自分のために読む、古典のひと言

昔の本を読んで、考える。昔の人は、何を思ったのか。

第一等の事柄は人に譲り、さしあたり第二等のことをしようなどというのでは

2020-04-21 | 自分自身
第一等の事柄は人に譲り、さしあたり第二等のことをしようなどというのでは自分を棄てたことになる。学問についていえば道に進むことを志とし、人間についていえば聖人になることを志すことだ(近思録)。

◇読んで思ったこと:これくらいでいいか、と思って行うと、これくらいにも到達しない。70点以上が合格なら、70点取ればよいと考えるのではなく、100点を取るつもりで事に臨んだほうがよい。
◇引用元:新釈古典漢文大系「近思録」明治書院