追記(2024年7月4日)
●西日本からのPCB廃棄物 室蘭受け入れに道が同意
21日に開かれた室蘭市議の議員協議会で、青山市長は、西日本で出た有害なPCB廃棄物を市内の処理施設で受け入れると表明したようだ~(参考「青山市長 西日本で出た有害な PCB廃棄物の受け入れを表明 期限を再延長しないことなど条件に 室蘭市」)
在日米軍のPCB廃棄物の搬入はない。
国定環境大臣政務官から「処理期限は延長しないことを確約する」と、、
当然のことだろう!!
気になったのは、議員協議会資料「西日本PCB受入れ要請への対応について」で、「受け入れ理由 ⑦ 国は前受入条件を堅実に履行しており、唯一実現を断念した「現施設の有効活用」の代替事業に国の責任において取り組むとしていること。」の部分、驚いた、、、
室蘭市、PCB処理施設のプラズマ溶融炉などを有効活用したかったのだ、、それを断念したと、、室蘭市のごみ焼却施設は、西いぶり広域連合の「メルトタワー21(キルン式ガス化溶融炉)」でいろいろ問題を抱えていたが、、建設中の新施設は、日鉄エンジJVでストーカ炉、まもなくしゅん工予定、試運転中なのかな、、
室蘭市の廃棄物政策、よくわからない、、、
プラスチック製容器包装も、2022年4月から分別収集終了で可燃ごみになったし、、、
プラ新法以降、全国各地の自治体でプラ容器や製品プラの回収が増えてきているなか、、、
室蘭市 R6.6.21
西日本の高濃度PCB廃棄物の受入要請について
市では、令和5年12月21日に環境省から要請のあった西日本の高濃度PCBの受入について、市議会での議論、市民の皆様のご意見などを踏まえ、新たな受入条件の承諾を前提に受入処理することを決定しました。
室蘭市議会議員協議会(令和6年6月21日開催)
室蘭市議会全議員により構成される議員協議会で、市長が対応方針を表明しました。
これまでの記録
環境省からの要請(令和5年12月)
中間貯蔵・環境安全事業株式会社によるポリ塩化ビフェニル廃棄物の今後の処理方針について(令和5年12月21日付環循施発第2312212号)(PDF:97KB)
要請の概要
- 令和5年度末で事業が終了する西日本の北九州・大阪・豊田事業エリアで、受入終了後に高濃度PCB廃棄物が新たに発見された場合、JESCO北海道事業所が操業している令和7年度末までの間、受入可能な範囲でJESCO北海道事業所で処理を行いたい。
- 今後、新たに発見される高濃度PCB廃棄物の量はわずかと見込んでいる。
- 想定外の量が発生しても処理期限の延長はない。
- また、在日米軍のPCB廃棄物の搬入はない。
経緯など 詳細は~
議員協議会資料
令和6年6月21日
西日本PCB受入れ要請への対応について
1 対応方針
令和5年12月21日、国より要請のあった西日本のPCB処理終了後に発見され
た高濃度 PCB の受入については、別紙受入条件を国が承諾することを前提に、
室蘭での期限内受入れを承諾する。
2 理 由
① 15年に渡る安全操業の実績、安全ガイドラインの遵守や徹底したリスクコミュニケーシ
ョンなど、透明性・安全性に万全を期する運用がなされている現状から、継続して安全な
受入処理を実施できる可能性が高いこと。
② 市民との意見交換会では、環境貢献や雇用・産業振興の立場からの受け入れ賛成意
見や度重なる要請に関する国への不信、室蘭のさらなる環境リスク増大等を理由とした
反対意見もあったが、室蘭での処理終了後に発見された場合の国の処理方針に対する
疑問、PCB 製造量と登録処理量との乖離への懸念など、受け入れ可否そのものではない
意見も多く、意見交換会等への参加人数も少数であったことも踏まえると、総じて市民は
冷静に受け止めていると感じたこと。
③ 北海道事業所の低い稼働状況から、発見される西日本の PCB 廃棄物の受け入れは、
北海道事業所エリアの PCB 処理に影響を与えることなく余力を持って処理が可能である
こと。仮に想定外の量が発見されたとしても影響を与えない範囲での搬入を想定してい
ること。
④ 処理期限は令和8年3月31日と従前のとおり変更はないことを国は明言していること。
⑤ PCB 廃棄物は発見され次第無害化処理を進めることが、環境保全と健康を守る最善の
手段であることを鑑みると、プラズマ処理施設が稼働する室蘭市が、輸送及び域内での
安全確保を条件として受入処理をすることは妥当性を持つこと。
⑥ 処理の受入は環境産業都市、環境貢献に資する都市を指向する本市のスタンスと合
致すること。
⑦ 国は前受入条件を堅実に履行しており、唯一実現を断念した「現施設の有効活用」の
代替事業に国の責任において取り組むとしていること。
JESCO、全国5カ所のPCB廃棄物処理施設、、
北九州、大阪、豊田事業所の処理終了で、残すところ,東京と北海道のみとなった~
関連(本ブログ)
■【高濃度PCB廃棄物】西日本エリアの 北九州、大阪、豊田の PCB処理事業 2024年年3月31日終了へ 北海道、東京は2025年度まで継続2024年03月31日
「第32回PCB廃棄物適正処理推進に関する検討委員会議事次第・資料」から
コロナ以降、
最近は、東京PCB廃棄物処理事業環境安全委員会の傍聴もしていない、、、
昨日の江東区議会清掃港湾・臨海部対策特別委員会でPCB処理施設の報告もあったようだ~
東京事業所における高濃度PCB廃棄物
令和6年度 処理台数見込み 263台
令和7年度 どうなることか?