明鏡止水

明鏡止水とは「澄みきって邪念のない心」のことです。
この心を持つと世間の出来事が透き通って見えてきました。

民主党は豹変せよ!

2009-09-23 22:10:19 | 主張
                  八ツ場ダム建設予定地(群馬県長野原町)
「君子豹変」と言うことわざがある。
優れた人は過ちを認めればすぐに直す、という意味である。
民主党にこの言葉を贈りたい。

 民主党は公約で庶民受けをする、甘~い公約を掲げた。
公約は守る事が基本ではあるが、初めて与党となる民主党の公約は検討に深さがない。
机上で考えた政策の危うさが随所に見られる。
この事は多くの国民は分かっており「甘い言葉のばら撒き」に飛びついたのではない。
民主党の熱意を買って、一度国政をやらせて見たいから投票したのである。
 だから、公約を手直しても、その説明さえきちんとすれば、容認したい。
全てが初めての事であり、考え違いがあってもしかたない。
民主党を攻めるつもりは毛頭ない。
むしろ、かたくなに公約を守ることで突っ走って、間違った方向に進むのは困る。

 分かりやすい例で「八ツ場ダムの建設中止」の公約がある。
はっきり言って「八ツ場ダム中止」その実現に殆んどの国民は関係がない。
八ツ場ダムは「無駄なもの(優先度の低いもの)は止める」と言う民主党の掲げる
方向性のシンボルとしてしか意味を持っていない。
 民主党は現地:長野原町の住民の身になって考えてみるべきである。
35年間もこの件で振り回され、ようやく見つけた着地点を一方的に反故にされ、
今後もまた流転の旅になるなら、一生の生活環境を国に奪われたに等しい。
民主党の公約と言う、一文字の為にである・・・。
 再度言うが、誰も「八ツ場ダムの中止」を賛成して民主党に投票したのではない。
「ムダの廃止」に賛同し投票したのである。
八ツ場ダムは単なるそのシンボルの意味しかないのである。

 この公約を守るために、沢山の税金を使うことになる。
無駄に税金を使用しないシンボルで、沢山の税金を投入するなど本末転倒である。
民主党は「八ツ場ダムの中止の公約」を撤回できるかで、信頼できる党か判断できる。
民主党が君子であるか、小人であるか、が問われている。

Nippon再浮上の時

2009-09-22 21:04:59 | 主張
                        住宅のソーラパネル
 私は日本国家が国際的に地盤沈下している事を危惧している。
最近何一つ、世界に向けたリーダシップが取れず、お金だけを提供し、国際貢献
に協力している姿は寂しさを感じる。

しかし、民主党政権になって少し光がさしてきた様に思う。
民主党は選挙に勝つため、内政重視で色々ばら撒き的な政権公約をした。
これに私は賛同できないが、温暖化ガス25%削減、核廃絶の推進、の公約は
大いに期待をしている。(本音は心配。疑心暗鬼)

日本再浮上の2つのテーマ
1)CO2削減の率先垂範
  温暖化ガス25%削減は、日本の国際貢献として率先垂範し、「地球環境の改善」
  にリダーシップを発揮して欲しい。
  太陽光発電など環境対応技術の先進国として、十分力を発揮できる力が
  日本にはある。
2)核廃絶の力強い推進
  オバマ大統領のプラハ演説で「核の無い国際社会の実現を!」と表明し、
  名言となっているが、唯一の被爆国としてその悲惨さを訴えるのが、日本の
  大きな使命である。
  また核の無い国だからこそ、中立立場で核廃絶を訴え、リーダシップを取る事
  ができる。

 この世界が注目するこの2点は日本の強味を大いに発揮できるテーマである故、
リーダシップをとる事ができ、日本が世界に認められる道である。 
今こそ再浮上の時である。

国家のレベル

2009-09-21 20:43:18 | 主張
                            国会議事堂
 いよいよ民主党政権はスタートした。
これで、政権交代可能な2大政党時代が来るかは不明だが、その第一歩が始まった
ことは確かである。
日本は、先進国とか、経済大国とか言われ、一流国家と思っている人も多いが、
「井の中の蛙、大海を知らず」と言える。日本は2流国家である。

国家のレベルを私的にはこう考える。
  レベル1:内乱が続いており国家が揺れ動いている国        ・・・イラン
  レベル2:一人の独裁者で国家が運営されている国        ・・・北朝鮮
  レベル3:選挙も無く、1つの独裁党が国家が運営されている国  ・・・中国
  レベル4:選挙はあるが、1つの政権が50年も続く国         ・・・日本
  レベル5:選挙で政権交代があり切磋琢磨する国家     ・・・英国・米国

 日本もこの10年以内にレベル5にステップアップできるか重要な時期にある。
民主党は必ず起こる政権の混乱をどこまで踏ん張れるかである。
    英国で学んだ制度が、そう安々実現できるとは思えない。
    頭で考えたように、実践はなかなか出来ないものである。
自民党は旧体質からどう脱皮できるかである。
    谷垣代議士を押す国会議員が多いようだが、これでは脱皮が出来ない。
    河野太郎が良い。また歴史的にその運命にある。
    自民党で総裁でありながら総理になれなかった唯一の人が、彼の親だ。

いずれにせよ両党が成長して、より良い国家体制、国家運営をしていただきたい。