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縄文人の志葉楽さんのブログ

日記や趣味を書く

◆つじつま【辻褄】

2019年06月16日 12時13分24秒 | 文化

◆つじつま【辻褄】
和服の辻⑵と褄(エ)とのように合うべき所がきちんと合うはずの、物事の道理。筋道。
「話の―が合わない」
 
◆つじ‐つま【×辻×褄】の意味
《「辻」は裁縫で縫い目が十文字に合う所。
「褄」は着物の裾の左右が合う所》合うべきところがきちんと合う物事の道理。
「話の辻褄を考える」
類語
・理(り)
・条理(じょうり)
・道理(どうり)
・ことわり
・理路(りろ)
・筋道(すじみち)
・道筋(みちすじ)
 
◆ 辻褄 の慣用句・熟語(2)
出典:デジタル大辞泉(小学館)
・辻褄が合う
筋道がよく通る。理屈が合う。「二人の証言はまるで―・わない」
・辻褄を合わせる
筋道が通るようにする。理屈を合わせる。「決算
 
◆辻褄(つじつま)の意味・語源・由来
【意味】
辻褄とは、合うべき道理。一貫すべき物事の筋道。
【辻褄の語源・由来】
「辻」と「褄」から構成される語。
「辻」は裁縫で縫い目が十字に合う部分をさし、「褄」は着物の裾の左右両端の部分を意味で、いずれも合うべき部分を意味する。
そこから、道理などが合うことを「辻褄が合う」、ちぐはぐなことを「辻褄が合わない」と用いられるようになった。
 
◆つま【端・褄】
物のはしの部分。
へり。ふち。はし。
[端]
きっかけとなるもの。いとぐち。
[端]
切妻(きりづま)屋根・入母屋(いりもや)屋根の両端の、三角になった壁面。
和服の衽(おくみ)の、腰から下のへりの部分。
[褄] 「―を取る」(すその長い着物の褄(つま)を、手で引き上げて歩く。また、芸者となる)
 
◆つま【×褄】
《着物の「端(つま)」の意》
1 長着の裾(すそ)の左右両端の部分。また、竪褄(たてづま)(襟下)のこと。
2 長着の袷(あわせ)や綿入れの褄先にできる丸みの部分。
[補説]「褄」は国字。
 
◆つま・げる【褄】
〘他ガ下一〙 つま・ぐ 〘他ガ下二〙 着物の褄(つま)をつまみからげる。裾(すそ)からげする。はしょる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※浮世草子・浮世親父形気(1720)三「梭櫚箒を取て来て、我子にかたげさせ、尻もつまげてとらし」
 
◆褄(つま)を取・る
1 裾の長い着物の竪褄(たてづま)を手で持ち上げて歩く。「―・って歩く」
2 《芸者が左褄をとって歩くところから》芸者になる。
「此の人、日本橋に―・って」〈鏡花・日本橋〉
 
◆つま【褄】 を 取(と)る
① 鎧(よろい)の袖または草摺(くさずり)の端を三角形に地色とは異なった色の糸や革でおどす。つまどる。
※尺素往来(1439‐64)「肩白、斉濃(すそご)、或取レ妻」
② 裾(すそ)の長い着物の褄を手でつまみあげ裾をかかげる。竪褄(たてづま)をつまみあげて歩く。つまどる。
※人情本・春色梅児誉美(1832‐33)三「七色声のごた交(まぜ)は、これ人間の遠吠にとりまかれたる参会の席に褄(ツマ)をも取られねば、ひきずる裾と引ずるお客」
③ 芸者になる。左褄をとる。
※杏の落ちる音(1913)〈高浜虚子〉一一「お紫津が今一度褄を取って座敷に出て見るといふ事も好ましかった」
 
◆つじ【×辻】
《「つむじ(辻)」の音変化》
1 道路が十字形に交わる所。四つ辻。十字路。
2 人が往来する道筋。街頭。
3 「辻総(つじぶさ)」の略。
[補説]「辻」は国字。
 
◆つむじ
頭頂部付近の毛髪が集中または放散して渦状を呈する部分。同様の現象は身体のいろいろの部位の毛に見られ,毛渦(けうず)または旋毛という。つむじの位置,方向,数に個体差があり,2個以上のこともある。頭頂の中央にあるものは比較的少なく,また右巻きが左巻きよりもやや多い。
 
◆世界大百科事典内のつむじの言及
【毛】より
また直立した人体で,頭の頂上から足の指までの体毛を全体的にみると,全身の毛の流れが雨水を自然に流し落とすのに好都合となっていることがわかる。このような毛の流れを逆向きにたどると頭頂部で渦巻となるが,これがいわゆる“つむじ”である。【山内 昭雄】
【無脊椎動物の毛】
 昆虫の皮膚の真皮細胞から生じる細い毛状突起を剛毛setaまたは刺毛hairという。
 
◆辻 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/辻
辻(つじ)、旧表記: 辻
・道路の辻(十字路、街頭)
・日本の姓のひとつ - 辻 (人名)
・茶屋辻 - 和服の形式の一つ
・辻駅 - 徳島県三好市にある駅の一つ
・日本各地の地名 - 辻 (地名)
 
◆十字路 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/十字路
十字路(じゅうじろ)は、交差点の一種で、2本の道路が互いに貫通して十字形に交わる部分である。すなわち、2本の道路がほぼ直角に交差する。
十字路は2本の道路がほぼ直角に交差するものであり、交差点の中で最も一般的なものである。
辻(つじ、つむじ)、四辻・四つ辻(よつつじ)とも言う。漢字「辻」は会意による国字。
 
