桐生市は、ごみの減量化の推進などで一般廃棄物が減少、ごみ焼却施設の余力があるので、他県の事業系一般廃棄物を受け入れて焼却することで、施設の安定稼働を計るということである。なんというか希有な自治体、財政面からの決断なのか、正直というか、、、焼却施設周辺の住民などの了解も得てのことだろうか?
そもそも、立川市の事業系一般廃棄物は彩の国資源循環工場、オリックス資源循環(株)(埼玉県寄居町)のサーモセレクトガス化溶融炉で受け入れていたもののようだが、、
いまや、産業廃棄物に限らず、一般廃棄物も家庭系のごみすらも焼却処理の委託も多い。焼却灰の資源化、リサイクル、埋立と、、、他県をまたいで行き交う、、23区の焼却灰なども、全国各地のセメント会社、そして溶融処理会社へ、いいんだか悪いんだか、複雑な心境、、、
今回の桐生市の受入は、立川市の事業系の一般廃棄物、、
立川市の排出事業者も、埼玉から桐生への変更で、運搬料金などかなりの割高になるだろうが、、、それは仲介?するオリックスの負担となるのか?
立川市の新清掃工場は2023年の完成か、、、
もっとも、、東京多摩地域の清掃工場、事業系の持込ごみの搬入手数料はかなり高い、、、
埼玉や桐生と、運搬費をかけても地方の手数料で採算とれるのか?
事業系の一般廃棄物、基本的には事業者の責任で処理すべきもの、、、
●廃棄物の処理及び清掃に関する法律(事業者の責務)
●廃棄物の処理及び清掃に関する法律の施行について 事業者の責務 通達
●一般廃棄物を委託して処理する場合における市町村の処理責任について
●一般廃棄物処理計画を踏まえた廃棄物の処理及び清掃に関する法律 の適正な運用の徹底について(通知)
市町村の一般廃棄物処理責任
●一般廃棄物の責任範囲 - 環境Q&A|EICネット 事業系廃棄物の処理責任は排出業者
●群馬県桐生市と、他県の一般廃棄物の受入協定を締結~自治体のごみ処理施設の稼働安定化・平準化に貢献~
オリックス資源循環株式会社(本社:埼玉県大里郡寄居町、社長:花井薫一)は、本日、群馬県桐生市との間で、東京都立川市内の事業系一般廃棄物の処理に関する協定を締結しましたのでお知らせします。本件は、民間事業者を介して自治体が区域外の一般廃棄物を常時受け入れる体制を構築する全国初*1の取り組みです。
本協定では、オリックス資源循環が現在処理している立川市内から排出された事業系一般廃棄物の一部を、桐生市清掃センターに搬入します。桐生市では、ごみの減量化の推進などによる一般廃棄物の減少で、桐生市清掃センターの焼却処理能力に余力がでており、年間約10万6,500トンの処理能力に対し、昨年度の稼働率は6割弱に留まっています。今回の受け入れ協定により、同施設の稼働の安定化と歳入の増加が期待されます。
(略)
関連(本ブログ)
■群馬県の桐生市清掃センターで東京都立川市の事業系一般廃棄物の受入へ、歳入増を図る 2019年09月03日