リトルパイン音楽の館

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そういえば「スティング」を忘れていた

2008-10-05 17:00:11 | 音楽
     THE STING trailer

ポール・ニューマンが亡くなったニュースを聞いて、僕がまず思い浮かべたのは「明日に向かって撃て」の「雨にぬれても」だったのだけど。
BSの追悼企画の映画「スティング」が放映されて、うっかりこの映画のことを忘れていたのに気がついた。

この「スティング」もレッドフォードとのゴールデンコンビによる作品で、たしかに見た記憶があって最後のどんでん返しの凄さに驚いたのだけは憶えているものの、人の記憶というのは悲しいもので反復継続して見ないと、1回見たくらいでは作品の内容がほとんどわからないという酷い状態である。
そんな記憶の曖昧さに、もう一度この映画を見なくてはと最近切に感じるリトルパインなのです。
    The Entertainer / Marvin Hamlisch

さて「スティング」といえばポリスのヴォーカル・・・じゃなくて、主題曲「ジ・エンターテイナー(The Entertainer)」がとても印象的ですが、これは「ラグタイム」といわれる楽曲で1900年を挟んで生きたアフリカ系アメリカ人のピアノ演奏家「スコット・ジョップリン」が作った作品で、映画で描かれた30年代のアメリカでは見向きもされず、いわばこの「スティング」が公開されてようやく日の目が当たった楽曲といっていいジャンルなのです。
いかに「ラグタイム」が注目されたかという証拠に、この映画に使われているマービン・ハムリッシュ編曲・演奏の「ジ・エンターテイナー」は74年5月25日付けのビルボードで最高位3位を記録するヒットとなっているのです。

スコット・ジョップリンのラグタイムは彼の死後、約60年を経て大きく評価されたことになるのです、天国でこのことを知ったジョップリンはどう思ったのでしょうね。


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