東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

名古屋市 ごみ非常事態宣言20周年です!<1999年2月18日の「ごみ非常事態宣言」の発表以降、ごみ処理量は約4割、埋立量は約8割削減>

2019年02月16日 20時19分48秒 | ごみ全般/環境政策

名古屋市「20周年記念事業」ポスターから

 

日テレニュースで「名古屋のごみ年間4割減少 「非常事態宣言20周年」でイベント」という見出しになっていたので、びっくり、、「ごみ年間4割減少」などそんなはずないと、、、名古屋市のHPも開いてみると、、、やはり「1999年2月18日の「ごみ非常事態宣言」の発表以降、20年間でごみ処理量は約4割、埋立量は約8割削減することができました。」ということであったが~

しかし、あの名古屋市の「ごみ非常事態宣言」は強烈なインパクトがあったな、、、
たしか、容リ法の「その他プラスチック」を資源化するにあたっての学習会のようなことで、名古屋市の担当者の話を聞いて、名古屋市作成のパンフレットなどももらって、、「名古屋の熱い夏」と銘打って、暑い夏とかけて、取組意欲が非常に熱いということをアピールしていた記憶が、、、あの当時は、とても名古屋市がうらやましかった、、

多くの自治体、埋立処分場がなくなるとなって、本気の本気でごみ減量に取り組む。というか取り組まざるを得なくなる。お役所は切羽詰まらないと動かないの典型がごみ問題ともいえる。23区のように、新海面処分場建設や清掃工場整備が進めばごみ減量はどうしても停滞する、、、

こうして名古屋市の「ごみ非常事態宣言」からの20年を振り返ってみて、ごみ処理量は約4割、埋立量は約8割削減はすばらしいことである。

東京23区と比較してみると、、23区の場合、ごみ処理量は平成元年ピーク時の490万トンからは43.6%削減ではあるが、20年前では29.5%の削減、埋立処分量は62%削減となるのかな、、、

しかし、1人当たりのごみ排出量で名古屋市をみてみると、東京都や23区よりも名古屋市のごみ排出量は多い、、、(下段参照)

 

名古屋市

最終更新日:2019年2月5日

20周年記念事業について

1999年2月18日の「ごみ非常事態宣言」の発表以降、ごみ処理量は約4割、埋立量は約8割削減することができました。
ひとえに市民・事業者の皆さまのご協力のおかげです。

「ごみ非常事態宣言」から20年を迎えるにあたり、これまでの ごみ減量の取り組みへの感謝をお伝えするため、20周年記念事業を行います。

平成31年2月16日(土曜日)には、なごや環境大学の主催でごみ非常事態宣言20周年記念イベントを開催いたします!

ステッカーを付けたごみ収集車が走ります!

収集車に貼られるステッカーの画像

ごみ非常事態宣言から20周年、これまでの皆様のごみ減量の取り組みへの感謝を収集車にも表示して、各区を回ります。

これからも・・・

ごみ非常事態宣言の発表からこれまで、市民・事業者の皆さまの3Rの取り組み

  • Reduce=リデュース(減らす、発生抑制)
  • Reuse=リユース(再使用)
  • Recycle=リサイクル(再生利用)

へのご協力により、大幅なごみ減量を達成し、藤前干潟には今も渡り鳥がやってきています。

ごみ減量の取り組みには皆様のご協力が不可欠です。
これからも3Rにご協力をお願いいたします。

 


 

関連(本ブログ)
平成28年度 東京都 1人1日当たりのごみ排出量は897g、リサイクル率R 22.1%  & 政令指定都市のごみ排出量2018年04月14日

 

政令指定都市と23区分をグラフで比較してみた~

●平成28年度政令指定都市のごみ総排出量

なにしろ23区の人口は929万人、ごみ総排出量は約327万トンである。
各区とも、大量の事業系一般廃棄物の処理もおこなっている、、、

 

●平成28年度政令指定都市の1人1日あたりのごみ排出量とリサイクル率


●平成28年度政令指定都市の1人1日あたりのごみ排出量並び替え

広島市、京都市、横浜市と、、、すばらしいですね!!

 

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