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北九州エコエナジー:13年度末で事業撤退(新日鉄住金グループ ガス化溶融炉)

2013年05月17日 21時28分21秒 | 溶融炉、スラグ

新日鉄住金は、グループ子会社でリサイクル関連事業の北九州エコエナジー(北九州市)が、13年度末で事業撤退することを明らかにした。

シャフト炉式ガス化溶融炉 320t/日(160t/日×2炉)
熱回収施設設置者認定は2012年2月取得
民間事業者は、採算がとれなければすぐに撤退、、それにしても、、はやいこと、、、


小倉タイムスによると、北九州エコタウンの関連事業、建設したガス化溶融炉は国から補助金約30億円が出ており、親会社・新日鉄住金と国は今後、補助金返還も含めた対応を協議するようだ。

■北九州エコエナジー:13年度末で事業撤退
毎日新聞 2013年05月13日 
 新日鉄住金は13日、グループ子会社でリサイクル関連事業の北九州エコエナジー(北九州市)が、13年度末で事業撤退することを明らかにした。
 同社は廃自動車のシュレッダーダストや、同市若松区にあるエコタウン内のリサイクル関連企業から出た残さの産業廃棄物などをガス化溶融処理し、発生したガスで発電、エコタウンの22社に供給している。05年に稼働開始したが、再資源化技術の進歩などで受け入れる廃棄物の量が減少し、事業撤退を決めた。売上高は非公表。従業員21人。
 1日の処理能力は320トン、1万4000キロワットの発電能力がある。


NIPPON STEEL & SUMIKIN ENGINEERING

平成24年2月28日
新日鉄エンジニアリング株式会社
 
 

北九州市初、北九州エコエナジー㈱による熱回収施設設置者認定の取得について
 
 

新日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長 高橋 誠)が出資する北九州エコエナジー株式会社(社長 妹尾 章正、以下「KEE」)は、平成24年2月8日付けで、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に定められる「熱回収施設設置者認定」を北九州市より取得いたしました。
今回の認定の取得により、KEEは環境省令で定める熱回収施設の基準を満たした施設として公的に評価され、廃棄物処理委託の促進およびより一層の熱回収が推進されることが見込まれます。
 

KEEは、平成17年の開業以来、北九州市が推進する北九州エコタウンの複合中核施設として、当社のシャフト炉式ガス化溶融炉により、エコタウン内に立地する家電・自動車等リサイクル事業各社が排出するリサイクル残さや自動車シュレッダーダスト(ASR)のほか、多様な産業廃棄物等を適正処理・リサイクルを行っています。

昨年の東日本大震災以降、エネルギー需給が逼迫する中、熱回収の高効率化の重要性が更に高まってきています。KEEでは、ガス化溶融設備の後段に設置したボイラにより高温高圧の蒸気を発生させ、蒸気タービン・発電機により高効率発電を行うことで、実績熱回収率は17%に達し、「熱回収施設設置者認定」の基準である10%を大幅に上回っています。
 
  
KEEは、高温完全溶融が可能なシャフト炉式ガス化溶融炉の特性を活かし、平成21年に廃石綿等及び石綿含有産業廃棄物の処分業許可を、また平成22年には廃酸・廃アルカリの処分業許可を取得するなど受入廃棄物の種類を拡大し、幅広い社会ニーズに対応してきました。
今回の認定取得を契機として、循環型社会、低炭素社会の構築に向け、より一層努力してまいります。
 
 
<熱回収施設設置者認定制度の概要>
  施 行 平成23年4月
  内 容 熱回収施設を有する一般廃棄物又は産業廃棄物処理施設の設置者について、
  環境省令で定める基準*への適合性を認定するもの
     
  *環境省令で定める基準
   (1)熱回収率が10%以上であること
   (2)投入される廃棄物の総熱量と燃料の総熱量を合計した熱量の30%を超えて燃料の投入を行わないこと
   (3)熱回収に必要な設備の維持管理を適切に行うことが出来る者であること
     
     
<北九州エコエナジー株式会社の概要>
 (会社概要)
  所在地 : 福岡県北九州市若松区響町一丁目62番地20
  代表者 : 妹尾 章正
  資本金 : 385百万円
  出資会社 : 新日本製鐵㈱(60%)、新日鉄エンジニアリング㈱(40%)
 (施設概要)    
  処理能力 : 320t/日(160t/日×2炉)
  処理方式 : シャフト炉式ガス化溶融炉(新日鉄エンジニアリング製)
  発電出力 : 14,000kW
 

[お問い合わせ先] 総務部広報室  03-6665-2366
 
  
【参考資料:北九州エコエナジー㈱プロセスフロー】

 
PDF  北九州市初、北九州エコエナジー㈱による熱回収施設設置者認定の取得について 【295KB】

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