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縄文人の志葉楽さんのブログ

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◆急性ストレス障害とは?

2019年07月27日 19時30分40秒 | 医学

◆急性ストレス障害とは?
https://medicalnote.jp/diseases/%E6%80%A5%E6%80%A7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%9A%9C%E5%AE%B3
目次
概要
原因
症状
検査・診断
治療
 
概要
急性ストレス障害とは、強烈なショック体験や強い精神的ストレスを経験することが心のダメージとなり生じる一過性の精神障害を指します。急性ストレス障害では、ストレスとなった状況がフラッシュバックしたり、また状況を思い出すような状況をあえて避けるようになったりします。過度の不安や不眠などに加えて、頭痛などの肉体症状を呈するようになります。

急性ストレス障害はPTSDと類似した疾患として記載されることの多い疾患ですが、両者には明確に異なる点もあります。すなわち、両者で生じる症状は類似する点が多いものの、急性ストレス障害では解離性症状(ぼーっとしている、感情に乏しいなど)に重点が置かれています。さらに急性ストレス障害は誘因となったストレスイベントから4週間以内に発症し、症状は4週間以内には改善します。一方のPTSDにおける症状は短期間に消失せず、4週間以上続くことになります。

急性ストレス障害は無治療の状態では、その後にPTSDへと続く可能性が危惧されます。そのため、より早期の段階から治療介入を行うことで症状が長引かないようにすることが重要になります。

その他、こちらの記事も参照下さい。

https://medicalnote.jp/diseases/PTSD
 
◆急性ストレス障害 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/急性ストレス障害
急性ストレス障害(きゅうせいストレスしょうがい、Acute Stress Disorder、ASD)とは、生死や人間の尊厳に関わるようなトラウマ(心的外傷)を経験した後、体験をはっきりと思い出したり悪夢として現れたり、そのため過覚醒状態となったり、体験に関したことを避ける傾向が続き、数日から4週間以内に自然治癒する一過性の障害を指す。より長期にわたって持続している場合は心的外傷後ストレス障害(PTSD)である。
世界保健機関の『疾病及び関連保健問題の国際統計分類』第10版(ICD-10)における診断名は、急性ストレス反応である。この反応についての最初の記述は、ウォルター・B・キャノンが1923年の著書『外傷性ショック』(Traumatic Shock)の中で、様々なストレスに対するアドレナリンの緊急反応について論じたものである。
世界保健機関は治療に、抗うつ薬やベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬を推奨していない。特にベンゾジアゼピンは、回復を遅らせる可能性がある。
 
◆急性ストレス障害(ASD) - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/10-心の健康問題/不安症とストレス関連障害/
急性ストレス障害では、トラウマになる圧倒的な出来事(外傷的出来事)を経験して間もなくしてから、短期間だけ、その記憶が頭の中に割り込んでくるように繰り返しよみがえるようになります。
心的外傷後ストレス障害と似ていますが、外傷的出来事から4週間以内に始まり、3日から1カ月で治まるという経過が異なります。
急性ストレス障害の患者は、恐ろしい出来事に直面した経験があります。それは直接的な経験の場合もあれば、間接的な経験である場合もあります。
例えば、直接の曝露としては重篤なけがや死の脅威の経験などがあります。間接的な曝露としては、他者に起こった出来事を目撃することや、近親者や友人に起こった出来事を知ることなどがあります。
患者はその出来事を心の中で繰り返し再体験し、それを思い出させるものを避けようとし、不安が増大します。
この病気の患者は解離症状を示すことがあります。例えば、感情が麻痺している、あるいは自分が自己から切り離されているように感じることがあります。自分が現実の存在ではないように感じることもあります。
急性ストレス障害の患者数は不明です。外傷的出来事が強烈であればあるほど、急性ストレス障害になる可能性が高くなります。
 
◆急性ストレス反応(こころの病気のはなし/専門編) - ハートクリニック大船
https://www.e-heartclinic.com/kokoro/senmon/f40/asd01.html
疾患の具体例
23歳、女性。勤務先の飲食店で火事が起きました。火が上がり煙の立ちこめる中、客を誘導しているうちに逃げ遅れ、「もうだめだ」と思ったところ、消防隊に救出されました。2週間後、ヤケドや怪我は治りましたが、火事のことを何度も思い出して恐怖や不安に襲われます。眠っていても、夢で火事の様子が再現され、少しも気が休まりません。食事を作ろうと、台所でガスの火をつけた時も火事の様子が目に浮かび、その場にうずくまってしまいました。
 
◆心の外傷とその対応:文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/002/003/005/002.htm
2001/09/14
 2001年9月11日に、ニューヨークで起こった同時多発テロに関して、ニューヨーク及びニュージャージーの日本人学校及び補習授業校の子どもたちの無事が確認されているものの、保護者等の安否が不明であったり、様々な情報が入り乱れているなど、今後、子どもたちの心身の健康への影響が懸念されます。
 このため、日本人学校及び補習授業校の教職員及び保護者等が子どもたちにどのように接すればよいか、どのような対応をすればよいかということについて、参考となる資料を作成しましたので、御活用いただければ幸いです。

