3/11日曜はゴーシュの会がありました。
プロの演奏家にお越しいただき、それぞれの演奏にワンポイントのアドヴァイスを戴くのです。
過去には、堤剛さん、林峰男さん、上村昇さん、河野文昭さん、長谷川陽子さん、林俊昭さん、林裕さん、をお招きしています。
今回の講師は 大阪シンフォニカー首席の金子鈴太郎さんです。
10数名程が受講しました。
バッハ1番クーラント、3番プレリュード、5番プレリュード、6番プレリュード
イザイ 無伴奏ソナタop28第4楽章、グラッアーニの2重奏 イ長調、
これよりピアノ伴奏付きで
ヴィバルディ 第5番のソナタ、シューマン アダージョとアレグロ、
ラロのコンチェルト第3楽章、ドビュシーのソナタ
です。
受講者のやる気を感じさせるプログラムです。
皆さん 真剣そのものです。開演は1:00ですが、
9:00から開場し、各自の持ち時間いっぱいに練習です。
チェロアンサンブルの練習もあり、ほんと過密スケジュール。
何とか練習も終えたころに金子さんがお越しになりました。
東京から駆けつけていただき、その日は朝の4:00までお仕事だったそうです。
私はバッハの5番を受講しました。30名程の方の視線は恐ろしかったです。
心臓がとび出しそうでした。
左の親指に力が入り過ぎてポジション移動で時々フォームがくずれている事や、指からの
ポジション移動になっている事を指摘いただきました。
でもすごくよい経験をさせていただきただただ感謝です。
シューマンを受講された方には奇麗なビブラートのかけ方などとても得るものがありました。
奇麗なビブラートを作るのは、ビブラート無しで右手だけで極上の音を出せてから後に
補助的に少ないビブラートをかける事を教えていただきました。
目からうろこです。
ドビュシーのソナタは月とピエロの戯れの表現をイメージして、それを音の形
にすることを、ユーモアと模範演奏で示して下さいました。素晴らしかったです。
金子さんはどこまでも広く映像を音で観ることが事ができるんでしょうね。
金子さんが弾いて下さった曲は
バッハ1番プレリュード、6番アルマンド、ポッパー ハンガリアンラプソディ、
白鳥、カサドの無伴奏、
特にカサドは圧巻でした。
最後にフルートも加わり、チェロアンサンブルで会を終えました。
こんな素晴らしいゴーシュの会に、もっともっと多くのチェリストの参加を希望しています。
金子鈴太郎さん ありがとうございました。
打ち上げでお酒が入り,楽しく勉強になったゴーシュの会もお開きになりました。