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演劇・ダンス・アートのための備忘録

「THEATRE YEAR-BOOK 2013 国際演劇年鑑」到着(13.4.4.)

2013-04-04 23:52:47 | Weblog
「THEATRE YEAR-BOOK 2013 国際演劇年鑑」到着

2013年(社)国際演劇協会(ITI/UNESCO)日本センター刊




●目次
はじめに
「世界演劇日」へのメッセージ──ダリオ・フォー

諸外国の演劇事情(Theatre Abroad 2012)

《アジア・アフリカの演劇》
中国 北京人芸60周年、中国小劇場演劇30周年など──飯塚容
韓国 演劇環境の変化と若い演劇人の挑戦──ナム・ソンホ
ベトナム 実験演劇・民族舞踊・雅楽・人形劇芸術祭──宮尾慈良
インド 社会状況と演劇の行方──鶴留聡子
ネパール 広がる都市群の中に新たな顧客層を──シヴァ・リジャル
バングラデシュ 進む国際化─演劇祭、演劇人育成の道程 R.マジュンダ
パキスタン 対日友好年と対米愛憎劇──村山和之
アフガニスタン 旅芸人たちの舞台─カーブルを中心に─ ──村山和之
タンザニア 植民地時代と独立後の状況──V.シューレ

《南北アメリカ・オセアニアの演劇》
カナダ 劇場運営試練の年──吉原豊司
アメリカ ライブパフォーマンスとマルチメディア演劇──外岡尚美
ジャマイカ 独立50周年ハイライト作品──ドロシー・カニンガム
ラテンアメリカ メキシコのパフォーマンス──吉川恵美子
ボリビア オルロの路上劇「七つの大罪」──兒島峰
オーストラリア 大人が楽しむ子ども向け演劇──佐和田敬司

《ヨーロッパの演劇》
イギリス 文化帝国主義からの逃避──本橋哲也
スコットランド モア・スコットランド、モア・エクスペリメンタル──中山夏織
ドイツ 『いつまでも嵐』あるいはハントケ、ローアー、イェリネク──寺尾格
フランス 政権交代、金融危機の中で──小田中章浩
スペイン 経済危機が演劇にもたらしたもの──田尻陽一
イタリア 絶望をバネとした、フリンジ演劇の迫力──山ノ内春彦
スロベニア 我々は何者で、どこへ向かうのかという不満の問いかけ──T・アズマン
モルドバ ウジェーヌ・イヨネスコ劇場の新劇場──七字英輔
チェコ プラハ、オストラバなど──K.チェルナ
ポーランド 「シアターを買おう!」──岩田美保
スウェーデン ストリンドベリ没後100年と民主主義を持続するために──小牧游
ロシア 中堅演出家たちの台頭──篠崎直也

2012年度事業報告
・日本センター・2012年度の動き
・日韓演劇交流

《特集企画》
・紛争地域から生まれた演劇・4──歴史め国家・記憶──佐藤康
・震災と演劇──東日本大震災が演劇につきつけたもの──内田洋一

2012年の日本の演劇界(姉妹編より)
能・狂言──西哲生
歌舞伎・文楽──水落潔
商業演劇──藤田洋
現代演劇──斎藤偕子
日本舞踊──平野英俊
バレエ──うらわまこと
コンテンポラリーダンス・舞踏──堤広志
テレビ・ラジオ──こうたきてつや
児童青少年演劇と人形劇──横溝幸子

ITI本部および各国センター
ITI各種コミュニティアドレス
ITI関連の演劇国際組織
編集後記
ITI日本センター役員


●「コンテンポラリーダンス・舞踏 2012」の項目と取り上げた公演やアーティスト(敬称略)
☆印=「Theatre in Japan」に舞台写真を掲載している公演

l. 公共事業としてのダンス
こどもの城、閉館発表
・ダンストリエンナーレトーキョー2012

新国立劇場開場15年──ビントレー、舞踊部門を刷新
※舞踊部門芸術監督デヴィッド・ビントレー就任
・新国立劇場バレエ団「平山素子振付作品トリプル・ビル」
・ユニット・キミホ『MANON』
・キミホ・ハルバート振付トリプル・ビル『美女と野獣』
・高谷史郎(ダムタイプ)『明るい部屋』

