
浅川清流環境組合「可燃ごみ処理施設」パンフレットから
富士山がみえるんだ、、、
4月から本格稼働を始めた浅川清流環境組合の可燃ごみ処理施設
6月16日に1号焼却炉の排ガス中水銀濃度が一時的に上昇したという、、、
短時間で正常な数値に復帰したため炉停止に至らずに事態は収束、とその経過を公表している。
浅川清流環境組合の情報公開度は抜群だな、、、
23区の清掃一組でも、水銀に関しては炉停止になった場合のみの公表なので、、、、
排ガス中の水銀濃度急上昇時の測定値は出ていないが、水銀除去のため、活性炭の増量操作後のピークで、煙突入口水銀濃度146μg/㎥N(一時間平均値)と、、そして、翌2時00分煙突入口水銀濃度23μg/㎥N(一時間平均値)、11時00分煙突入口水銀濃度1μg/㎥N(一時間平均値と時系列で数値の公表、、、
真新しい焼却炉、早々に水銀で設備が汚染されるのも廃棄物処理施設の宿命なのか、
しかし、このごみ焼却施設も水銀の連続測定器を設置し、排ガス中の水銀除去システムを整備していたからこそ対応できたのであろう、、
廃棄物の焼却施設、排ガス中の水銀濃度に排出規制はできたものの、年に1回や2回のダイオキシン類並みの測定義務では、どこまで水銀排出抑制に効果があるのか不明、、、
大気排出基準等専門委員会(第9回)、3月11日(水)開催予定が新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、開催が延期となっていて、やっと6月29日(月)傍聴者なしのWEB会議が開催される、、、議題に「水銀排出施設における水銀濃度の測定結果について」もあるので、、法施行後の、全国の焼却施設の状況も報告があるかな?
毎日新聞-2020年6月27日
日野、国分寺、小金井の3市で構成する「浅川清流環境組合」は26日、運営する「可燃ごみ処理施設」(日野市石田)から一時的に組合の設定した環境基準を上回る水銀を含んだガスが排出されたと発表した。 組合によると、二つある焼却炉のうち一つの煙突の ...
構成市 日野市、国分寺市、小金井市
公害防止基準値の一時的な超過について
公害防止基準値の一時的な超過について
可燃ごみ処理施設において、1号炉焼却炉の排ガス中水銀濃度が一時的に当組合の定める公害防止基準値(50μg/㎥N)を超える事態が発生しました。今回、短時間で正常な数値に復帰したため当組合の定める施設停止の基準※1には至らず、また、適切な操作により事態は収束しております。
なお、周辺地域に環境汚染や健康被害を生じることはございません。
詳細につきましては下記添付資料をご覧ください。
※1 運転停止・再開方針のことをいいます。
【抜粋】 自動測定機で異常な数値が検出された24時間後の数値(1時間平均値)が公害防止基準値を超過する場合は当該焼却炉を立ち下げる。
運転停止・再開の方針の詳細はこちらをご覧ください。
公害防止基準値の一時的な超過について.pdf [134KB pdfファイル]
煙突入口水銀濃度の推移(1時間平均値).pdf [57KB pdfファイル]
浅川清流環境組合「運転停止・再開の方針」も公表している、、
いわゆる、23区清掃一組のいうところの24時間ルールのようなものかな、、
それがいいのか悪いのか、専門的な事はわからないが、、、
連続測定器の数値が、基準値を少しでも超えればその都度炉停止などはあり得ないという事は理解できる、その見極めも技術や経験が必要なのだろう、慣れと驕りで怠慢にならないように、、
ごみ質や諸々の悪条件を改善させて、直ちに数値を基準値以下にすればいいのだろう、、炉停止のリスクは大きいので、
全国各地の廃棄物焼却施設で、
まれに、維持管理状況(連続測定器)の測定数値を改ざんしたり、ピークカットしたなどというニュースも出てくるが、、、堂々と、、多少の管理値超過はあれど、短時間で改善させたと公表すればいいのに、、、、23区の清掃工場も、維持管理状況の公表の中で、連続測定器の測定結果で測定値が維持管理計画値を超過した理由と正常な燃焼状態に回復させた状況を公表している~
廃棄物焼却炉も、AIや自働運転などといえども、技術でコントロールも必要なのだろうから、、、
もちろん、排出者が焼却不適物を混入させない事が何よりも重要である事はいうまでもないが、