自分のために読む、古典のひと言

昔の本を読んで、考える。昔の人は、何を思ったのか。

人の心は抑えつければ沈み、おだてれば高ぶって

2017-06-23 | 自分自身
人の心は抑えつければ沈み、おだてれば高ぶって、高ぶったり沈んだりしながらやつれ衰えていくものだ。善くしようなどと考えて縛り付けてはならない(荘子)。

◇読んで思ったこと:自分の後継者を育てようなどと意気込むと、一方的な価値観の押し付けになりやすい。相手本位に考えなければ、人材育成はうまくいかない。
◇引用元:金谷治訳注「荘子」岩波文庫