咆哮

負け犬の遠吠えかも…
最近「負け犬」が流行り言葉になってしまったので「落ち武者の歯軋り」とした方がいいのかも…

ダンス学習帳(その2)

2006年06月15日 23時17分17秒 | ジム&ダンス
・リズム取り

その1でも書いたが、私が習っているストリート系のダンスレッスンではレッスンの中で必ず行うものなのだが、インストラクターの個性によってやり方が全然違う。(難しくなるがアイソレーションと組み合わせて行ったりすることの方が多い)
基本的には、ダウンビートとアップビートでリズムを刻む練習。
ダウンビートとは、膝が伸びている状態から(下へ)曲げる動作(実は膝だけではなく身体全体の動きをイメージする)の繰り返し。
アップビートとは、その逆で膝を曲げた状態から(上へ)伸ばす動作の繰り返し。
それを2ビートで重たく取ったり8ビート(最速16ビート)で軽く取ったりのリズムで身体を刻む、実にシンプルな練習。
これが簡単なようで中々難しく、慣れない人の動作は実に様々な動きをしているので見ていて面白いくらいだ。(実に簡単な動きに見える)このリズム取りが出来なくて、ダンスを挫折する人がどれだけ多くいることか。
とりあえずは、これが確実に刻めるように身体に染み込ませることが重要。

・アイソレーション

直訳だと“切り離す”って意味になるのかな?
ダンスの場合は、頭・首・肩・胸・腰(おそらく厳密に言うと関節も含め、身体の各部位の動く部分は全てだと思う)を他の部位は固定しながら、前後・左右・上下とその部位だけを(動くことが可能な方向全てに)動かす練習。
これを先ほどのダウンビートやアップビートと組合せながら、動かせるようにする。
この辺りが確実に出来るようになるとかなりの上達者といえる。

・ルーティーン(振り)

8カウントで一つの振りが構成されてその小さな集合体がルーティーンと言うのだと思う。よく2×8(ツーエイト)4×8(フォーエイト)とかそういう呼び方をする時があるが、そういう一固まりで一連の流れとして組み立てたものを言う。
パソコンでも一つの流れのプログラムをルーチンと言うが、大体同じ意味。そういう意味では一つの基本ステップ(テクニック)などはサブルーチンに当てはまるのかな。f^_^;;
8カウントと言ったけど、もう少し詳しく言うとエンカウント(1&2&3&・・・8&のアンドカウント)も含み16カウントの動きで構成されている。
特にストリートダンスの場合“裏取り”(アフタービート)と呼ばれ、このエンカウントを意識した動きが非常に重要となる。
16カウントの動きと言ったが、このワンカウントとは映画のワンカットと同じで、動きというよりショットであり、ポーズであるので、ダンスというのは16コマのポーズの連続が動きとなると思ってもらってもいいかも知れない。
だから上手い人とは、その1コマが完全に一つの絵になり決まっているし、それが動きだしてもブレないで、手足の爪先まで神経を行き届かせながら、なおかつ流れるように動かせる人の事をいうのだろう。(流れるようにと言ったが、ダンスの種類によってはあえて流さないで一コマずつ止めて見せるテクニックもあり)
それと、“振り”というのは、様々な基本ステップやらターンやら手足の動きを組み合わせたものだけど、更に上記のアップ・ダウンビートにアイソレーションで使う部位の動きを同時に加えると、これらの動きに厚みが出てくるので、これが行えると動きが美しく(カッコよく)表現力も出てくるという訳だ。