廃棄物処理施設関連分野
神鋼環境ソリューションとIHI 環境エンジニアリングの業務提携で、、
今後、どのような変化がおきるか?
神鋼環境ソリューションは流動床ガス化溶融炉
IHI 環境エンジニアリングはストーカ炉
国内でも、海外でも、プラントメーカーの再編は進む?
神戸新聞
神鋼環境ソリューション(神戸市中央区)は27日、自治体向けごみ焼却施設の建設事業で、IHI環境エンジニアリング(東京)と業務提携した、と発表した。得意技術を持ち寄り、自治体への提案力を磨く。
営業要員を関東と関西で効率的に配置するなどして早期に統合効果を出す。両社がそれぞれ建設した焼却施設は、国内で計約70カ所が稼働し運営ノウハウも共有する。
ごみ焼却施設は、今後の人口減少で新設が減る見込み。国内メーカーは十数社あり、日立造船やタクマ(尼崎市)など大手5社が7割のシェアを持つ。中位以下の神鋼環境とIHI環境は得意な燃焼方式が異なり、相互補完できると判断した。
2016年3月期の単体売上高は神鋼環境が750億円、IHI環境が197億円。(高見雄樹)
2017.03.27 廃棄物処理施設関連分野における包括的業務提携に関するお知らせ
2017年3月27日
株式会社神鋼環境ソリューション
株式会社 IHI 環境エンジニアリング
廃棄物処理施設関 連分野における包括的 業務提携に関するお知らせ
株式会社神鋼環境ソリューション(以下「SKS」といいます。)、及び株式会社IHI 環境エンジニアリング(以下「IKE」といいます。)は、本日、廃棄物処理施設関連 分野における包括的業務提携契約を締結しましたので、お知らせいたします。
1.包括的業務提携の背景等
両社は、 地方公共団体等向けごみ焼却 施設建設工事 を中心とする廃棄物処理施設関連分野において、各々の特長ある技術を基に事業展開し、日本の環境インフラを支える重要な役割の一翼を担って参りました。一方、事業環境の将来に目を向けると、日本の人口減等に伴う市場規模の変化
など、新たな 経営環境 に対応する必要があります。
そのような中、両社は 包括的業務提携に関する基本協定の下、競争力 や提案力 に一層の磨きをかけるなど両社一体として強固な 事業基盤を構築していくことに合意致しました。
なお、ごみ焼却施設に関しては、SKSは「流動床式ガス化溶融炉」、IKEは「ストーカ式焼却 炉」を各々主力メニューとしており、製品ラインナップ充実やその他の観点からも両社は相互補完関係にあるため、最良の協業パートナーと認識しております。本包括的業務提携を機に、両社の強みや特長を最適融合しつつ、企業価値を向上させ、その社会的使命を引き続き全うしてまいります。
2.包括的業務提携の内容
概要は下記の予定ですが、その具体的内容等につきましては両社にて引き続き協議を行います。
● 販売活動の一体運営体制の構築・運用
● 共同受注案件の共同遂行
● ライセンスの相互許諾
● 共同研究開発の実施、等
(注)今般の包括的業務提携契約の締結に当たり、両社は公正取引委員会と事前に相談を行っ
ております。
国内プラントメーカーは十数社とは?
とりあえずは、日本環境衛生施設工業会の構成会社のほとんどであろうが、、、
(株)IHI環境エンジニアリング
エスエヌ環境テクノロジー(株)
荏原環境プラント(株)
(株)川崎技研
川崎重工業(株)
(株)協和エクシオ
極東開発工業(株)
クボタ環境サービス(株)
三機工業(株)
JFEエンジニアリング(株)
(株)神鋼環境ソリューション
新日鉄住金エンジニアリング(株)
新明和工業(株)
水ing(株)
(株)タクマ
(株)西原環境
日立造船(株)
(株)プランテック
メタウォーター(株)
以上19社
(平成26年4月1日現在)
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かつての焼却炉メーカー入札談合
日立造船、三菱重工業、タクマ、NKK(現在はJFE)、川崎重工業の「五社会」
荏原とクボタ加えて7社で「七社会」