でもそれは一方的なものかも知れないけれど…
わたくしの家庭が、それなんですよね。「愛情=たくさん食わせること」みたいな。
毒親とまでは言わないけど、過干渉・過保護・束縛気質かつモラハラみのある母親も、わたくしの病気や空腹については過敏でしたね。
「いい母親であろう」とする意気込みと性分的なものに齟齬があるのかも分かりませんけれど。
だから空腹とか子供のときになったことなかったな。高校生のときはお弁当も毎日作ってもらってましたからね。
父親も最近になって、実家帰るとめちゃくちゃお菓子持たせてくれるんですよね。仕事帰りにお菓子買ってきてくれたりとかも。
祖母もそうだったな。これはありがちだけど、一回美味しいというとそればかり買ったり作ったりするので、祖母の前で「美味しい」は禁句でした。
長年寡婦だった祖母なりの役に立ちたさ、承認欲求だったのだとしたら、まあ、酷い話ですけれど。
で、わたくしもそうなんですよね。これ父ちゃんが好きだった、母ちゃんが好きだった、って感じでどちらかの買い物に連れて行ってもらうとそういう感じでした。帰省するときも、ちょっとお金や時間に余裕があったときはお菓子のお土産買って帰りました。
で、なんとなくなんですけど、種の保存というか、本能なのかも知れませんね。
ま、わたくしは体質もあるでしょうし、生活習慣にも自覚はあるんですけど、尿管結石になってしまって、これからは食事にこだわっていくしかなくなってしまって、もう好き放題食えないんだなって思いながら。
それはそれとして、18禁BL【リップスフレンド】12話でもそんなことを言っている描写があって、これはもろにわたくし由来の価値観を放り込んでみました。
顕著なのはグロくて15禁【彩の雫】。
主人公の極彩さんが義理のいとこ()の銀灰くんに猪鍋食わせるところ。その後に義弟()になってしまって監禁してからは飯食わせまくる。
【リップレ】のほうは自覚的に入れたんですけど、【さいしず】のほうは割と後からなんですよね。
キャラのほうもそうです。【リップレ】のほうは「食わすこと=愛情」だと思いがちなことに自覚的なんですけど、【さいしず】のほうは「いっぱい食べる君が好き♫(某CM)」というか「いっぱい食べさせるのが自他共に幸せ♫」みたいな感じだと思ってる節があるんですよね。
菖蒲おぢさんも極彩さんに飯食わそうとするんですけど、それは割と必要な意味合いでの飯で。
極彩さんが告白ハラスメントかましてくる社畜の群青ろの~に飯食わすシーンは、必要最低限の情はくれてやる!って感じなのかもね。
は?食事描写は愛情のメタファーでゎないが???
それでいうと、飯食うの苦手な珊瑚のガキは可愛くないだろうね。