要望の１つに園長先生の事務などが多くなり、忙しすぎて子どもや保護者との対話に十分時間を割けないというものもありました。事務職員を雇うゆとりもないことから、人件費の補助をして欲しいということです。国も地方自治体も社会変化をしっかり捉えてどの子も健やかに育つよう支援をして欲しいものですし、私たち議員にとっても大きな課題です。