東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

日立造船 英国でのごみ焼却発電プラント建設工事を受注

2020年12月10日 19時27分34秒 | 中間処理施設等

 

日立造船株式会社

  日立造船株式会社の100%子会社で、ごみ焼却発電プラントの設計、建設、保守などを手がけるHitachi Zosen Inova AG(スイス)は、このほど、英国の大手エネルギー会社SSE plcグループ(以下、SSE)がロンドン近郊に建設を計画するごみ焼却発電プラント建設工事(ストーカ式焼却炉:480,000t/年、発電出力:49.9MW)を受注しました。

 本件は、SSEがバークシャー州スラウ(ロンドンより西に約33km)に新たにごみ焼却発電プラントを建設するもので、HZIは、本件のために設立されたSPC(特別目的会社)であるSSE Slough Multifuel Limitedよりプラント建設工事を請け負います。

 本プラントの完成は2024年を予定しておりますが、稼働すればロンドン市のごみを約480,000t処理し、約10万世帯分相当の年間電力使用量を賄うことが可能です。また、約147,000t以上のCO2削減効果が見込まれています。

 当社グループが得意とするごみ焼却発電はクリーンエネルギーの1つであり、温室効果ガスの削減に貢献できます。また、環境意識の高まりや経済発展による廃棄物処理量の増加などにより、欧州でもごみを主に埋立によって処理してきた英国や、東欧、中東、オセアニアなどの国々で、ごみ焼却発電プラントの需要が高まっています。

当社グループは、ごみの衛生的処理やクリーンエネルギーを通じ、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)達成や世界の環境問題解決に積極的に取り組んでいきます。

 なお、本件の概要は以下のとおりです。

1.発注者:SSE Slough Multifuel Limited(本件のために設立されたSPC)

2.最終需要家:SSE plcグループ

3.建設地:英国・バークシャー州スラウ(ロンドンより西に約33km)

4.施設規模:ストーカ式焼却炉:480,000t/年、発電出力:49.9MW

  

(終)

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23区 「清掃負担の公平」によ... | トップ | 23区廃棄物処理/ごみ量2... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

中間処理施設等」カテゴリの最新記事