咆哮

負け犬の遠吠えかも…
最近「負け犬」が流行り言葉になってしまったので「落ち武者の歯軋り」とした方がいいのかも…

悩ましい映画

2005年04月06日 01時29分17秒 | 映画関連
出張から中途半端な時間に帰ってきたので、直帰して余った時間で近くの映画館で少し遅めの『僕の彼女を紹介します』を観て来た。
もう御存知だと思うが、私はこういう作品の感想が書けないのだけど、内容以外で思うところが少しあったので書いておこう。

しかし、こういう作品がなんだか最近増えてきたように思える。
映画的に出来は決して褒められる代物ではないけれど、パワーとか何かのエネルギーとか魅力でとりあえず圧倒しておけって作品が…。だから決して嫌いにはなれないけど、だけど「いいの?、こんなもので…」って気持ちもどこかに残って、喉や胸に小骨がささっていてちょっとだけ気持ち悪いのに、それを無理矢理忘れようとしているような作品。(爆)(←例えが長過ぎ)

私が思うに、古いのやりたいけど古いままじゃ見てくれないから、とにかく若いファン層を取り込む為にありとあらゆる手段をデタラメに並べているという気がしないでもない。
または、映画の教科書というものがありそれをジグソーパズルのように細かくピースを分けて、わざとデタラメに並べていくと、元の答え(教え)とは違うが不思議な味わいになってしまっていて「それはそれで新しくていいのかも…」と思えるような作品。(←私のイメージしていることが、ちゃんと伝わっているとは絶対に思えない文章だけど(笑))

ということで、「決して嫌いでないが…」という表現がいいのか、「決して良い作品とは思えないが…」という表現がいいのか困ってしまうような悩ましい作品が最近特に増えてきたように思える。