咆哮

負け犬の遠吠えかも…
最近「負け犬」が流行り言葉になってしまったので「落ち武者の歯軋り」とした方がいいのかも…

映画好きの知識と感性の有り方

2006年07月22日 09時46分34秒 | 映画関連
時の経つのは早くて、ネットのお友達のヤマさんが来阪してお会いしてから、もう一週間が経とうとしている。

あの後、ヤマさんのサイトの掲示板であの日一緒に観た『拘束のドローイング9』の感想と絡めて、オフで話題に上がった“映画検定”話の続きで副題に「何故映画ファンは知識を試されるのは好きなのに、感性を試されるのを嫌うのか?」としたタイトルでブログにUPするなんて予告したのだけど、結局書けず終いになってしまった。f^_^;;
まあ、この長ったらしいタイトルだけで私の処に来る頭の良い人達なら殆ど了解するだろうと思って横着した部分もかなりあるのですけどどね。(笑)

しかし頭が良いと言えば、ヤマさんが来られてお話する度にその頭の回転の速さに毎回驚いてしまう。(笑)
最初に会ってお話した時から「どうなってるんだ!、この人の頭の中は?」って思っていたのだけど、会った人なら誰でも感じる事なんでしょうが、言葉に澱みがなく理路整然として破綻がない。私なら原稿用紙に書いたものを読んでもあんな風に言葉が出て来ないよぉ。(笑)
どんな質問に対しても、まるで最初から答えの引き出しがあってそこから取り出す如く間隙なく出てくるのには驚いてしまいます。

おっと、話は脱線したけど話を戻すと、上記については時間も経ってモチベーションも下がってしまったので、感想文UPはもう取り止めますね。(苦笑)

と、簡単に終わらせてしまうとまたかと怒られてしまいそうなので、要点だけ書いておきますと、オフでの話の中でお遊び程度としての“映画検定”なら私も目くじら立てる程のことでもなく無視できるのですが、映画好きって、皆がみな映画の専門家や映画博士になろうと思って好きになった訳ではないのでしょうけど、ちょっと詳しくなると方向性が完全にズレて行く人達が凄く多いのがずっと前から気になっていたし、そういった事でこういう映画検定などの趣旨がよく分からないし、そういうズレ幅を益々増幅しそうな感じで個人的にはこういう企画は凄く気持ち悪いのですよ。
だから、あえて強行に否定派の立場にいようと思っています。

以前ネットで映画の知識について話した事があるのですか、映画を観る上で“知識”と“感性”は車の両輪のようなものと言った事があるのですが、車の両輪という関係は少し間違っていて、知識は感性を助ける為の補助輪と言った方が正解だと思っています。
で、私の?は、「映画好きのくせして、どうしてそう答えのあるものばかりに頼ろうとするの?」という疑問ですね。
で、今回たまたまヤマさんと一緒に観た『拘束のドローイング9』という作品は、いわゆる商業映画ではなく職業監督ではない美術家が作った映画として、一般的に(商業映画枠の中の)アート作品と呼ばれる作品以上に難解な“アート作品”そのものなんですが、いわゆる映画検定好きの人達に最も嫌われそうな作品だったので、ああいう皮肉な副題を思いついたのです。(爆)
何故嫌われそうかというと簡単な理由で、その映画の中には明解な「答え」がないからです。
そして、モロに観る者の感性を試されているからです。
そして、その感想聞く事により観る者の本質をより引き出す力がある作品だからです。

映画好きな人の好きな言葉に“感動”というのがありますが、いわゆる“感動”の正体ってのはその人間の感性の中に隠れているものであり、知識ばかりを増やしたからといっても(いや、増やすことに必死になっても)それは、むしろ鈍化する方向に向かうだけだろうという懸念を私は強く抱くのです。そして、意外にそういう人の方が映画好きに圧倒的に多く見受けられるし、その傾向も強く感じられるのです。

だから私が言いたかったのは、お遊びとしての“映画検定”なら認められるけれど、それを目標にしても映画の観方が上がる訳でもなんでもないという事だけは念押ししたいということですね。

覚え書き

2006年07月22日 08時19分53秒 | 日記
派遣先の会社が今日から9連休に入る。それに伴い私もお休みとなる。
普通のサラリーマンだと当然喜ぶべきことなんだろうが、時給制の私にとっては早い話、短い失業と同じ状況なので単純に喜んでばかりもいられない。
お金がないから世間一般サラリーマンのような大型連休用レジャー(旅行とか、ショッピング等)などは出来る筈もないのだが、仕事嫌いの私には時間を持て余す事無く私流の楽しみがいっぱいあるので、結局は嬉しい嬉しい休暇であり、爽やかで自由な時間が持てる幸せ感を今朝から感じている。(笑)

