
下野新聞「県内最大量保管の那須町で暫定集約進む」から抜粋
東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故で生じた放射性物質を含む指定廃棄物問題で、環境省が、県内で最大の量がある那須町で、各農家保管の指定廃棄物を一時的に集める暫定集約を進めている。来年1月までに施設への搬入を終える予定で、那須町で完了すると、県内の保管農家の9割以上で、農業系廃棄物が各市町内の施設に集約されることになる。(参考「【指定廃棄物の行方】県内9割超の農家で負担解消へ 県内最大量保管の那須町で暫定集約進む 国は処分場建設方針を維持」)
一方、栃木県の塩谷では「【指定廃棄物の行方】塩谷・処分場候補地選定の白紙撤回求める 町民ら有志がサイレントアピール」のニュースも、、、
指定廃棄物、いつの間にか忘れ去られてしまう、、
なにも福島第1原発事故の犠牲は、福島県だけでもないのに、、、
もちろん、被害の差は大きいが、、
東北、関東、の各地に放射能は降り注いだ、、、
廃棄物焼却灰も下水汚泥も放射能まみれ、、
「16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果(2011年8月)」
のど元過ぎれば何とやらで、、
いまでは、原発事故などなかったかのように、
原発回帰のエネルギー政策、
今日も、、カムチャツカ半島付近で発生した地震で、太平洋側に津波警報発令、、
あの東日本大震災の地震と津波と原発事故を思いださせる、、
台風や大雨被害も後を絶たない、、、
国が責任を持って処理するとした指定廃棄物(8,000Bq/kg以上)、、、
福島県以外では、責任を持って処理するどころか、長年、仮り置きで放置したまま、、あげく、集約する処分場で地域の分断まで生まれて、、、
いつのまにか、自然減衰を待っていたかのように、セシウムが8,000Bq/kg 以下になれば一般廃棄物の扱いで自治体のごみと一緒に焼却処理でOKというのだから、、、
指定廃棄物の数量、最近はチェックしていなかったが、
令和7年(2025年)の指定廃棄物量と平成26年(2014年)の量を比較してみた、、
福島県以外の都県は減少している分はすべて焼却処理したと思われる、、
指定廃棄物の数量比較(令和7年3月31日時点)(平成26年6月30日時点 )
岩手県 (468.9t)
宮城県 2,827.5t、(3,291.7t)
山形県 (2.7t)
福島県 465,171.3t、(121,340.9t)
茨城県 3,309.0t、(3,532.8t)
栃木県 9,580.5t、(10,510.3t)
群馬県 885.0t、(1.186.7t)
千葉県 3,716.6t、(3,663.8t)
東京都 981.7t、 (981.7t)
神奈川県 2.9t、 (2.9t)
新潟県 420.0t、(1,017.9t)
静岡県 (8.6t)
合計 486,894.5t、(146.009t)
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環境省 指定廃棄物処理情報サイト>