Noism──公立劇場専属アンサンブルのモデルケース
☆Noism『Nameless Voice?水の庭、砂の家』
☆Noism『solo for 2』『中国の不思議な役人』


ll. ブランド化するダンス
勅使川原三郎+KARAS
☆『リユニオン Reunion?ゴルドベルク変奏曲?より』
・勅使川原三郎+KARAS『オルガン-呼吸する物理学-』
・勅使川原三郎+KARAS『呼吸-透明の力-』
・勅使川原三郎+KARAS『DAH-DAH-SKO- DAH-DAH』
※佐東利穂子、第40回レオニード・マシーン賞受賞

コンドルズ
・コンドルズ『十二年の怒れる男』
・コンドルズ『狼たちの午後』
☆コンドルズ『Knockin' On Heaven's Door』
・ガイナックス+コンドルズ/オペラ『ラインの黄金』
・暁-AKATSUKI-
・バンド「ストライク」サードアルバムリリース

カンパニー・デラシネラ
・カンパニー・デラシネラ+新国立劇場『カラマーゾフの兄弟』
・カンパニー・デラシネラ+KAAT神奈川芸術劇場『ゲーム』
・カンパニー・デラシネラ+アトリエ・ダンカン『日々の暮し方』

金魚
・金魚『揮発性身体論』

プロジェクト大山
・プロジェクト大山『みんな、しってる』
・プロジェクト大山『ホルスタイン』


lll. 東日本大震災後のダンス動向
ニブロール
☆ニブロール『see/saw』
※矢内原美邦、岸田國士戯曲賞受賞

BABY-Q
☆BABY-Q『惑星大接近、しかし衝突せず』

まことクラヴ
・まことクラヴ『蜜室』

珍しいキノコ舞踊団
☆珍しいキノコ舞踊団『ホントの時間』

笠井叡×麿赤兒
☆大駱駝艦『ウイルス』
☆笠井叡×麿赤児『ハヤサスラヒメ 速佐須良姫』
・黒田育代ソロダンス『海の音(こえ)が聴こえる』

森山開次
☆森山開次『曼荼羅の宇宙』


lV. 母性原理を踊るポスト3.11の女性振付家たち
康本雅子
☆康本雅子振付『絶交わる子、ポンッ』

酒井幸菜
・酒井幸菜振付『わたしたちは生きて、塵』

BATIK
☆BATIK『おたる鳥をよぶ準備』

清家悠圭
・清家悠圭ソロダンス『gift』

関かおり
・関かおり&岩渕貞太『Hetero』
※「横浜ダンスコレクションEX2012」若手振付家のための在日フランス大使館賞受賞
☆関かおり『マアモント』
※「トヨタ コレオグラフィー アワード2012最終審査会“ネクステージ”」次代を担う振付家賞受賞
・関かおり『ヘヴェルルッド』

MOKK
・MOKK『Humming』
・MOKK『f』

國本文平
・國本文平『Anima!』


V. 観客と創るダンス
ハイネ・ アヴダルと篠崎由紀子
・『Borrowed Landscape -Yokohama#2(横浜借景)』

『プロムナード・ブランシュ』
・アラン・ミシャール&マチアス・ポワソン『プロムナード・ブランシュ』

山下残
☆山下残振付『ヘッドホンと耳の間の距離』

contact Gonzo
☆contact Gonzo『Abstract Life《世界の仕組み/肉体の条件》』


●「Theatre in Japan──コンテンポラリーダンス・舞踏」の正誤表
p44
Quality Time → Time of Truth
*珍しいキノコ舞踊団『ホントの時間』英題
*「Time for Truth」の方が良かったかもしれない

p46
The Missing Planet → Closely Approaching Planet, but without Collision
*BABY-Q『惑星大接近、しかし衝突せず』英題
*「Closely Approaching the Missing Planet, but without Collision」の方が良かったかもしれない

(2013.4.4.)