咆哮

負け犬の遠吠えかも…
最近「負け犬」が流行り言葉になってしまったので「落ち武者の歯軋り」とした方がいいのかも…

『バックダンサーズ』を観て

2006年09月14日 19時18分28秒 | ジム&ダンス
最初にお断りしておきますが、映画の感想ではありませんのであしからず。

最近、日記のような短いのはHPの掲示板に書くようになって、こちらでの書き込みが一気に減ってしまった。
やはり長文を書くのは時間もだけど気合も相当に必要となるので、今の生活パターンだとブログ更新は中々難しい状況になってきている。
しかし、復活なんて言って映画の一言コメントも先月はたった三本しか映画を観なかったので、見送ったし、そろそろ何かを書かないと皆さんに見放されそうなので、久しぶりに書き込む気になった。(笑)

映画を観ていて、その作品の出来がどうのこうのとは別次元でそこに描かれているものが今の自分の生活に密接に関っていると、映画そのものとは関係なく色々な思いを抱くことが出来る。
例えば最近観た『バックダンサーズ』などもその一つで、私が今ダンスに凝っていてダンスのレッスンが生活の中心になっていなければおそらく観ない類の作品だと思うし、鑑賞後もこの作品について話す事もあまりないように思える。
でも、ダンスをやっている者が見るとおそらく色々な思いが去来するのだろうテーマもそれなりに含まれていた。
例えば「ダンスは添え物」とか、「ダンサーに上がりはない」とかいう台詞は、ダンスを好きでやっていて、ましてやプロを目指しているような人達にとっては、かなり重く響くに違いない台詞だろうと思う。
要するに、その種目(?)の社会的認知度やステータス等々の問題がかなり大きく横たわっているって事。
歌手を目指すすならアイドルであれなんであれ、成功(売れること)という目的がある程度ハッキリした世界だけど、「ダンスってのはどうなれば成功なの?」「何を目標にすればいいの?」ってのが、今現在プロのダンサーの方々でも色々と思うところではないのだろうか?。それでも続けたりしている人ってのは、ある意味純粋に“ダンス”そのものが好きであり、技術面においても他のプロ以上に厳しく追及する世界のようにも思えたりもする。
おそらくいくら高い技術を有する者であっても(社会的に)それほど報われない世界にいる人間って、かなり純度の高い精神がいるようにも思えるのだけど…。
だからという訳でもないのだけれど、私の知る(早い話、教えて貰っている)ダンサーの方々って、一般人以上に根が真面目な人が多いように思える。
まあ、今はダンスブームって事もあり、インストラクター業だけでもかなりの需要はあると思われるのですけど、でもプロの人って教えるというのも立派な職業ですけど、基本的には見せる(発表する)って場がないと、きっと欲求不満になってしまうでしょうね。