和田正子の談話室

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「死亡事故防止、安全な保育の確保を」東京都に要請

2016-09-24 11:14:10 | Weblog

23日、「保育施設での死亡事故を考える大田の会」(代表 藤田綾子)は東京都に対して

認可外保育所での死亡事故を出さず、安全な保育を確保するための要請を行いました。

私も参加しました。今年の3月、大田区内の認可外保育施設「蒲田子どもの家」で

生後6か月の赤ちゃんがなくなりました。なぜ安全なはずの保育施設で亡くなったのか、

今後、認可・認可外を問わず死亡事故を起こさないためにと要請したものです。

亡くなった赤ちゃんのお母さん、かち都議、畔上都議も同席しました。

以下、要請文

東京都福祉保健局長 梶原 洋殿

                                   2016年9月23日

                           保育施設での死亡事故を考える大田の会

                                  代表     藤田綾子

 認可外保育所での死亡事故を出さず、安全な保育を確保するための要請

認可保育園不足の最中、内閣府の調査によれば、毎年保育施設等での死亡事故は、2ケタ台に

及び、昨年は、14件発生しています。

 本年、3月都内二つの認可外、(ひとつは、事業所内)保育所で、乳児の死亡事故が起こりました。

 そのひとつ、認可外保育施設「蒲田子どもの家」では、生後6か月の女の子が亡くなりました。

かけがえのない、わが子の命が突然失われた現実に、両親の心の痛み・悲しみは、はかりしれません。

子育てしながら、共働きを続けるためにようやく見つけたのが、当該保育施設で、24時間、

年中無休、0歳児から学童まで、受け入れると標榜しています。

 当該施設では、施設整備の面でも、有資格職員の配置の面でも、基準をみたしておらず、

毎年都の立ち入り調査の対象になっていたにもかかわらず、改善されず、こうした中でおきた

死亡事故を重く受け止めていただきたい。

 何よりも尊い生命が、なぜ奪われなければならなかったのか。どうすれば、このような痛ましい

事故を防ぎ、安全な保育を確保できるのか。施設関係者、行政が今回の事態を引き起こした

背景を含め、認可外保育所の実態について、真摯に向き合い、調査分析し

抜本的対策を講じていただきたい。その上で、以下について、実施することを強く要請します。

 

1) 認可外保育所に対する指導監査状況を、もっとわかりやすく情報公開すること。

2) 地元自治体との連携を強化し、相互交換できる情報の共有化をはかり、実効性のある

   指導強化を図ること。

3) 認可外の全施設を、年に1回の立ち入り調査を実施すること。そのための体制を強化すること。

4) 数年にわたって、指導監査が繰り返されているなかで、死亡事故が起きた当該施設には、

   閉園命令など厳格な対処をすること。

5) 今回の件について、審査会を開いて再発防止に生かすこと。

                                                        以上

 

 

 


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