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広島市環境局中工場(灰溶融炉)火災:管理値守らず、溶解物流出--調査報告 /広島

2011年11月05日 15時36分10秒 | 溶融炉、スラグ

※写真は広島市「中工場2系灰溶融炉火災事故調査報告書」より


やっと調査報告書でましたね。
火災となっているが、いわゆる“水蒸気爆発”なのである。
ほんとうにひとたび事故が起きるとたいへんなことになるのに。
三菱重工、高知市清掃工場灰溶融炉の事重大事故を何ら教訓としていなかったのか!!
広島市中工場も三菱重工業の灰溶融炉 
23区の中防灰溶融施設も三菱重工である。


■広島市環境局中工場火災:管理値守らず、溶解物流出--調査報告 /広島
毎日新聞 - 2011/11/05
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20111105ddlk34040557000c.html
◇市、委託会社に賠償請求へ
 中区南吉島1のごみ処理施設「広島市環境局中工場」で今年4月、焼却灰を高温で溶かす「灰溶融炉」室内で溶融物が流出して発生した火災について、広島市 は4日、事故の調査報告書をまとめた。市が運転管理を委託した会社が、メーカーの定める適切な管理値を順守しなかったため、「異常事態の発見や適切な対応 が遅れ、溶融物の流出に至ったと考えられる」としている。同市は、この会社に損害賠償を求める方向で検討している。


■広島市中工場2系灰溶融炉火災事故調査報告書について
広島市 環境局施設部 平成23年11月 4日
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1319775725165/index.html
 広島市中工場(ごみの焼却工場)の2系灰溶融炉で、平成23年4月17日(日)に発生した火災事故の調査報告書をとりまとめましたのでお知らせします。
添付資料
 ・中工場2系灰溶融炉火災事故調査報告書(概要)(314KB)(PDF文書)
 ・中工場2系灰溶融炉火災事故調査報告書(907KB)(PDF文書)
(参考)中工場灰溶融炉火災事故
    (1) 発生日時   平成23年4月17日(日)12時21分頃
    (2) 事故概要   2系灰溶融炉の底部に穴が開き、約1,300℃の溶融物が炉外に流出し、周辺の床面等を焼損しました。
なお、この事故による人的被害、周辺環境への影響は、ありませんでした。


それとはべつの
松江市の新日鉄ガス化溶融炉 破損(穴が開く)事故の続報はまだなし、、


23区の「清掃工場等故障週報」などでも、気になる文言が時々でてくる。
例えば今年度分「灰溶融炉炉底電極部に赤熱が見られたので確認するため休炉した。」と故障内容があって、4ヶ月以上も炉を停止(この夏の電力不足への対応から全ての灰溶融炉を7月~9月まで休止とも重なる)していたりする。その間、対策工事や耐火レンガの張替えもしたようだが、素人ながらにそれらを放置すれば大事故につながると想像できる。23区の場合も、灰溶融炉の運転は全てメーカー委託である。しっかりとした管理をしてもらわねば。



関連(本ブログ)
■火災前日に灰溶融炉で警報 広島市のごみ焼却施設(2011年10月05日)
■ごみ焼却「炉」調査始まる/広島市 灰溶融炉(2011年06月01日)
■広島市のごみ焼却場の炉が損傷、溶融物が漏れる/爆発音も?!(2011年04月17日)




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