東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

日立造船子会社が英国で新たなごみ焼却発電プラント案件を受注 ~ Hitachi Zosen Inova 同国内19 件目受注 

2024年01月11日 19時43分01秒 | 中間処理施設等
日立造船のスイス子会社である日立造船イノバ(HZI)は、英国のウェスト・ミッドランズで、ゴミ焼却発電プラントの設計・調達・建設(EPC)を受注した。(参考「処理能力は年43万トン、日立造船子会社が英でゴミ焼却発電施設受注」)

日立造船のニュースリリースでは、「英国では、ごみの埋立て処理からの移行が進められており、HZI の英国内でのごみ焼却発電プラントの受注実績はこれで 19 件目です(※HZI のみで他のグループ会社含まず)」とある。英国で、日立造船だけでも19件も受注というのだから驚く、、

英国はEUから離脱したものの、「EU離脱後の法制度:-EU指令に従い整備された廃棄物管理の現行法は現在も適用」のようだ~(参考「EUの廃棄物処理」)

EUの廃棄物枠組み指令
廃棄物の回避とリサイクルの強化、生ごみ活用の強化、EU埋立指令、、
気になるEU加盟国、埋立回避から廃棄物焼却への移行はどこまでいくか、、、


英国の一般廃棄物(都市廃棄物)に占める廃棄物焼却の割合、2010年は12%であったが、2020年は2018年は41%となっている~(英国、EU離脱でユーロスタットの最新データが2018年まで)OECDのデータで、2021年は焼却は44%、、、

EU加盟国全体でみると、
まだまだ埋立回避やリサイクルのできていない国も多いので、、
廃棄物焼却の割合は、2010年(EU28)は12%であったが、2021年(EU27)は26%である。(別ページで「EU加盟国の一般廃棄物の処理状況(1995年~2021年) <埋立回避で、2021年 EU加盟国の廃棄物焼却比率は26%(エネルギー回収を伴わない焼却0.5%含む)>」)
 
 
日立造船
 
英国で新たなごみ焼却発電プラント案件を受注
~ Hitachi Zosen Inova 同国内 19 件目 より強化された燃焼技術を適用 ~
日立造船株式会社の 100%子会社で、ごみ焼却発電プラントの設計、建設、保守、運営などを手がける Hitachi Zosen Inova AG(スイス、以下、HZI)は、このほど、英国ウェスト・ミッドランズ Walsall で計画されているごみ焼却発電プラントの EPC(Engineering=設計/Procurement=調達/Construction=建設)を同国の廃棄物処理・エネルギー会社 Encyclis より受注しました。
本プラントは、欧州を中心に多くの実績を持つ HZI の技術を生かし、ごみ焼却発電施設としてはより強化された燃焼技術を適用する予定で、従来は英国内の埋立地や英国外に運ばれていた廃棄物を処理します。
また、発電だけでなく、処理後の廃棄物から再利用可能な金属類や灰を資源として回収することができる点が特⾧で、地域の循環型社会(サーキュラーエコノミー)に貢献してまいります。
英国では、ごみの埋立て処理からの移行が進められており、HZI の英国内でのごみ焼却発電プラントの受注実績はこれで 19 件目です(※HZI のみで他のグループ会社含まず)。
当社グループは、今後もごみの衛生的処理やクリーンエネルギーの提供を通じ、グローバルな環境保全に貢献してまいります。
なお、本件の概要は次のとおりです。
1.発 注 者:Encyclis(英、旧 Covanta Europe)
2.建 設 地:英国ウェスト・ミッドランズ Walsall
3.施設規模:ストーカ式焼却炉(1炉) 処理能力:約 436,000 トン/年、発電出力:49MW
4.完成予定:2027 年夏頃
(終) 
 
 
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