JERAは21日、武豊火力発電所で発生した爆発事故で、バイオマス燃料の貯蔵庫の上に設けた搬入路から発火した可能性が高いことを明らかにした。 ...(参考「JERA、燃料の搬入路で出火か 発電所の爆発事故で」)
JERAは21日、武豊火力発電所で1月に起きた火災の原因を調べた結果、木質バイオマス燃料を一時保管場所に運ぶ装置に変色の痕跡が見つかったことを明らかにした。装置内にある設備同士で摩擦が生じ、着火した可能性があるという。(参考「バイオマス装置内の摩擦で着火か 愛知・武豊火力発電所の火災」)
経済産業省で開催された「第20回 産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 電力安全小委員会 電気設備自然災害等対策ワーキンググループ」の中で、1月31日に発生した武豊火力発電所における火災事故の調査状況を報告したようだ~
JERA資料では、
調査結果(着火場所)着火場所はAバンカ投炭装置~バンカ内部
調査結果(着火源)着火源はBC9(B)投炭装置カバープレート部の発熱・着火の可能性
(着火源は、燃料中の異物による部材への衝突着火の可能性も考えられる(調査中)等々、、、
関連(本ブログ)
■武豊火力発電所(バイオマス混焼石炭火力) 爆発・火災、「木質ペレット」を貯蔵する設備付近が火元か 2024年02月01日
株式会社 JERA(ジェラ)
東京電力グループと中部電力が折半出資する発電会社
出資比率 東京電力フュエル&パワー株式会社 50%、中部電力株式会社 50%
武豊火力発電所(国内最大級発電量)
運転開始 5号機 2022年8月、出力 107万kW、
発電方式 超々臨界圧(USC)発電
燃料 石炭および木質バイオマス
1月31日に発生した武豊火力発電所における火災事故の調査状況について2024/03/21
株式会社JERAは、本日、経済産業省で開催された「第20回 産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 電力安全小委員会 電気設備自然災害等対策ワーキンググループ」の中で、1月31日に発生した武豊火力発電所における火災事故の調査状況を報告しましたので、お知らせいたします。
(主な報告内容)
・事故の概要(事故発生の時系列、火災による主要設備の損傷範囲)
・武豊火力発電所における火災事故調査委員会による現在までの調査結果、推定原因
・今後の調査内容、スケジュール など
当社は、引き続き、武豊火力発電所における火災事故調査委員会において、火災事故の徹底的な調査・分析に基づく原因追究と再発防止を検討してまいります。
添付資料:武豊火力発電所における火災事故について(第 20 回電気設備自然災害等対策ワーキンググループ 資料)[PDF: 4.73 MB]