◆交差点 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/交差点
交差点(こうさてん、交叉点とも、crossroads, intersection)とは、2本以上の道路が交わる場所である。
 
◆会意(かいい、會意)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%9A%E6%84%8F
漢字の造字法である六書(りくしょ)の一つ。既成の象形文字または指事文字を組み合わせること。会意によって作られた漢字を会意文字(かいいもじ)という。

例えば、「休」は「人」と「木」によって構成され、人が木に寄りかかって休むことから「やすむ」の意味を表す字として作られたとされる。

『説文解字』では会意の例として、「武」と「信」を挙げている。「武」は「戈(ほこ)」と「止(とめる)」から構成され、これは『春秋左氏伝』宣公12年の「戈を止めるを武と為す」にもとづいて解釈されている。しかし、「止」は「足」を表す字でもあるので、武器をもって行進することと考える方が無難である。このように会意文字の解釈は人それぞれ恣意的になされる場合が多いので注意が必要である。甲骨文字の発見以後、かなりのものが見直されつつある。

なお、日本の国字は会意で作られたものが多い。

字書では、字源的な構成要素のうちいずれかを部首とする場合が多いが、部首として取れる字源的な構成要素が複数ある場合、いずれを部首とするかは慣例による。
 
◆六書(りくしょ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E6%9B%B8
漢字の造字および運用の原理を6種類に分類したもの。すなわち、象形・指事・形声・会意・転注・仮借。
 
◆茶屋辻(ちゃやつじ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%B6%E5%B1%8B%E8%BE%BB
和服の文様の一種。水辺の風景を細かい文様で著した物を指し、基本的に夏の着物に適用されるが、近年は例外も多い。
名称由来

「辻」とは「帷子」(麻単の着物)のことであり、つまり「“茶屋”の帷子」というのが本意である。「茶屋」とは「茶屋染」という江戸時代の初期(寛文年間)頃に発明された模様染技法の一種を指す。本来は麻にしか染められなかった模様だが、現在は麻の礼服自体が珍しく、もっぱら絹(絽や紗といった薄手の物)に染められることが多い。また、格式の高さから合い物・冬物に使われることすらある。

この「茶屋」の語源については、茶屋四郎次郎が染め方や図案を考えたことから、というのが定説である。しかし、茶屋家の本業は呉服屋ではなく、茶屋染の発祥も茶屋家の繁栄した時期とはズレがあるため、この説には疑問もある。
 
◆つじ【×辻】
《「つむじ(辻)」の音変化》
1 道路が十字形に交わる所。四つ辻。十字路。
2 人が往来する道筋。街頭。
3 「辻総(つじぶさ)」の略。
[補説]「辻」は国字。
 
◆つじ‐ぶさ【×辻▽総】
馬具の総尻繋(ふさしりがい)の一。尻繋の組み違えの前後に総をつけ、胸繋(むながい)も間をおいて総をつけたもの。簡素な総尻繋で、殿上人(てんじょうびと)、また地下(じげ)では検非違使(けびいし)の所用。つじ。
 
◆つじ【辻】
辻という文字は日本で作られた会意による国字であり,十字状に交叉する道路を意味した〈十字〉に由来する。道路の交叉点,道ばた,縫い目の十文字になるところ,物の合計や物事の結果などの意味に用いられ,辻商,辻占,辻打,辻君,辻芸ほか50あまりの熟語をつくる。石川県金沢では市場,長崎県南高来郡布津では道の追分,奈良県吉野郡では山道の合した所をいう。 交通の要衝である辻には古来,道祖神をまつった辻社や辻堂など,種々の施設が置かれた。
 
◆さえ‐の‐かみ【道=祖=神/▽障の神/▽塞の神】
《「さえ」は遮る意》悪霊が侵入するのを防ぎ、通行人や村人を災難から守るために村境・峠・辻などに祭られる神。みちの神・たむけの神・峠の神・岐(ふなど)の神・道祖神(どうそじん)・さいの神などの言い方がある。
 
◆どうそ‐じん【道祖神】
峠や辻・村境などの道端にあって悪霊や疫病などを防ぐ神。丸石・陰陽石・男女2体の石像などを神体とする。障(さえ)の神。手向(たむ)けの神。道陸神(どうろくじん)。
 
◆道祖神【どうそじん】
道陸神(どうろくじん),さえ(塞・幸)の神とも。外来の悪霊をさえぎる神。辻,村境,峠などに石碑,男女和合の神像,陰陽の形の石や自然石をまつる。旅行安全,防疫,縁結び,性の神,子どもの神ともされ,小正月の左義長は道祖神の祭といわれる。神々の旅の先駆を務めた【さる】田彦大神にも擬し,地獄と現世の境,賽(さい)の河原で亡者を救う神にもなる。
→関連項目賽の河原|地蔵|性器崇拝|辻占
 
◆【さる】田彦大神【さるたひこのおおかみ】
日本神話中の国津神(くにつかみ)の一人。
体が大きく,鼻が長く,眼輝き口尻の赤い神。
瓊瓊杵(ににぎ)尊の降臨に際し,天の八衢(やちまた)まで迎え,高千穂峰へ案内した。
《日本書紀》一書では伊勢の五十鈴川上に鎮座し,伊勢神宮との関係を説く。中世以後,道祖神・庚申と習合し,道案内の神として,今も祭礼の先頭に,鼻高面の姿で立つ。
→関連項目天鈿女命

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Unknown (omachi)
2019-06-16 13:08:59
お腹がくちくなったら、眠り薬にどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
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