で、とりあえず連休中の大まかな予定だけは立てておくか。
(とは言っても、結局はダンスと映画三昧な生活を送るだけなんだけど…。f^_^;;)

まず映画関連では、HDプレイヤーに溜まりに溜まりまくっている作品をどんどん消化していかなければならない。それと何百枚と放ったらかしのチラシ整理もしなければ…。
劇場鑑賞も観たい(気になる)作品が沢山あるのでリストアップすると…
(○は確実に観る、△は気になるけど観ないかも)
『クレマスター3』(○)
『親密すぎるうちあけ話』(○)
『ゆれる』(○)
『ハチミツとクローバー』(○)
『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』(○)
『サイレントヒル』(△)
『ブレイブストーリー』(△)
と、こんなものか…。

ダンスの方は、ジムで昼間なので行けなかったダンスレッスンと、ダンススタジオで興味のあるレッスンの見学か体験でも行ってみようかな。

と、これだけで9連休なんてあっという間に終わってしまうだろうな。

『M:i:Ⅲ』&『ローズ・イン・タイドランド』

2006年07月11日 19時35分16秒 | 映画
副題「映画ファンの感想表現の裏表」

『M:i:Ⅲ』鑑賞日時・場所(07/08、ナビオTOHOプレックス)
『ローズ・イン・タイドランド』鑑賞日時・場所(07/10、梅田ガーデンシネマ)
*ストーリー説明及びネタバレなし。

映画の感想の中でよく使われる言葉で、「王道」であるとか「オーソドックス」だとか「期待を裏切らない」などという表現にはどちらかというと“褒め言葉”に属し、普通そういう言葉が入っていると、作品を気に入ったのだ思うのが普通なんだけど、映画ファンという人達が書き手の場合、注意しないと間違った読み取りをしてしまう事がよくある。(と言うのかこれは私の場合だけかも知れないのだが…f^_^;;)
私の場合も全てを褒め言葉としては書いていないし、結構微妙な感情の時によく使うかも知れない。

で、『M:i:Ⅲ』なんだけど、スパイアクション映画として上記の表現がピッタリと当てはまる作品だと思うし、大半のアクション映画好きな人は満足出来るだろうよく出来た作品だと思いますからね。この点では私もかなり満足した。
でもこのシリーズ(前二作品)を振り返り、このシリーズファンってのは、ある意味上記の表現の“逆”を期待している人の方が多いように感じている。
私もその一人で一作目のパルマ監督の起用でお馴染みのTVシリーズ「スパイ大作戦」のイメージと全く違った味わいを出して賛否両論を巻き起こし、二作目もジョン・ウー監督作品もジョン・ウースタイルで作品イメージより作家の個性を優先する方向性には、私は歓迎する側にいたので今回もそういう作家性優先を期待していた。

そして、この作品を観たら、上記の言葉しか浮かばなかった。勿論、良い意味も悪い意味も含んでいるけどね。
いくら映画が面白くよく出来ていても、何か釈然としないものが残ってしまった。
このシリーズの売りは「007シリーズ」と同一化しないところにあったように思っていたのだけど、これでは007シリーズと大差ないし、あのシリーズの「見ている最中のみ面白く、劇場を後にしたら直ぐに内容は忘れてしまう。」という形に限りなく近づいて来たように思えて、何か物足りなさを感じてしまった。
とは言うもののこれはあくまでも“ある映画ファンのつぶやき”であって、映画そのものに対してはなんの責任もないし、一般的には的外れな吐露である。

これとは全く逆の話で、昨日テリー・ギリアムの『ローズ・イン・タイドランド』という映画を観てきたのだけど、この作品を観た後の感想は「グロテスク」だとか「気持ち悪い」とか「狂ってる」「妖しい」「危ない」などという言葉が思い浮かんだのだけれど、これらの表現は上記とは逆に“貶し言葉”に属するのだけれど、それがギリアム監督作品に対しての場合だと、決して貶し言葉では無くなってしまうから面白い。

警告しておきますが、皆さんこの作品をポスターやキャッチコピーに騙されて油断してご覧になるととんでもない事になりますよ。(笑)

