東京23区のごみ問題を考える

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~ごみ問題のスクラップブックとして~

マイボトルでペットボトル入り飲料の消費節約、給水所の確保が浸透のカギ、、、

2019年04月18日 19時50分46秒 | 容リ法 プラ新法

東京新聞「マイボトルでプラごみ削減 ペット飲料消費節約」から


東京新聞夕刊に、、「マイボトルでプラごみ削減 ペット飲料消費節約」の記事が出ていた~

マイボトルを持ち歩く人も多いが、やはりペットボトル入り飲料水などを購入する人は多い。これから暑くなると、熱中症予防で水分補給は必須となるので、あちこちで給水場所があれば助かる。昔?は、公共施設やいろんな場所に「ウオータークラー」があった記憶があるが、、いつの間にかなくなった、、

東京新聞によると、英国ではカフェやレストランなどで買い物をしなくてもマイボトルに無料で給水することができる「リフィル」という取り組みが15年に始まった。3月に来日した英環境団体「シティー・トゥー・シー」のガス・ホイトさんによると、リフィルができる店舗は英国内の約1万6千カ所に広がり、一年間でペットボトル約600万本の削減が見込めるなっている。

ニッポンは、行政自ら堂々とペットボトル入りの水を販売している。東京都も、ペットボトル入り「東京水」を販売している。飲料メーカーは、ペットボトルの素材は薄くしても、回収は自治体任せでどんどん販売、相変わらずの大量生産、大量リサイクルの構図から抜け出せない、、、そして散乱ごみのワーストワンもペットボトル、、、

昨日驚いたのは「第58回JPC、経済産業大臣賞はグーグルと白瀧酒造」というニュース、
瀧酒造(株)の「上善如水 純米吟醸 ペットボトル 300ml」が選ばれたというのだ、、お酒までがミニミニペットボトルで、、、
(JPCは、市場で販売されているコマーシャルパッケージの優秀性を競う商品包装展)

また、TPCマーケティングリサーチ株式会社の「プラスチック製食品容器・包装材市場について調査結果を発表」では、
◆2017年度のプラスチック製食品容器・包装材の市場は、前年度比2.6%増の6,918億円の市場に成長している。国内では、個食化の進展に伴い中食向け製品の需要が拡大し、海外でもアジアを中心に食品容器・包材のニーズが拡大している。
◆今後も成長基調が続き、2018年には7,100億円越え、2020年には8,000億円越えの市場に成長する見通しである。

とにもかくにも経済優先、そういえば、先日は、「東京五輪表彰台にプラスチック再利用 森会長明かす」というニュースも、再利用すればよいとますますプラスチックが増えていく、、、リサイクルすればいいのか、

マイボトルでプラごみ削減 ペット飲料消費節約
東京新聞 2019年4月18日
 マイボトルを持ち歩いてプラごみ削減へ-。深刻化する海のプラスチック汚染軽減に向けて、マイボトルを活用してペットボトルの消費量を削減する取り組みが始まっている。課題はマイボトルに水をくむ場所が街中に少ないこと。駅や観光地などで給水場所を確保することが取り組みを広げる鍵となりそうだ。

 
欧州議会は使い捨てプラスチック製品の域内流通を禁じる新たな規制案を賛成多数で可決し、加盟国の承認を経て、2021年までに導入されるようだ。それに引き替えニッポンは、プラスチック資源循環戦略の在り方についての答申で、やっと「レジ袋の有料化義務化(無料配布禁止等)」程度なので、、、それすらどれほどの効果がある施策になるかはみえてこない。なにしろ、「禁止」も「廃絶」にもほど遠い、2030年までに25%排出抑制、
リユース、リサイクル、バイオマスプラスチックなので、、




関連(本ブログ) グリンピースのメルマガから
【レジ袋、ストローの次はペットボトル】グリーンピース、まずは国際都市・東京でマイボトル給水機を増やしてもらうために、小池百合子都知事宛に署名を始めました~ 2019年01月17日

 

 

グリーンピースメールマガジンから転載

 

1年に227億本ものペットボトルが、日本で使われています。*1 実は、東京の荒川で一番多く見つかるゴミはペットボトル。*2 世界の海岸清掃でも、3番目に多く見つかっています。*3回収率90%を誇るペットボトルですら、大量に使い続ける限りこうして自然に溢れ出すのを止めるのは困難です。

