はじめてのうずら日記

うずらを飼うのは初めて。試行錯誤の飼育日記です。

主婦と科学  1092

2015-03-21 23:12:01 | 日記

今日は以前の職場研究室の同窓会が新宿で開催された。僕の先輩同僚と僕の喜寿&古稀お祝いも兼ねてくれた。お祝いに素敵な花束とwaterman のペンをいただいた。有難う。お祝いというより懐かしい顔のお喋り会になってくれたのがうれしい。2億5千万円を獲得して新しい研究室を始めるという景気の良い方から婚活中で誰か良い人いませんか、という若手まで30人以上が集まった。その席で、僕の直接の学生さんではなかったが、(修士まで出たんだっけ)の女性さんと話したら二人の子を育てて下の子がもうじき幼稚園を終えるから、主婦専任をやめて科学の世界に戻りたいのだけど決心がつかないとか話してくれた。僕のところの学生さんで主婦であったが転がり込んできて博士までとってまあ何とかその線で正規の職ではないが頑張っている女性と話しなさいよと言って話し合っていた。こういうのは昔からボチボチある話なのだが、大変だけどまあ頑張ってとか、それは人生の選択の一つだよ、とかいうことになるわけだけど、僕自身話しながら直感的に以前とはちょっと違う感覚を感じた。それは、女性の、あるいは旦那と子供のいる女性の職場復帰というような問題とは別に、科学そのもののあり方が変わってきている(いや、変わっていなくて、科学本来の姿なのかもしれないが)雰囲気なのである。簡単にうまく言えない。情報発達もあるだろうし、その各女性の仕事観、科学観、の持ち方の変化の予感もあるのだが。

 


前進か・・ともいえず  1091

2015-03-20 21:41:32 | 日記

昨日のミミズだが、気になって少しは調べる気になった。ネットで「ミミズの分類」で調べるとY国大学の方がやっているサイトがあって問い合わせコーナーが開いている。で質問を入れたのだけどどうも気になる。そこは土壌動物・陸生ミミズの研究室だ。気になって夜中に目が醒めつらつら考えているとああ水生ミミズの専門家を知っているじゃないかと気が付いた(すぐ気が付かなかったのは在職中のような緊張感がなくなっているからだろう)。H大学のO先生である(ご本人の了解をとっていないので実名を出さないことにする)。朝にメールする(これも僕はぼけていて初めまして、なんて書いたのだけど)とすぐ返事をくれた。前にお世話になりましたなんて書いてあって、あ、そうか初めてじゃないのか。これはまた余談だけど、彼はこの日記で書いたことがあるユスリカ研究のF先生(僕とほぼ同年、勤め先で「短歌人」の長谷川富市さんの同僚)のお弟子さん。僕の書いたミミズのサイズからそれはいわゆる水生ミミズではなくて陸生のグループだろうと教えてくれた。そしてそれは自分の専門外なのでわからないとのことだった。そうなのですよ。分類の専門家は自分の範囲外のことはいい加減なことを言わないものなのである。土壌性のいわゆる大型ミミズに属するものでも例えばツリミミズの類では水生のもいると教えてくれた。同定するならそちらの専門家に聞くべきだという。うーん一応お断りを入れたネットサイトにもう一度頼むか、と言っても実物を届けなければならないだろう。いやそもそも僕は同定までを求めているのだろうか。同定して、あるいはしてもらって、かくかくしかじかの種名のミミズであるとわかったとしてそれから先はどうするのだろうか(僕が)。なんとか湖の底生生物として未記載であったxxミミズを同定した、という報告は出してくれる雑誌がないでもないかもしれないが、ウチの火鉢水槽にいた、と報告したとして(報告させてもらえるところがあるはずもないが)だから何なのさ、と言われよう(それさえも言われないだろう)、などと考えると暗然としないでもない。現役で調べる手段を持っているなら、そのような原則陸生ミミズが水生として生きられる環境条件について水質(特に溶存酸素濃度とエサの有機物量、これらはまたトレードオフの関係にありそうだ)の解析なんていう本格テーマも立てられそうだが。くだんのミミズは瓶の水中でもぞもぞ動いている。

 


うーむ 生き方 1090

2015-03-19 15:46:11 | 日記

うずらにやるハコベを採りに庭に出て火鉢水槽を見ると(いや、ここは一週間ほど前、東大生まれのブルーギルをそっと往生させたところで、それ以来見守るべき魚が入ってないので見なかったのだが)、ミミズがいる。あれ、土から這い出したミミズが鉢壁をよじ登って飛び込んでしまったか(そういうことは時々ある)とふやけたやつを取り出したら、あれ、ふやけていない。ヘモグロビンがあって血色がよく、動く。おっ、と少し丁寧に水底を見ると他に数匹もいる。太さ3ミリ長さ5センチほど。一応水の生物が専門だったから、ミズミミズ、アブラミミズ、イトミミズ、エラミミズなどの水生ミミズ(どれも微小またはエラが発達している)はよく見て知っていたが。こんな土壌性のような姿のミミズが水中に住んでいたことは知らなかった。こんな生き方をするのがいたのか?この太さだとエラのように表面積を増やさないで皮膚のガス交換だけでは難しくないのか?ちょいと検索したり淡水生物図鑑を見たが該当するのがわからない。ミミズの分類はずいぶんと難しくきちんと固定して顕微鏡観察やらこの頃のDNA鑑定をしなければならないらしい。今の僕にはできない。もしかしたら新種のミミズあるいは生き方を見つけたも、と自己満足しているだけにするか、もう少し踏ん張って専門家にアクセスするか、生き方が問われているなんてのは大上段すぎるか。

 


まるまる   1089

2015-03-18 23:18:06 | 日記

息子が釧路から鹿児島に行く途中、羽田で赤ん坊と母親を東京に置いて行ったのを数日預かることになった。まあ、その赤ん坊は僕の孫にあたるわけだ。前に会ったのが生後一月足らず、今日が三か月足らずだが、その間に丸々と太っていた。家系的には小柄なのでそうすごく大きいのではないが健康でニコニコするようになったので良かった。ほとんど母乳で育っている。母親(というのは息子の妻、嫁というのは何となく「家」的でちょっと使うのがためらわれる)はたくさん食べているが全然太らないという。母乳およびそれを出すということはすごいことだ。写真は記事と関係ない。

 

 


桜その1  1088

2015-03-17 22:42:37 | 日記

とても暖かく、東京でも20℃を越えたそうだ。今日は父の命日だったのだがお墓参りに行けなかった。18年まえで老人系の病院にいた。退院できたら花見に連れていこうと思ったのだが桜は直ぐに咲きそうにはなかった。車いすに乗せて病院内を移動すると大きな絵がかけてあって、高遠の桜の絵だった。それで我慢してもらっていつかは連れていこうと思ったのだがかなわなかった。数年後一人で高遠に行った。旅行が好きだった父はだいぶ前に母とお墓地探しに出かけて桜がきれいだからと冨士霊園をその場で決めてきてしまっていた。来月中旬だろうか、桜が咲いたら行こう。明日から父にとっては曾孫がうちに来る。見せたかった。