やや太りすぎた体を脂肪燃焼モードにするためのリハビリ山行。2月に入って3週連続して週末に計画していたが、タイミングが合わず順延ばかり。そろそろスギ花粉が本格化してきており、最後のチャンスとばかり、好天に恵まれたこの日に単独で決行することにした。当初は複数人で秦野駅からのタクシーを奮発し札掛まで行こうと思っていたが、単独ということで計画を練り直し、大山の東側の煤ケ谷から物見峠を越えて取り付くことにした。
大山北尾根を辿ってみての感想は以下の通り。
・とにかく静かな山行を楽しめた。北尾根で会ったのは下ってきた2人のみ。大山山頂の大混雑との落差が大きかった。
・林相が変化に富んでおり、丹沢の真ん中に残った「自然」を感じることができた。
・北面からの表尾根、さらに丹沢山から三ツ峰の稜線が城壁のように取り囲むように見えた。
・踏み跡はほぼ明瞭。辿るべき尾根筋もはっきりしていた。赤テープも所々あり。
自宅最寄駅からでは遅いので、自転車で2駅先まで移動し、30分ほど早く小田急線の本厚木駅に到着。丹沢に登るのに本厚木駅を利用するのは2、30年ぶりと思われ、駅前のごちゃごちゃした印象は一新されていた。
▼宮ケ瀬行のバスを煤ケ谷で降りる(7:30)。降りたのは計3名のみ。
▼バス停からすぐの寺の門前には春の雰囲気
▼大山三ツ峰への分岐を経てからが意外に長く、ようやく物見峠に到着。ここでハンター2名と猟犬1匹に会う。果たして、登山中にも遠方で銃声が時々響いていた。
物見峠から下ると浅瀬の川にせせらぎ付近を歩いたはるか昔の記憶があったが、その道は崩れて通行不能のようで、川と並行している林道経由で一ノ沢峠に向かう必要がある。
▼通行止めを示す立て札
▼物見峠から林道に急降下でつけられた階段
▼長かった林道(完全舗装)の途中から見えた三ツ峰
▼今後目印となる送電線を越えた辺りで林道を離れ、一ノ沢峠への急坂の入り口
▼やっと着いた一ノ沢峠。ここからは道標が向いていない正面奥の尾根を辿る。
▼一ノ沢峠の北側にも赤テープがあり、小径が続いているようだ。
この後、尾根は広がったり狭まったり変化に富む。樹相もいろいろ。
▼西側の県道の地獄沢橋に降りる分岐。
▼この分岐までは尾根は南下を続けていたが、ここで東南にシフトし、送電線鉄塔の脇を進む。この送電線は南下するとヤビツ峠の西を通過しているようだ。
▼西沢ノ頭付近から見た表尾根(肉眼では塔ノ岳(中央)の左に微かに富士も見えた)。右端は丹沢山。
▼丹沢三ツ峰方面
▼アカマツの他、ブナ、馬酔木、萱など植生が豊か。
▼大山の山頂に立つ電波塔群を目指しながら尾根を南下しているが、程なくモノレールが並行するようになる。
▼大山山頂の電波塔がもう目の前。
▼最後は、鹿よけ柵を脚立で越える。越えた後も踏み跡はあるが北尾根を示す道標の類は無い。
▼相変わらず人でいっぱいの大山山頂
▼走るようにヤビツ峠への道を急ぎ、蓑毛への分岐。
▼幼少のころ訪れた記憶(付近は菜の花畑だったような)のある蓑毛橋に到着(14:40)。この後、15:00のバスで秦野駅へ。
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