 

“荒川に散乱したペットボトル”

 

写真提供:東京農工大学高田秀重教授 2016年5月28日撮影

 

レジ袋やストローに続いて、プラスチックフリー先進国が削減を始めているのがペットボトルです。イギリスでは、メイ首相がロンドン市内の給水機を増設することを宣言して、早速20機の設置が始まりました。パリでは、炭酸水が出る給水機もあります。誰でも簡単にマイボトルに飲み水を補充できる街にすることで、ペットボトルの消費を減らそうというアイデアです。

 

このアイデア、とってもいいと思いませんか?マイボトル給水機があれば、どこでも簡単に水を補充できて、ペットボトルを買わなくて済むし、お金をセーブすることもできます。真冬の乾燥対策にも、去年のような酷暑の熱中症対策にも、いいですよね。公園にあるような口をつける水飲み場に少し抵抗を感じるという人も、ボトルに直接注げるタイプなら安心できるんじゃないでしょうか?

 

日本にも、マイボトル給水機がもっと欲しいですよね。私は、欲しいです!まずは国際都市・東京でマイボトル給水機を増やしてもらうために、小池百合子都知事宛に署名を始めました。

 

小池都知事は、環境大臣時代に「クール・ビズ」を定着させた実績もあり、環境への思いが強い方です。都庁では試験的にカフェでプラスチックストローをやめるなど、プラスチック汚染の対策にも熱心です。東京なら、ロンドンやパリに並ぶプラスチックフリー先進都市を目指せるはずです。私たちの声で後押ししましょう!

 

“署名する”

 

プラスチックフリーの日本を目指すために、まずは東京をモデルケースにしましょう。ぜひ署名してください!

 

プラスチックフリーチーム 林恵美

 

P.S. マイボトル給水機でペットボトルをゼロにすることはできませんが、出先で水を飲むために買っているペットボトルを減らすには、マイボトル給水機は有効です。ぜひ署名して、東京をプラスチックフリー先進都市にしましょう! 

 

*1 PETボトルリサイクル推進協議会 2018
*2 NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム 荒川クリーンエイド・フォーラム2017年報告集
*3 Ocean Conservancy International Coast Cleanup Report 2018

 

 

 


 

 

 

 

マイボトル給水機でペットボトルを減らそう

 

227億本ものペットボトルが、毎年日本で生産されています。*1 実は、東京・荒川で一番多く見つかるゴミはペットボトル。*2 世界の海岸で見つかるごみでは第3位。*3 ペットボトルは確かに便利です。でも買ってはすぐ捨てる大量消費を続ける限り、こうして自然に溢れ出すのを止めることは困難です。少なくとも使いすぎている分を減らす必要があると思いませんか?

 

 

そしてこの問題には、解決策があります。 想像してみてください。もし、マイボトルに直接水を補給できるマイボトル給水機が駅前や街中にあれば、通勤・通学の時も、ランニングやヨガに行く時も、簡単に水が手に入ります。ペットボトルを減らして、お金を節約することもできます。

 

世界にあるならTOKYOにも!

 

先進的なプラスチックフリー施策が進むロンドンやパリでは、マイボトル給水機が激増中。例えば東京に30台のマイボトル給水機が設置されれば、半年間で約100万本のペットボトルに相当する水が、マイボトルで利用されると推定されます。給水機を手軽に使える街にすることで、マイボトルユーザーがさらに増え、ペットボトルを減らしていけると期待できます。東京も世界に誇れる国際都市としてマイボトル給水機増設のイニシアティブをとってほしいと思いませんか?

 

日本全国でペットボトルフリーを目指すために、まずは東京をモデルケースとして、マイボトル給水機の増設をリードしてもらいましょう!

 

協力:水Do!ネットワーク
水Do!ネットワークは、2010年から給水スポットを増やす活動を全国で展開しています。グリーンピース・ジャパンもネットワークに参加しています。

 

*1 PETボトルリサイクル推進協議会 2018
*2 NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム 荒川クリーンエイド・フォーラム2017年報告集
*3 Ocean Conservancy International Coast Cleanup Report 2018
*4 東京都水道局が東京国際フォーラムに設置するボトルディスペンサー式水飲栓の半年間の使用量を元に算出(平成30年3月29日~9月30日で、約15,500L=500mLペットボトル31,000本分程の利用量)東京都水道局 2018年

 

 






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