東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

第3回サーマルリサイクル実証確認結果の確認等検討委員会の開催

2009年01月15日 22時34分31秒 | 東京23区のごみ

東京二十三区清掃一部事務組合HPより

■第3回サーマルリサイクル実証確認結果の確認等検討委員会の開催について
 平成21年1月29日(木)に第3回サーマルリサイクル実証確認結果の確認等検討委員会を開催します。本委員会は公開で行います。
1 開催日時及び場所
 日時: 平成21年1月29日(木)午後2時から午後5時まで  
 場所: 東京区政会館14階入札室(千代田区飯田橋三丁目5番1号)
      ※東京区政会館案内図
2 内容
 実証確認報告(記載内容・公表方法等)について
3 傍聴について
詳細はhttp://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/thermal/committee.html

【これまでの委員会開催結果について】
■ 第1回 〔平成20年7月7日(月)開催〕
  議事要旨・配付資料   / 会議録(訂正版)(PDFファイル324KB)
■ 第2回 〔平成20年10月30日(木)開催〕
  議事要旨・配付資料    / 会議録(PDFファイル233KB)
【委員会の開催予定について】
 第3回 平成21年1月29日(木)午後2時から午後5時まで

●実証確認結果は次々と公開されているが~ 清掃工場の現場では何が起きているのか? 事故や故障、トラブルは? 紙にだされた試験データだけではなく、そのような現場の生の状況こそを知りたいのだが~ 「故障週報」だけを見ていても、プラスチック焼却との因果関係は素人ではなかなか読み取れない。灰がらみ、集じん設備がらみ、ボイラ関連が多い。灰溶融施設は相変わらずどこもトラブル続き、特に世田谷のガス化溶融、灰溶融はメチャクチャである。千歳工場もなんてこった! 混合焼却がもたらした影響は、廃プラスチック類+焼却不適物の増大というごみ質の変化ははっきり数値で読み取れる。また安全運転の重要な要となる、ごみ質の変化やさまざまな危機に対応できる技術者の減少が大きく影響しているのだろうか?

■中防灰溶融施設、飛灰は入れずに主灰単独処理
●今日得た情報で、中防灰溶融施設では飛灰をほとんど受け入れずに主灰単独の処理となっているとのこと。飛灰はキレート処理でどんどん埋立処理をしているらしい。コスト的にはその方がうんと安上がりなのだろう~ 安全性はどちらがいいのか? 東京都清掃局の時代に、23区としては処分場の問題や安全面でということで溶融方式を選択したということだろうけど~ 今となってはプラントメーカーにいいように踊らされたとしかいいようがない。 

●23区の計画では、中防灰溶融施設の操業で23区の焼却灰や飛灰は全量溶融処理が可能ということであったが… トラブル続きの溶融施設で当初の計画は頓挫している~

■飛灰は特別管理一般廃棄物として、指定された4つの方法のいずれかで処理をする必要がある。(溶融飛灰も同様)
※特別管理一般廃棄物及び特別管理産業廃棄物の処分又は再生の方法として厚生
大臣が定める方法(平成4年7 月3 日、厚生省告示第194 号)
☆セメント固化法
☆溶融固化法(灰溶融やガス化溶融)
☆薬剤添加混練法(キレート剤添加処理):ばいじんを薬剤処理設備を用いて十分
な量の薬剤と均質に練り混ぜ、重金属が溶出しないよう化学的に安定した状態に
する方法。
☆酸抽出法(溶剤)

■中防灰溶融施設の故障情報
1号炉と3号炉は
☆瑕疵判定中で9月末まで操業停止(清掃港湾委員会で説明)
4号炉は
☆前処理設備の灰供給コンペアが「過負荷」で停 止した。従動側軸受の破損によ
り溶融炉をホー ルドした。(6/22~6/24まで休炉)
☆出滓ロにおいて、溶融スラグの付着・堆積を除去 するはつり作業時に、出滓樋
部から漏水を発見し た。その後、経過を監視していたが運転継続が困 難と判断
し、休炉した。(7/17~10/1まで休炉)
2号炉は
☆溶融炉の主電極プラズマ電圧の変動が生じたた め点検したところ、炉底電極に
赤熱部を発見した ため休炉した。なお、このまま定期補修エ事に入る 。
(9/14~  )※ところが定期補修工事は契約不調で補修出来ずにそのまま?

●そんな状況でまともに動いていないのだからとても全量溶融など無理!

●一組の溶融処理技術検討委員会を傍聴しているがいろんなことが検討されている。主灰単独処理に係る基礎調査や溶融飛灰の山元還元の検討とか~ そもそも中防灰溶融施設は、清掃工場併設ではなくて単独施設であることがいろんな問題を引き起こしているのか~ 主灰は各清掃工場から飛散防止なのか乾燥したものを濡らした状態で運んでくる。それを中防灰溶融施設でまた乾燥させる。本来なら飛灰はタンクローリーのようなもので別途運ばれてくる。工程では、飛灰は灰溶融炉の手前で入れて主灰と同時に溶融することになっている。うまく混ざらないのか?  それとも溶融スラグに移行する水銀やダイオキシン類のリスクを除くために飛灰の溶融を止めたのか?

●もう10年近く前になるのだろうか~ 中防灰溶融施設の環境アセス当時、古角氏の学習会でつかった資料等を引っ張り出して読み直してみた。



●プラスチック類や皮革・ゴム類がこれまでの不燃ごみから可燃ごみに変更になったことで、ごみの分類がかなり無分別になりなんでもかんでも可燃ごみに入れる人が増えている。各清掃工場のニュースで、焼却不適ごみの写真が目にとまる!!

●渋谷区・墨田区は容器包装プラスチックのリサイクルはしていない。

渋谷清掃工場だよりより
 

墨田清掃工場だよりより


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