明鏡止水

明鏡止水とは「澄みきって邪念のない心」のことです。
この心を持つと世間の出来事が透き通って見えてきました。

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2011-07-25 09:34:04 | 主張
「人災を天災にするな」「指導者が最大の責任者」国民の不満噴き出す
2011.7.24 20:08

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高速鉄道事故から一夜明け、車両の撤去作業が進められる現場=24日、中国浙江省温州市(共同)
 「人災を天災のせいにするな」「業績を急いだ指導者が最大の事故責任者だ」。中国・温州市で起きた高速鉄道の列車追突事故を受け、中国のインターネット上では当局を批判する書き込みが相次いでいる。多発する重大事故の背景には、経済優先で安全確保が軽視され続けていることが背景にあり、国民の不満が一気に噴き出したようだ。

 中国政府は北京-上海間を頂点とする高速鉄道網の整備を急ピッチで進め、世界第2の経済大国の象徴として技術力をアピール。しかし、今回の事故でネット上では「高速鉄道をボイコットしろ」「安全第一。これからは鈍行列車に乗る」との書き込みも出ている。

 新華社電によると、鉄道省報道官は「落雷による設備故障」が事故原因と指摘。しかし、「設計自体に問題があったのではないか」との疑問が広がっている。(共同)


中国の高速鉄道

2011-07-24 07:59:41 | 主張
経済発展を背景に、急速に広がった中国の高速鉄道をめぐっては、日本などが開発した技術を利用した疑いのある特許申請問題に加え、運行上のトラブルが続発。今回、事故を起こした車両は川崎重工業が技術供与した車両で、「和諧号」と総称されている。営業速度などを重視し、安全面をおろそかにしているとする指摘が日中両国から繰り返されている。

 昨年4月にはJR東海会長が、中国の高速鉄道について「安全性を軽視している」と海外メディアのインタビューで発言。中国側が否定していた。

 また、中国共産党の創建90周年記念日を前に、前倒しで6月末に開業した北京-上海間を結ぶ高速鉄道(中国版新幹線)では、開業直後から停電や車両の不調などによるトラブルが相次いで発生。中国鉄道省の元幹部が中国紙に対し、「安全よりも(営業速度など)『世界一』を優先させた設定だった」と発言して波紋を広げた。土木工事に手抜きがあったことを指摘する工事関係者もいるという。

 運行をめぐる懸念が、大事故として現実化した形だ。

 鉄道の安全問題に詳しい安部誠治・関西大教授(公益事業論)は「6月末に開業した(北京と上海を結ぶ)中国版新幹線でのトラブルは、初期故障のような軽微なものでそれほど問題視していなかったが、今回のような事故は正直信じがたい事態。事故原因が追突事故だとすれば、信号故障などで一時的に停車させた列車に後続車が突っ込んだ可能性が考えられるが、いずれにしても日本の新幹線や欧米の高速鉄道などでは追突事故は、まずあり得ない。安全態勢がかなり深刻な状態だと言わざるを得ない」と話した。

一つぐらいは有言実行を!

2011-07-14 19:05:39 | 主張
 7月13日18;00にTVをつけた。そうしたら菅総理の記者会見に映像がはいってきた。
「ヤヤ!!これは退陣発表?と思いきや、原子力発電にたよらないエネルギー政策を採って
いくという、方針発表の記者会見だった。やや気落ちした。
従来からの「熟慮なしの思いつき発言」の範囲を出ないもので、マタマタがっかりである。
 
 そもそも、原子力によらないエネルギーは誰もが望んでいる事である。
ただそれに変わるエネルギー発電はコストアップとなり産業界に与える影響は大きく、日本の
経済発展への影響が大きく悩んでいるのである。

 このあたり〈顕在的問題〉の解決の方向の説明も無く、スケジュールも話しに出ない。
多分30年~50年も掛かる長期テーマである。菅総理は「自分が脱原発の道筋を立てた」と言い
たいだろうが、言うのは簡単、実現が難しいのである。
取り巻きの発言を、熟慮もせず租借して方針とし、自分の考えが全く無い。〈説明も出来ない)
「脱原発の世界を目指す」など、国民の誰でもが思っていることである。

 せめて思いつき発言の実績として、自らの退任日時を発表して退陣し、実績とすべきである。

ストレステストはIT業界では常識 : 

2011-07-13 18:07:19 | 主張
ストレステストと言う目新しそうな言葉が出ているが、日本語では「過負荷テスト」である。
IT業界ではシステムを作った時に、想定される負荷の「数倍の過負荷」の状況を作り、
その様な環境下で、どのようになるかを検証し、想定の数倍でもトラブルの出ないシステムを
作る事が常識です。
どうも原子炉建設ではこの概念は無く、ストレステストはやっていないみたいである。
想定内は問題ないが、想定外で問題が起こるのが当然のようであり、はなはだ遺憾である。
聞くところによると、フランスでは原子炉建設は他国の1.5倍は掛かるようである。
安全はコストに優先するのである。
どうも危機意識が弱い日本である。
困ったものである。