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【読書感想文】「年下男子のルイくんはわたしのことが好きすぎる! 小さな王子サマと波乱の再会!?」 感想ネタバレ

また本を買いました。5冊。
この辺りでは一番品揃えがいい大型書店なのですが、目当ての「スキ・キライ相関図」2~5巻はなかったです。


上段左:青山そらら・作/たしろみや・絵「七瀬くん家の3兄弟 仁菜と伊織のモテ男子プロデュース!」
上段右:青山そらら・作/たしろみや・絵「七瀬くん家の3兄弟 恋のジンクスと次男・飛鳥のヒミツ」
下段真中:福田裕子・作/高橋幸子・監修/高上優里子・絵「もう、子供じゃない? はじめてのなやみ、はじめての恋」
下段右:浪速ゆう・作/間明田・絵「年下男子のルイくんはわたしのことが好きすぎる! 小さな王子サマと波乱の再会⁉︎」


 「年下男子ルイくんは(略」は2巻目から読んでいたようなのと、別に1巻はいいか、と思っていたのですが、その本屋に「スキ・キライ相関図」なかったので、予定より買う冊数が少なかった&ヒロイン的にそんな嫌いではなかったので、吝かではなかったという。
 
浪速ゆう・作
間明田・絵
「年下男子のルイくんはわたしのことが好きすぎる! 小さな王子サマと波乱の再会⁉︎」

 そんな感じでネタバレ・感想。


 まず、前と比べてちょっと絵変わった?違うやつと思い違いしているのかもしれないが。絵柄はそのままなのですが、スクリーントーンの使い方というか。

 全体の流れとしては、再会→部活の悩み→打破って感じですね。

 ユイちゃんはバレーボール部で、部活中はポニーテールらしいのですが、ユイちゃんの髪型でポニーテールできなくないか!?と思ったのですが、まぁ、後ろでぴょこっと括るくらいやろな、思ったら、挿絵ではポニーテールしていました。元はボブヘアやったやんけ、と。
 かわいいけれども。髪下ろすとロングヘアがボブヘアに縮むわけです。
 二次元はご都合主義だからいいんです!
 絵を描かない側の人間には分からんだろ、多分。子供はそこまで見てないし。お絵描きマンだった30手前の人間が読むことは想定されてないんですわ。いいんかそれで。プロ意識というものをわたくしは知らないので軽率にケチつけて軽率に擁護しますけど。

 実は1巻だっただけあって、ユイちゃんが片想いしてる憧れの秋月先輩も出てきます。わたくし基本的に年上男モノあんまり好きじゃないんですが、小・中・高2くらいまでは年下男子より同い年か年上男子にいくのがまぁ健全よな、とも思っているのでね。タイトルがタイトルだけにルイオチかどっちつかずの濁され方されるのでしょうな、と高を括っているのですが、わたくしは秋月先輩のほうがいいな、と1巻も読んでみて思いました。
 2巻だけ読んでたら、タイトルがタイトルだし秋月先輩ルート推すのもなんか胸糞悪いか?なんて思ったんですが。

 ルイくん、秋月先輩に突っかかったり故意に足踏んだり、ユイちゃんに恥かかせるんですよね。ユイちゃんがそのこと怒ったら、被害者仕草とりはじめて、詫びとかいいつつご機嫌とり。モラハラやんけ。そしていくらおフランス(笑)で人生の大半を過ごしていたとはいえど日本のこと知らないわけではないし、意図的であることがユイちゃんとユイマッマのところでほぼほぼ匂わされているので、じゃあセクハラやんけwと。

 ルイくんはガキなのでセーフwセーフw
 男児を甘やかすな。ことにセクハラ面については。

 おフランスというとおしゃんてぃな印象受けますけど、わたくしは観てないのですがSNSで出回ってるパリ五輪ピックの開会式の感じ見てると、ファーーwwwって感じでこう、これがおしゃんてぃーなおフランスですか、という感じ。おしゃんてぃねぇ……
 おフランスからの帰国子女、あまりステータスは感じられませんでした。敗戦国の住人としてアメリカ様に傅いてるからかしら。

 ま、話を戻して、書き手としてはここでルイが聞き分けよくても確かに面白みがないのはそれはそう、というか分からなくもない。しかし面白み、ストーリーの波を作ればまたヘイトも買うのが世の常なのですわ、知らんけど。
 そういう点で、書き手はキャラクターに媚び売っちゃダメなんですよね。それがストーリーとして面白いと思ったのなら惨殺も厭うてはいけないみを感じますよ。キャラクターへのヘイトがストーリー全体の否定、作者への攻撃ではないのはそれもそう。あくまでそのストーリーがある、という前提。いや、こうこうこういう展開にしてほしかった!っていうのはわたくしも気持ちとしては分かるんですが。
 書き手は読み手を切り捨てなさい。なんて、商業作家はやれないでしょうけれど。わたくしは無責任に野放図に書き捨てしてるから言えるだけで。

