
グリーンピースメールマガジンから転載
私たちのお米を作るために使われるネオニコチノイド系農薬を止めるチャンスです。
農水省は今月中にも、お米にネオニコ系農薬が使われる原因となっていた制度を見直す検討会をはじめます。それに先立って今週、農水省に私たちの署名を届けます。
○○さんの声も一緒に届けるには、締め切りまであと48時間しかありません。ぜひ今日、署名していただけませんか?
○○さま
お米づくりを安全にするために、農家さんたちが12年以上声を上げ続けてきました。その努力が実り、田んぼでネオニコ系農薬を使わなければいけない理由になっていた制度の見直しまで、あと一歩のところまで来ています。
ネオニコ系農薬は、世界中で問題になっているミツバチ大量死の主な要因のひとつですが、実は、日本で一番ミツバチが犠牲になっているのは、ネオニコ系農薬が散布されている田んぼです。
お米づくりでは、カメムシを退治するためにネオニコ系農薬が使われてきました。カメムシがお米の汁を吸うと、お米の色が黒くなるからです。この黒いお米は味も変わらないし無害なのですが、1,000粒に2粒混じっただけでお米の等級が落ちてしまいます。だから農家さんはネオニコ系農薬を使わざるを得ませんでした。
でも今では技術が進歩して、精米時にこの黒いお米を取り除くことができます。「それなら制度も見直さないと!」と農家ではない人も思いますよね。
いま農家さんたちが、私たち消費者にも一緒に声を上げるように呼びかけています。一緒に、ミツバチや農家さんに、そして土や水にも安全なお米づくりを実現しませんか?
今週金曜日の23日の午後、署名を提出します。すでに10,600人を超える方からの署名が集まっています。21日水曜日に締め切らなければならないので、そこで渡辺さんの声も一緒に届けるには、あと48時間しかありません。たくさんの消費者が農家さんを応援していることを伝えましょう!
関根彩子(グリーンピース・ジャパン)
P.S. 米どころの秋田県や岩手県も、制度を見直すように国に意見書を提出しています。
農家、自治体、消費者が力を合わせれば、この制度を変えて、お米づくりをより安全にすることができます。○○さんも、ぜひ署名してください
より安全なお米まであと一歩!
ミツバチの大量死の原因であり、土や水に長期にわたって残るネオニコチノイド系農薬が、必要以上に私たちのお米に使われてきました。いま、全国の農家や消費者が12年も声を上げ続けてきたおかげで、この問題に変化がおきつつあります。
これまでの進歩
- 農薬の使用を助長していた制度の見直しについて農林水産大臣が「2019年8月までに検討する」と発言
- 秋田県、岩手県などの米どころの自治体で、制度を見直すよう国への意見書を決議
自然を大事にする米づくりを、米どころの自治体や農業団体が自らリードしてくれています。私たちも一緒に声を上げて、ネオニコ系農薬をムダに使わせる政策の見直しを、確実なものにしませんか? 制度の見直しが行われる2019年8月までに、消費者の声が十分大きくなっていることが重要です。時間がありません。農林水産庁の食糧課政策統括官は、お米の政策について決定できる影響力があります。いま、私たちの声を届けましょう。
ネオニコ系農薬をムダに使わせる等級制度とは…
カメムシが穂の汁を吸うことでできる黒い点のあるお米は、1,000粒に2粒混じってしまうだけで等級が落ち、買取価格が下がってしまいます。農家はカメムシを殺すために、農薬を使わざるをえません。実際には、そういうお米は収穫後に色彩選別機で取り除けるので、農薬は必要ないのです。
関連(本ブログ)
■学習会 『ネオニコチノイド系農薬の現状と課題 ~エコ・チャレンジ基準見直しに向けて~』 に参加した~2018年02月27日

環境ホルモン国民会議「新農薬ネオニコチノイドが脅かすミツバチ・生態系・人間」から抜粋
■【緊急】ネオニコ系農薬もう増やさないで!署名と拡散のお願い2015年03月02日

☆Greenpeaceホームページから転載
残留基準の規制緩和反対を求める署名」