自分のために読む、古典のひと言

昔の本を読んで、考える。昔の人は、何を思ったのか。

敵のやってこないことをあてにして頼りとするのではなく、

2020-05-01 | 自分自身
敵のやってこないことをあてにして頼りとするのではなく、いつやってきてもよいような備えがこちらにあることを頼みとする。敵の攻撃しないことをあてにして頼りにするのではなく、攻撃できないような体制がこちらにあることを頼みとする(孫子)。

◇読んで思ったこと:自分以外の事に期待して楽観視していると、準備を怠ることになる。準備を怠った者は、念入りに準備した者に打ち負かされる。自分の事に集中し、できる限りの準備をしておこうと思う。
◇引用元:金谷治「孫子」岩波文庫