東京23区のごみ問題を考える

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容器包装プラスチック分別収集方針の決定 議会へ報告/江東区

2008年10月31日 21時03分09秒 | 東京23区のごみ

●江東区議会 区民環境委員会を傍聴をした! 

●議題は、報告事項「廃プラスチックのリサイクルについて」のみ。そのための開催
昨日、環境審議会から「リサイクル品目の拡大について(意見)」が区長へ渡されたこと。そして区の方針決定の報告である。

●江東区環境審議会 会長名の「リサイクル品目の拡大について(意見)」には、専門委員会まとめの他に一昨日の環境審議会での「指定袋」についての二分した意見がしっかりと付記されていた。

■江東区の「容器包装プラスチック」の資源化についての具体的方策が報告された。(項目のみ抜粋:資料は区役所2階の情報公開コーナーで公開)

■廃プラスチックのリサイクルについて
1 基本方針
 区では、資源の有効活用と最終処分場の延命化を図るため、これまで「不燃ごみ」として処理していた「容器包装プラスチック」を資源として収集し、リサイクルに取り組むとともに、その他のプラスチック製品やゴム、皮革製品については、分別規準を「不燃ごみ」から「可燃ごみ」に変更し、サーマルリサイクル(熱回収)を本格実施する。
2 ごみ収集の変更等
 (1)容器包装プラスチック
   ①排出方法 ←中身の見える袋またはふた付き容器で集積所に排出する。
   ②汚れを落とす目安 
 (2)発泡トレイ
 (3)名称と収集回数の変更 ←燃やすごみ:週2回、燃やさないごみ:隔週、容器包装プラスチック(プラマークの日):週1回、古紙・ビン・缶・ペットボトル・トレイ:週1回
 (4)実施時期 ←ごみの分別変更時期は、平成21年3月30日とする。
3 区民ボランティア(リサイクル推進員)の活用
 (1)目的
 (2)活動内容
 (3)リサイクル推進員の募集等
4 区民への周知
 (1)区報及びホームページへの掲載 ←11月21日号、1月11日号、3月21日号
 (2)ふれあい指導
 (3)出張説明会 ←11/25~
 (4)区民説明会 ←1/27~ 出張所単位 昼・夜
 (5)新しいパンフレットの配布 ←2月に全戸配布


●区民への周知、第一弾は11月21日号の区報です!

●「廃プラスチックサーマルリサイクル」は、2007年10月から3地域(約2万世帯)を対象に実施していたが、容器包装プラスチックの分別回収と同時に平成21年3月30日(月)から区内全域で本格実施とされる。

心配していた「指定袋」は、何ともあっさり「中身の見える袋またはふた付き容器で集積所に排出する。」になっていた。では、あの専門委員会の議論はなんだったのか? 環境審議会の議論はなんだったのか?と思わなくもないがひとまずはホッとした。「指定袋」にしなかった説明は全くなかった。山谷先生のダメです!が目に浮かぶ~ 

●環境審議会専門委員会のまとめとして、『容器包装プラスチック以外のプラスチックについては、法的仕組みがなく自治体だけで費用負担することになり、慎重に対応していく必要がある。』となった。

●区や議会への働きかけ、「容器包装プラスチック資源化」がしっかりと区の施策、方針となってと確実に動き出した。行政側の具体的な報告の後、議員さんからの様々な質問や意見、そして最後に区長からも「環境審議会の答申をしっかりと受け止めて、準備期間4~5ヶ月という短期間ではあるが35年振りのごみ分別の変革を全庁あげて取り組む。」というような力強いお言葉もあった。 

●私たちも足かけ3年越しの働きかけだった。今日の報告を聞いて、これでしっかりと確実に実施されるだろうと見届けた。感無量であった!!



■容器包装廃プラスチックの分別回収・再資源化の実施を求める陳情(2007年5月16日)
■その他プラスチック容器包装の分別収集の実施に関する陳情(2006年2月10日)

容器包装廃プラスチックの分別回収、
選別保管施設を江東区内に設置して欲しいというのが要望を出した~

 

 

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