 ガチの何の賞もとったことないアマチュアの過疎創作者が商業作品の感想記事で偉そうにイキってるのヤバくないすか。

 これはこの本の作者に言っているのではなく、ふと、ネットに公開しているクセに、自分のキャラクターを溺愛"しすぎて"いるアマチュア趣味作家多いな、って今ふと頭を過ったからですね。ストーリーの解釈違いの指摘は好きにすればいいと思うが、キャラクターへの感想を強制する趣味作家は、それなら公開やめたら?と思ってしまう。ガワを借りての自己投影からの自己愛、いいっすねぇ〜
 だからつまり、ストーリーや作者に対してではなく、キャラクターがヘイト買うのをめちゃくちゃ嫌がるやつ。

 まぁ基本的にアマチュア趣味作家の作品にはほぼ触れないのでわたくしには関係ないですが。趣味を同じくする仲間(笑)として交流もしませんし。厄介事になる気がするので。そうなるに至るまでに先述のような感想を持つ出来事があったのでしょうね。いや、別にわたくしが何かしたとかじゃないんですけど。

 ま、作品制作をしたい人と、制作した作品で他人と関わりたい人がいるので、そこはあんまり分かり合えませんわな。読み手側にはあまり関係がないし、とはいいつつ最悪巻き込まれたり忖度が働いたりするかもですが。


 そういう点で、おフランスからの帰国子女で長年片想いの一途で一筋のハイスペ臭い(2巻の感じ)美少年に執着溺愛されるよりも、バレー部でちょっと追い詰められ(後に誤解と分かる)たときに庇ってくれるまどかのような親友を持つことのほうが、或いは難しく、貴重で、価値があるような気がしますね。


 タイトルが説明口調異世界転生・転移テンプレなろう小説には主人公の友人が出てこない説あって、あれの消費者メイン層が実は中高生ではなく中年層だから、社会人になってそこまで友人とかいないし関係の維持も難しいしそもそも中年まで友人付き合いあるような奴等はそういうコンテンツを消費しなかろう、というのもあるのですが、やはり人格的な問題で友人を作れない・作れなかったっていうのはあるかもね。ここでいう友人は、学校生活で時間を一緒にやり過ごすだけの相手ではなくて、放課後や休日、卒業後にもやり取りがあり、共通の話題以外にも自己開示ができる相手のことですわ。

 そういう点で、友人との関係の維持が面倒臭い、人と深く関わるのが苦手なわたくしは、ハイスペ男性を手に入れる話よりも、そんな親身に相談したり、他人のためにキレることのできる親友がいたりすることのほうに、すげ〜な、というのを感じますね。

 わたくしのヘテ恋創作にもあまり親友ポジションというのが出てこない。ヒロインさんにも友人はいるんですけど、出さないのもあるし、わたくしが描写しきれないのもある。

 つまりルイか秋月先輩か!?というよりも、まどかを大切にな…というのがこの本への感想。

で、ルイがおフランス式の挨拶のクセが抜けなくてユイちゃんのほっぺに(^з^)-💋するシーンあるんですけど、習慣が抜けないって絶対ウソ、と思ったのですが、わたくしも習慣が抜けなくて自分ルール晒したいことあるなって。

 567禍初期で、アルコール噴霧が流行ったと思うんですけど、わたくしは手だけでは足りないと思って、全身に噴霧していたのですわ。で、美容室の帰りに、アルコール噴霧するか訊かれて、YESと答えたわけです。
 で、アルコール噴霧を待つために、キャラクターデザイン画よろしく両手を左右に広げて、「个」みたいに立ってたんですけど(キャラデザ画で片腕だけ伸ばしてね?)、一向に噴霧されない。なので、「いいですよ」みたいに言っても「え?」みたいなカオされるので、「アルコールを…」というと、霧吹きを下向きの腰の辺りで構えられて、これは手に掛けるやつなんだ、と理解したんですよ。全身に噴霧してるのはてめぇの都合でしかない、と分かったわけで。
 これはばちぼこにルッキズなんですけど、その美容師さんがイケメンってこともあってつらまろでした。

 習慣とは恐ろしいな。なのでルイくんを責められないといえばそう。


 そして四つ葉のクローバーとは、要は奇形ですわ。遺伝子的奇形。遺伝子的奇形、人間でいうとブサイク(美形とは左右対称の遺伝子のため)なので、擬人化したらドブスをありがたがってるってヤバいっすね。
 でも遺伝子的奇形のほうが珍しいのと同じように、美形は少数派だから"美形"とされているのであれば、"遺伝子型奇形"よりも"少数"にフォーカスしたらワンチャン、四葉のクローバーの擬人化って美男美女ですわな、というか、擬人化を敢えてブスでやる意味とは。









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