太陽光パネルが廃棄となった場合の問題、
太陽光パネルには、各種の有害物質を使用しているため、かなり昔からその廃棄処理について問題視されている、
環境省も「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」をまとめてはいるが、、
総務省は、使用済太陽光パネルの廃棄処分等の実施状況を調査し、その結果を取りまとめ、必要な改善措置について勧告し公表している。
「太陽光発電設備の廃棄処分等に関する実態調査<結果に基づく勧告>」
日経新聞は「 太陽光パネルが有害ゴミに? 2040年には廃棄量300倍」という報道、、、
日本経済新聞 2017年11月28日
鉛などの有害物質を含んだゴミがそれとは知らずに近所に捨てられている――。総務省は9月、少しぞっとする内容の報告書を公表しました。名指しされたのは太陽光発電用のパネルです。東日本大震災以降に再生可能エネルギーを普及させた立役者ですが、何が起きているのでしょうか。
太陽光パネルは電極やシリコンを何層も強固に接着してできています。分離してリサイクルするのが難しく、20~30年の寿命を迎えると産業廃棄物の処分場に埋め立てられるのが現状です。総務省によると、パネルに含まれる鉛やセレンなどの有害物質の情報を処分場に提供していない業者は調査対象の8割に上ったそうです。
心配なのは廃棄量の多さです。震災後の政府の支援策に押されて太陽光発電の設備は過去5年で約6倍に増えました。今後は寿命となるパネルが増え、2040年の廃棄量は約80万トンと15年の300倍超になる見込みです。これは1年間に全国の処分場に埋め立てられる量の約8%に当たります。 ...
太陽光発電設備の廃棄処分等に関する実態調査
<結果に基づく勧告>
- 連絡先
- 総務省行政評価局
評価監視官(法務、外務、経済産業等担当)
担当:九嶋、熊川
電話:03-5253-5450 (直通)
FAX:03-5253-5457
E-mail:https://www.soumu.go.jp/hyouka/i-hyouka-form.html
太陽光発電設備の廃棄処分等に関する実態調査 結果報告書(PDF)
第2 調査の結果
全体版(1.2MB)
環境省
太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン [PDF 3.1 MB]
関連(本ブログ)
■太陽光パネルの大量ゴミ問題、2040年度に80万トン!? 2016年05月11日
■太陽光パネル77万トンごみに 40年度、環境省推計&リサイクル制度=18年度から導入2015年06月23日
ちなみに、23区の清掃工場の「焼却灰等に含まれる重金属類の測定結果」や「ごみ性状調査重金属含有量」でも、セレンの検出が増えてきている~
ごみ性状調査重金属含有量、セレンは平成24年度調査までは、全ての工場で不検出だったが、、、
平成25年度以降は検出、平成27年度ではかなり検出が増えてきている~
不燃ごみやプラスチックのなにに多く含まれているのか、、、
「環境測定結果」の主灰や飛灰の重金属含有試験でも、セレンは確実に不検出から検出になっている~
セレン(wikipedia) セレン(英: selenium)は原子番号34の元素。元素記号は Se。カルコゲン元素の一つ。セレニウムとも呼ばれる。 用途:金属セレンは、半導体性、光伝導性がある。これを利用してコピー機の感光ドラムに用いられる。またセレンは整流器(セレン整流器)に使われたり、光起電効果によりカメラの露出計やガラスの着色剤[4]、脱色剤に使われる。毒性がある為、現在は使用が制限され多くの用途において代替物質が使用されている。
●23区 清掃工場の「ごみ性状調査結果(平成28年度)」 ごみ組成 & ごみの重金属等含有量は~ 2017年06月19日
●23区清掃工場「平成28年度 環境調査結果」から、焼却灰等に含まれる重金属類の測定結果は~2017年06月19日