今回も2月に降った残雪歩きを堪能するための半日ハイクを楽しんだ。
秦野駅からヤビツ峠行のバスは日によって運休することもあったが、この日は無事運行。朝7:20発の第1便の出発時にはコンビニの先まで伸びる大行列になっていた。乗り切れなかった方にすぐに続行便が出るのかなと思ったが、後でヤビツ峠にしばらくバスが来なかったことから、第2便まで待ったものと思われた。蓑毛からは多くのロードバイクやランナーをかわしながらバスは走り、8:00頃に懐かしのヤビツ峠に到着した。
▼公衆トイレは工事中。代わりに臨時トイレがいくつかあったが使えたのは2基のみ。
ここから札掛方面への短絡路を(ホント久々に)辿るが、北面の谷沿いということもあってか、かなりの残雪が残っていた。樹の枝に多くの赤リボンが下がっており、何度かの渡渉(流れはほとんど無かった)を経て進む。
▼青山荘までもう少しの地点で背後を振り返る。
林道に合流後、雪の無い舗装車道を下っていく。
▼諸戸に到着。山林事務所の庭にお邪魔して奥に進む。
▼奥にある諸戸神社に参拝して、軽アイゼンを装着。
▼取り敢えず沢の左岸に沿って進むと、送電塔への巡視路を示す道標があり、「新多摩線へ」の案内に沿って進む。
▼傾斜はやや急だが、うまい具合につづら折れに付けられたトレースに沿って進み、主尾根に斜めに合流する。
▼金毘羅尾根の樹間から丹沢三峰を望む。
▼金毘羅尾根は丹沢表尾根を北面から見るのに適した展望台と言えそうだ(特に冬)。左から、三ノ塔、塔ノ岳、丹沢山。
▼金毘羅尾根の中盤は日当たりが良いせいか、残雪はほとんど消えていた。
高度が上がるにつれ、右からイタツミ尾根が近づいてきて、大山山頂部の電波塔が見えてきたが、ここからの残雪が深くなり、長く感じた。イタツミ尾根の向こうには真鶴岬から箱根までの好展望を満喫できた(富士は雲の中)。しばらく行くと、鹿柵に行く手を阻まれる。どこから超えようかと迷っていると、金網の中段に隙間が空いている箇所を発見し突破して、神社社殿の背後に通じる一般道に合流した。
▼合流点から、辿ってきた方向を振り返る。
▼大山山頂は打って変わって多くのハイカーで賑わっていた。山頂部は工事中。
下山路をどうするか迷ったが、結局、子供のころ以来ご無沙汰の表参道を忠実に下ることにした。部分的に凍結箇所や泥濘区間があり注意を要した。特に、男坂の下りが急峻な石段が延々と続き、下山路の選定に後悔した(素直に蓑毛に下ればよかった)。
▼閑散とした阿夫利神社下社に到着。山門から南方の展望は素晴らしかった。
この後、微かに幼少期の記憶がある土産物屋が並ぶ参道(土曜だったがシャッターを閉めた店が多かった)を下り、出発間際のバスに飛び乗り、伊勢原駅に向かい、2月最後の週末の半日ハイクを終えた。