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新日鉄住金エンジニアリング、台湾 桃園市で廃棄物発電施設受注 (ストーカ炉式焼却発電施設:330㌧/日×2炉)

2018年12月12日 08時48分05秒 | 中間処理施設等

【完成予想図】
新日鉄住金エンジニアリング「【受注】台湾/桃園市における廃棄物発電施設」から


新日鉄住金が台湾の桃園市で、同国総合エンジニアリング最大手のCTCI社より、廃棄物発電施設(ストーカ炉式焼却発電施設:330㌧/日×2炉)を受注したとのこと。

新日鉄住金の廃棄物焼却炉は、国内ではシャフト炉式のガス化溶融炉が主流、、
2014年のダイヤモンド・オンライ「欧州で存在感を放つ日本企業ごみ処理プラントの新勢力図」によると、新日鉄住金は、ドイツのフィジア・バブコック・エンヴァイラメント(FBE)の全株式を、親会社のイタリアの大手ゼネコンから約190億円で取得するととなっていたので、それでストーカ炉も可能になったのかな???、

昨年は、スウェーデンでも廃棄物発電施設新設でストーカ炉で受注していた。また、全国都市清掃会議に 申請していた「シュタインミュラー式ストーカ焼却技術」の技術検証・確認が2015年3月31日付で完了したということだったので新日鉄住金は、今後は、国内でもストーカ式ごみ焼却炉のマーケットに進出するという報道もあった~


関連(本ブログ)
新日鉄住金エンジ、スウェーデンで廃棄物発電施設を受注(ストーカ炉)2017年03月23日
新日鉄住金エンジニアリングもストーカ式ごみ焼却炉、技術検証・確認完了2015年04月14日


 新日鉄住金エンジ、台湾の廃棄物発電施設を受注
ビードット 2018年12月12日
... 台湾の桃園市で廃棄物発電施設を受注したと発表した。同国最大手の総合エンジニアリング企業、CTCIから日当たり処理能力330トンのストーカ炉式焼却…


 新日鉄住金エンジニアリング

2018年12月10日
新日鉄住金エンジニアリング株式会社

【受注】台湾/桃園市における廃棄物発電施設

新日鉄住金エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:藤原 真一、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、このたび台湾の桃園市※1において、同国総合エンジニアリング最大手のCTCI※2社より、廃棄物発電施設(ストーカ炉式焼却発電施設:330㌧/日×2炉)を受注いたしました。

本件は、桃園市の一般廃棄物(事業系・家庭系)処理のBOT※3事業をEVER ECOVE社※4が受注したもので、廃棄物処理設備一式をCTCI社がEVER ECOVE社に納入するものです。当社はCTCI社に対して、プラントシステム全体の基本設計および基幹設備である焼却炉本体とボイラーを供給します。全世界で約600基に及ぶ当社グループの廃棄物発電施設※5の実績に基づく高い技術提案力と世界最高レベルの高効率廃棄物発電技術が評価されて受注にいたりました。

なお、本件は 2017年に台湾で導入された再生可能エネルギー発電設備規制における電力固定価格買取制度(Feed In Tariff)第一号適用案件です。本件設備の発電効率(25%以上)は同制度の適用条件を満たしており、台湾における廃棄物発電で最高値となります。

当社は、本件を足掛かりとして廃棄物発電施設の需要拡大が見込まれる東南アジア市場および、更新需要を中心とした日本市場での営業展開に注力する所存です。

※1:台湾北西部に位置する、人口210万人の工業都市。台湾に6市ある直轄市の一つ。

※2:石油プラントEPCを主力とする総合エンジニアリング会社であり、台湾にて廃棄物発電施設の豊富な建設実績を保有。

※3:民間セクターが施設を建設・維持管理・運営し、契約期間終了後に公共セクターに所有権を移転する事業方式。

※4: 台湾最大手のコンテナ運送・海運会社であるEVERGREEN社と、同国の大手廃棄物発電施設操業会社であるECOVE社による合弁会社で、本件事業を遂行するために設立された特定目的会社。

※5:当社・SBENG社(当社の100%子会社であるドイツ廃棄物発電プラント会社)が有する廃棄物発電設備実績の合計。

【案件概要】
最終顧客 台湾/桃園市
BOT事業者 EVER ECOVE社(SPC)
発注者 CTCI社
採用技術 ストーカ炉式焼却技術
定格処理量 330㌧/日×2炉
竣工時期 2021年末




 

新日鉄住金もストーカ炉

ダイヤモンド・オンライの「欧州で存在感を放つ日本企業ごみ処理プラントの新勢力図」記事がおもしろかったが、、、
この記事の中では「世界の主流は“ストーカ炉” 」となっていた、、、

新日鉄住金 ストーカ炉も、「新日鉄住金エンジニアリングは、3月24日にドイツのフィジア・バブコック・エンヴァイラメント(FBE)の全株式を、親会社のイタリアの大手ゼネコンから約190億円で取得すると電撃発表した。 これまで、国内が中心だった新日鉄住金エンジニアリングだが、欧州でトップ集団に入る環境プラント・エンジニアリング会社のM&Aに乗り出したことにより、欧州での「ごみ処理プラント」の競争がヒートアップしてきた。、、、、」と、、

しかし、2018年11月には、「神鋼環境ソリューションが英国で流動床式ガス化溶融炉を受注」している~

関連(本ブログ) 
欧州で存在感を放つ日本企業 ごみ処理プラントの新勢力図 2014年06月06日

☆ダイヤモンド・オンライン「欧州で存在感を放つ日本企業ごみ処理プラントの新勢力図」より転載

 

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