>【NY証券取引所中継】“ビーガン”向け市場拡大
https://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/market/post_177465/
==(以下、リンク先より)=======
米国株式市場の動向について岡三証券NY・近下篤子氏が解説。
シスコシステムズなどの好決算に加え、経済指標も良好だったことから朝方から買いが優勢だった。
ただ、午後にかけてはやや伸び悩む形で取引を終了している。
植物由来の肉「代用肉」を手がける「ビヨンドミート」が、2日の上場以降株価の上昇が止まらない。
ビヨンドミートの株価は公開価格の4倍近くになっていて市場の評価も高まっている。
米国ではビーガンと呼ばれる肉や魚、卵、乳製品など動物由来のものを一切口にしない人たちが増えており、ビーガン向けの食品も増加している。
ビーガン向けの商品は食品だけにとどまらず、最近は肌に触れるもの全て植物由来のものにしたいといったニーズがあり、これに応える製品が増えている。
例えばビーガン向けの化粧品は2025年まで年平均6%の成長が見込まれる市場でエスティローダーやコーセーなどが関連商品を販売している。
世界で新たに発売されるスキンケア用品の約7%がビーガン向け商品だといわれる。
また、アパレル企業はカバンや靴などで人工の革製品を増やし、フェラーリなどの高級車ではビーガン向けレザーを内装に選ぶことができる。
ビーガン志向は比較的若い世代を中心に強く、今後の消費の担い手として期待できる。
さらに環境保護などの社会的責任を企業に求める動きが世界中で広がる中、ビーガン向けの商品の拡充は、生き物に優しいものづくりに積極的に取り組む企業といった印象を与え企業のイメージアップにつながり、企業にとってもメリットの大きい戦略だと考えられる。