
日鉄エンジニアリング「【竣工】名古屋市北名古屋工場(仮称)建設工事」から
名古屋市の「名古屋市北名古屋工場(仮称)」が竣工し、
2020年7月1日から本格稼働となったようだ~
北名古屋工場はPFI事業(BTO方式)
日鉄エンジニアリングのプレスリリースによると、BTO方式における廃棄物処理施設建設工事の受注実績は5件、このうち稼働中の施設は、名古屋市鳴海工場・堺市クリーンセンター臨海工場に次いで3件目となっている。あとの2件は建設中の東総地区広域ごみ処理施設と浜松市新清掃工場かな?
建設段階で、名古屋市の北名古屋工場というのが腑に落ちなかったのだが、、
北名古屋というのはれっきとした市の名称、名古屋市の工場をなぜよその市に建設するのかと、、
名古屋市と北名古屋衛生組合(北名古屋市・豊山町)の広域処理なのだ、、、
関連(本ブログ)
■名古屋ごみ焼却施設「北名古屋工場」は新日鉄住金など537億円、「富田工場」はJFE167億円で落札2015年12月12日
2020年7月9日
【竣工】名古屋市北名古屋工場(仮称)建設工事
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭 行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)を代表企業とする株式会社北名古屋クリーンシステム(所在地:愛知県北名古屋市)は、名古屋市(市長:河村 たかし)から受託した「名古屋市北名古屋工場(仮称)整備運営事業(以下「本事業」)」における「名古屋市北名古屋工場(仮称)(以下「本施設」)」を竣工し、2020年7月1日より、本事業の運営業務を開始いたしました。
本施設は、下記の特長を有し、災害に強く地球にやさしい資源循環型の廃棄物処理施設となります。
- ① 当社シャフト炉式ガス化溶融炉の国内最大規模の処理能力。(660t/日)
- ② 溶融処理における主灰のスラグ・メタルの資源化、その全量有効利用。
- ③ 溶融処理における飛灰の資源化による最終処分量の低減、ゼロ・エミッションの実現。
- ④ コジェネレーションシステムの採用による、積極的なエネルギーの回収。
- ⑤ 大規模災害への対応強化。
本施設の竣工により、当社シャフト炉式ガス化溶融炉の国内稼働実績は42施設目となり、ガス化溶融方式では国内最多、愛知県内では6施設目となります。
本事業は、民間企業の創意工夫やノウハウの活用・民間による資金調達を行うPFI事業(BTO方式)であり、BTO方式※1における廃棄物処理施設建設工事の当社受注実績は5件、このうち稼働中の施設は、名古屋市鳴海工場・堺市クリーンセンター臨海工場に次いで3件目となります。
当社は、今後も地域と調和した資源循環型システムの構築推進に貢献してまいります。
※1: BTO方式は、建設(Build)、所有権を移転(Transfer)、運営(Operate)の略。事業者は設計・建設および運営にかかる資金をプロジェクトファイナンスで調達し、施設竣工時にその所有権を自治体などに移転する方式。1) 事業名称 | 名古屋市北名古屋工場(仮称)整備運営事業 |
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2) 発 注 者 | 名古屋市長 河村 たかし |
3) 受 注 者 | 株式会社北名古屋クリーンシステム |
4) 事業用地 | 愛知県北名古屋市二子四反地15番地1 |
5) 事業期間 | 平成28年3月8日~令和22年6月30日 (設計・建設期間) 平成28年3月8日~令和2年6月30日 (運営維持管理期間) 令和2年7月1日~令和22年6月30日 |
6) 施設概要 | シャフト炉式ガス化溶融炉 660t/日(330t/日×2炉) 前処理設備 50t/5時間 |