ということで話をまとめると、映画ファンと称する人間の感想を決して言葉通りに受け取らない方が賢明だという事ですね。


ほへと占術研究室 数秘占術

2006年07月09日 03時14分46秒 | 日記
ちょっと深夜番組を見ていたら眠れなくなってしまったので、書き込みします。(笑)

で、今日は私の51歳の誕生日でして、ネットをやり始めてからなんだかんだと毎年このような書き込みをしていますが、もういい加減こんな事(日)はどうでもよくなってきましたが、一週間前に音去さんのお誕生日のお祝いコメントでこの占い結果をUPするという予告をしましたのでとりあえず…。



http://www.geocities.jp/standing_art/hoheto/kazu.html

・基本性格
不思議な性格の持ち主です。
やさしいけどナルシストでエゴイスト。
常識的な振る舞いの奥に幼児っぽいところがある。
自我や本能が薄いため、陰が薄い。

・人間関係
人間関係どころか基本的にすべてが煩わしいところがある。
人に干渉したりはしませんが、困っている人は放っとけません。
本当の自分を出すのが苦手。
自分を引っ張ってくれる人を大切に。

・生活
低血圧、夜型の人が多い
生活が不規則になりやすい。
引きこもりぎみ、現実逃避に注意。

・金運
金銭感覚は無い。
金運は低くはないが、貯金などは少ない。
物欲を絞り出して、今何が欲しいのか忘れないように。



以上こんな結果がでました。
金運以外は全て大納得しています。(笑)
よく読むと矛盾した内容にも思えるのだけど、部分的な単語にひょっとして私を見て書いたのでは…、と思ってしまうほど当たっているように思えました。(爆)

POPダンサーは理数系?

2006年07月08日 07時26分40秒 | ジム&ダンス
ダンススタジオに通いだしPOPレッスンを始めてから9回目になるのだけど、今更ながらえらいものに首を突っ込んでしまったものだと思う今日この頃。(笑)

ストリートダンスに興味が無い人でも、好きだけど別ジャンルのダンスをやっている人でも、どんなレッスン内容をイメージするかは大体同じような感じだと思う。色々な振り付けで、かなり激しく踊っているようにイメージされているのではないだろうか。しかし、それは全く外れています。(爆)
ではいったいどんなレッスンなのかを少し説明すると、例えばまるで物理の(実験)授業などのような雰囲気なんですよ。
自分の身体を使って、普段絶対に取らない姿勢やら、身体の各パーツ(関節等動く部分全て)の動きなど、重心の置き方、バランスの取り方とか、筋肉の動かし方とか、力の入れたり抜いたり加減等々、様々に動かしながらの、まるで人体の動きの理論を講義されている感じなんですよ。(笑)

毎回レッスンの最後の方にごく短い振りをがあって、その中の振りの動きの解説というか分析と繰り返し練習を、90分レッスンの内の大半の時間はそれに費やすのです。
だから、ダンスらしきダンスって言うのは最後の方10分程度だけで、後は延々と地味にそういう事ばかりやっているのです。ジムなどのダンスレッスンしか見たことの無い人がこの様子をご覧になったならきっと「いったいこの人達何をやっているの?」と思うことでしょうね。
でも、ひょっとしたら色々なダンスでも本格的なレッスンの場合は、始めはこのようなレッスンになるのだろうか?。後、体育系の大学の講義なんかもこんな感じなのかな?。

フィトネスジムのダンスレッスンの派手さとは大違いの地味なレッスンなんだが、やってる内容はメチャクチャ細かくて難しい。
でもまあ、大体の趣味とか習い事ってこんな感じなのかもね。
歌などで置き換えれば、ジムなどでのレッスンってのは例えばカラオケで歌うような感じなのかも知れないな。
ちゃんとした歌を習う所なら、本来発声練習とかの基本的な部分や理論も習うのが普通だし、カラオケなどは歌う楽しさだけだけど、習うということは難しさも知るって事だもんね。
先生が「このような練習から、実際の踊りになるとこういう感じになります」と、触りをほんの少し踊ると、それだけで驚いてしまうほど、その説明が理に適っている事を証明してくれるからね。
「こんなの人間業じゃないよぉ」って動きなども、細かく分解すると誰でも出来るという事なのだが、それを可能にするのはやはり地味で地道な反復練習で延々と身体に染み込むまでやるしか方法はないという事。
う~~ん、これは大変だぁ~!!。
本当に出来るようになるのかどうかは、かなりの根気と練習が必要だという事だけはよく分かった。要するに上手にカッコよく踊れるということは、その地道な練習をし克服した者にだけ与えられる褒美のようなものなんだよな。

