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平成28年度ダイオキシン類に係る環境調査結果について

2018年04月03日 20時41分53秒 |  PCB/DXN類など


平成28年度「ダイオキシン類に係る環境調査結果」が公表された~

大気及び土壌では、全ての地点で環境基準を達成
公共用水域の水質・底質及び地下水質では、それぞれ環境基準を超過した地点あり

大気中ダイオキシン類は
642地点(1,948検体)で、環境基準(0.6pg-TEQ/m3)を超過した地点はゼロ
 平均値は 0.018pg-TEQ/m3

 濃度範囲は 0.0034~ 0.27pg-TEQ/m3

公共用水域の水質・底質及び地下水質は、、、
超過している地点は例年同じようなところが多い、、、

超過値の最大値は、
●公共用水域水質<環境基準値1pg-TEQ/L 以下(年間平均値)>
宮城県河川鶴田川下志田橋(サイホン) 平均値2.4 pg-TEQ/L
都内では、綾瀬川下流内匠橋 平均1.4pg-TEQ/L  最大2.8pg-TEQ/L

●公共用水域底質<環境基準値150pg-TEQ/g 以下(年間平均値
富山県河川富岩運河、岩瀬運河及び住友運河萩浦小橋 平均値510pg-TEQ/g
都内では、長年超過していた横十間川天神橋横十間川天神橋は、
平成27年度は120pg-TEQ/Lだったが、平成28年度は140pg-TEQ/Lに、、

●地下水質 <環境基準値1pg-TEQ/L 以下 3.7pg-TEQ/L
東京都大田区で平均 3.7pg-TEQ/L  最4.0pg-TEQ/L
平成27年度ダイオキシンは超過は0だったが、


平成28年度の大気中ダイオキシン類の平均値0.018pg-TEQ/m3ということで、
中防の大気中ダイオキシン類の濃度の異常さがよくわかる、、、
参考:中央防波堤内側埋立地及び江東区周辺の大気中のダイオキシン類は~(東京PCB処理事業所、敷地境界で久々の高濃度、南南西の風)



環境省 平成30年4月3日

平成28年度ダイオキシン類に係る環境調査結果について

環境省では、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、平成28年度に国及び地方公共団体が実施した、全国の大気、水質(水底の底質を含む。)、地下水質及び土壌のダイオキシン類に係る環境調査結果を取りまとめました。

1.調査の概要

  各環境媒体における調査地点数及び検体数は以下のとおりです。

(1)大気     : 642地点(1,948検体)

(2)公共用水域水質:1,459地点(1,907検体)

(3)公共用水域底質:1,202地点(1,278検体)

(4)地下水質   : 513地点( 516検体)

(5)土壌     : 833地点( 833検体)

2.調査結果の概要

各環境媒体における調査結果概要は表1のとおりです(詳細は別表1参照)。

大気及び土壌では、全ての地点で環境基準を達成していましたが、公共用水域の水質・底質及び地下水質では、それぞれ環境基準を超過した地点がありました。

ダイオキシン類対策特別措置法が施行された平成12年度より常時監視として継続的に調査を実施している地点のダイオキシン類濃度の平均値は、大気及び公共用水域の水質については低下傾向、公共用水域の底質については前年度とほぼ同程度でした(別表2参照)。

 
 

地点数

環境基準超過地点数

平均値

濃度範囲

大気**

642地点 

0地点(0.0%)

0.018pg-TEQ/m3

0.0034~ 0.27pg-TEQ/m3

公共用水域水質

1,459地点 

21地点(1.4%)

0.18 pg-TEQ/L

0.011 ~ 2.4 pg-TEQ/L

公共用水域底質

1,202地点 

5地点(0.4%)

6.8 pg-TEQ/g

0.053 ~510pg-TEQ/g

地下水質***

513地点 

2地点(0.4%)

0.055pg-TEQ/L

0.0073~ 3.7pg-TEQ/L

土壌****

833地点 

0地点(0.0%)

3.2 pg-TEQ/g

0 ~ 210 pg-TEQ/g

*: 平均値は各地点の年間平均値の平均値であり、濃度範囲は年間平均値の最小値及び最大値である。

**: 大気については、全調査地点(705地点)のうち、夏季・冬季を含む年2回以上の調査が実施された642地点についての結果であり、環境省の定点調査結果及び大気汚染防止法政令市が独自に実施した調査結果を含む。

***: 地下水質については、環境の一般的状況を調査(概況調査)した結果であり、汚染の継続監視等の経年的なモニタリングとして定期的に実施される調査等の結果は含まない。

****:土壌については、環境の一般的状況を調査(一般環境把握調査及び発生源周辺状況把握調査)した結果であり、汚染範囲を確定するための調査等の結果は含まない。

なお、簡易測定法による8地点8検体のデータは、平均値、濃度範囲の算出の対象外である。

このほかに、土壌では対象地状況把握調査(1区域1地点、1検体)及び継続モニタリング調査(8区域8地点、8検体)が実施された。

3.今後の取組

今後も、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、ダイオキシン類の環境中への排出の低減、環境調査の適切な実施等に努めます。

添付資料



(参考)各環境媒体における環境基準値
 大 気       :0.6pg-TEQ/m3以下(年間平均値
 公共用水域水質   :1pg-TEQ/L 以下年間平均値
 公共用水域底質     :150pg-TEQ/g 以下年間平均値
 地下水質      :1pg-TEQ/L 以下
 土 壌      :1,000pg-TEQ/g 以下
(注1)基準値は、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの毒性に換算した値とする。
(注2)大気、公共用水域水質及び地下水質の基準値は、年間平均値とする。
(注3)土壌の簡易測定法により測定した値(以下「簡易測定値」という。)に2を乗じた値を上限、簡易測定値に0.5 を乗じた値を下限とし、その範囲内の値を土壌の測定方法により測定した値とみなす。
(注4)土壌にあっては、環境基準が達成されている場合であって、土壌中のダイオキシン類の量が250pg-TEQ/g 以上の場合(簡易測定法により測定した場合にあっては、簡易測定値に2を乗じた値が250pg-TEQ/g以上の場合)には、必要な調査を実施することとする。

 

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