2001年9月14日
外務省ニューヨーク総領事館顧問医 斉藤 卓弥
文部科学省国際交流ディレクター 栗原 祐司
 
◆災害時の「PTSD/ASD(急性ストレス障害)」対処法 【病院なび】
https://byoinnavi.jp/medical_info/18
2011年4月14日 更新
心の傷=トラウマによって、日常に支障をきたす症状が起こることが

日本はこれまでにいくつもの大きな災害をくぐり抜けてきました。「阪神・淡路大震災」「中越地震」そして2011年の「東日本大震災」のような大きな災害にあうと、予期しない大きな不幸と衝撃に見舞われ、心の傷(トラウマ)を抱えます。生命の脅威、悲惨な光景、家族と会えず、家族と共に過ごした家と思い出の品々が喪失・・・そういった心の傷によって、次のような症状が起きることがあります。

恐ろしい出来事が繰り返し思い出されることや、突然、災害時に感じた恐怖などの感情を伴った記憶がありありと再起される(フラッシュバック)ことがある。また、体験したことが、夢に繰り返し現れる。(再体験症状)
1.体験を思い出すような状況や場面を避け続ける。(回避(逃避)症状)
2.感情や感覚が麻痺する。(麻痺症状)
3.不眠やイライラ、集中力が欠如した状態が続く。(過覚醒症状)
4.健忘や現実感の喪失が起こる。(解離性症状)

このような症状が、
災害の直後から1ヶ月以内に起こる場合「急性ストレス障害:ASD(Acute Stress Disorder)」とよばれ、
1ヶ月から長期にわたって経験する場合には「外傷後ストレス障害:PTSD(Posttraumatic Stress Disorder)」と診断されます。
 
◆PTSD|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_ptsd.html
PTSDとは
外傷後ストレス障害(PostTraumatic Stress Disorder)の略語です。
生死にかかわるような実際の危険にあったり、死傷の現場を目撃したりするなどの体験によって強い恐怖を感じ、それが記憶に残ってこころの傷(トラウマ)となり、何度も思い出されて当時と同じような恐怖を感じ続けるという病気です。
こうした体験の後では、誰しもが、繰り返しそのことを思い出したり、恐怖を感じたりするものですが、普通は数週間のうちに恐怖が薄れ、記憶が整理されて、その体験が過去のものとして認識されるようになります。PTSDでは、トラウマの記憶が1カ月以上にわたって想起され続け、下に述べるような症状をともなっており、また生活面でも重大な影響を引き起こしていることが特徴です。
PTSDという呼び方は、1980年の米国の精神医学会の診断基準で初めて用いられたもので、それまでの精神医学では外傷神経症、災害神経症などと呼ばれてきました。日本でこの病気が注目されるようになったのは、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件がきっかけですが、実際にはこのような大規模な災害、犯罪だけではなく、交通事故、単独の犯罪被害、DV(家庭内暴力)、虐待などによっても生じています。
わが国でも近年、PTSDの診断と治療に関する知識は急速に普及してきました。厚生労働省や国立精神・神経センター精神保健研究所による研修事業を通じて、多くの医療者がPTSDやトラウマについての知識を身につけ、また多くの専門書籍でも取り上げられています。後述する持続エクスポージャー療法のような効果的な治療を実施できる治療施設の数もまだ十分とはいえませんが、精神医療全体におけるPTSDへの取り組みは着実に進歩しているといえます。
なお、PTSDを発症した人の半数以上がうつ病、不安障害などを合併しています。また、人によってはアルコールの問題や摂食障害を合併することもあります。PTSDに注目し、治療を受けることは、こうした多くの精神疾患を治療、あるいは予防することにもつながります。
 
◆適応障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス - 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_adjustment.html
適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。
ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているので、その原因から離れると、症状は次第に改善します。でもストレス因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です。
 
◆京アニ事件 報道を見るとつらい、苦しい人の心のケア
海原純子 | 博士(医学)・心療内科医・日本医科大学特任教授
2019/7/27(土) 10:30
https://news.yahoo.co.jp/byline/umiharajunko/20190727-00135874/
京都アニメーションの事件後1週間余りが経過する中で気がかりなことがある。それはSNSの投稿で、この事件の報道を見るとつらくなるので見ないようにしている、苦しくてとても見ていられない、というものだ。事件の報道を見てから焼き肉が食べられなくなってしまったという20代の女性もいた。調理しようとすると火災現場を想像してしまう、ということであった。
報道を見てストレス障害か
気になるのは、実際に事件に遭遇していなくても報道で見た人たちが急性ストレス障害(ASD)を起こしているのではないかということだ。
ASDは、命にかかわるような出来事に遭遇したり、あるいはそれを目撃するだけでなく、報道でその出来事を見た場合にも起こることがある。出来事から4週間以内に起こるとされていて、症状はさまざまだ。
夢を見る、眠りが浅い、フラッシュバックが起こる、ゆううつな気分になる、突然怒りがこみ上げる、ぼーっとする、あるいは逆に興奮状態になる、びくびくする、不安感に襲われる、集中力が低下する、といった症状が現れる。

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