でもこれは、ダンスに限らずなんにでも当てはまるのかな。

その2:趣味(娯楽)に使う時間

2006年07月01日 15時37分03秒 | 独り言
前回余談が多くなったが、今回は趣味に使える時間の話。(今回も余談多し)

以前にも書いたけど普通に働いている人間なら、たった一つの趣味でもそれをそれなりの満足度(深み)までちゃんと足を踏み入れたりすると、現代人にはお金以上に圧倒的に時間が足りないのだ。休日と一日24時間のうち睡眠と食事と仕事や家事や用事を抜いた時間を、やっと趣味に当てられるのだけど、それだけだと全く時間が足りないので、これも“選択”の問題になってくるのだ。

では、恒例の社会批判から…。(爆)
そんな状況なのに今の世の中は様々な誘惑が溢れ、お偉いさん達は経済の為に庶民にもっともっとお金を使え使えと矛盾した事をのたまうのだ。自分達が仕事中毒の上、趣味になんか全然お金を使わない(使わなくてもいい状態の)くせしてね。(苦笑)
大体、一つの趣味を持つだけでどれ程のお金と時間を消費するのか解かっての発言なのだろうか?。簡単に「多くの趣味を持て」なんて言う人間ほど、無趣味で仕事中毒で中身が薄いと、50年生きてきた個人的な統計が出しているんだよ。(笑)
そんなにお金を使わせたいのなら、もっともっとゆとりある時間をまず与えろと言いたい。(それとも、趣味というより単なる無駄遣い(人民無能化計画)の勧めでしかないのかも知れない)政治家どもは、自分達が言ってる事と現実に作っている世の中の矛盾を、決して直視しようとしない偽善(政)者ばかりだからね。

と、他人の心配などはどうでもよいことで今は私の趣味に使える時間の話に戻すと、とりあえず現状は世の中の一般的な同世代人に比べるとかなり恵まれている状況にある。仕事は定時で終わるし、職場も近く、通勤時間も殆ど無い。こんな趣味の時間に関して恵まれた現状の私でさえも、“映画”“ダンス”たった二つの趣味だけでどの位時間を使い、それだけで一杯一杯であるかは、例えに見て貰えると納得してもらえるだろうと思う。

・月曜日
この日だけ個人的にジムの定休日にしているので、定時後は極力映画を観に行くようにしている。
・火曜日
Tip塚口:21時~ヒップホップ(60分)
・水曜日
スタジオ(十三):19時半~POP(90分)
・木曜日
Tip塚口:20時~ヒップホップ(30+60分)
・金曜日
Tip梅田&京橋:18時半~ヒップホップ(60分×2)
・土曜日
Tip梅田&塚口&武庫之荘:13時~ヒップホップ&ヨガ(60分×2+30分+45分)
この日は午前中に映画鑑賞を極力入れるようにする。
・日曜日
Tip塚口&天王寺:11時半~アフリカン&HIP HOP(45分+30分+60分)
この日はレッスン後に映画鑑賞を極力入れるようにする。

という感じでの予定を立てて、別の予定が入らなければほぼ確実に予定通りのスケジュールをこなしている。

早い話、この国では同世代で私くらいに趣味をこなしている人間はかなりの少数派だと思う。決して負惜しみでは無く、私の何倍も収入があろうと、いくらモノをいっぱい持っていようと、そういう人達がそれを行えるだけの時間は与えて貰えない筈なのだ。特に30代とか40代の働き盛りの人間にはね。
くどいようだが、私くらいに趣味をこなそうと思えば、何か(結婚しないとか、出世欲などは持たないだとか、ストイックに様々な欲望を抑えるとか、等々)と引き換えにしなければ絶対にやれないのですよ、この国では…。

ということで、何度も繰り返しますが今の世の中では結局“何を選択するか”の個人的価値観で人生も大まか決まってくるということなんですよね。
私も、諦めたもの、手に入れられなかったもの、失ったもの様々にあるのだが、逆に言えば今夢中にやっている事を選んだのだという結論になってくるし、それはそれである程度満足している。

今朝は新しいエアコンが取り付けられて気持ちよくなったことだし、さっき梅田で踊って来て帰り、これをUPしてから、今からまた踊りに行くぞ!。