はじめてのうずら日記

うずらを飼うのは初めて。試行錯誤の飼育日記です。

うずら死す    1194

2015-07-01 18:16:35 | 日記

うずらのSちゃんは今日の夕方、生き物がかり二人に看取られながら眠るようにこの世を去ってゆきました。
ウチに来てから3年と2か月ちょっとでした。この間約千個も卵を産んでくれましたが、それよりもいつもそばにいて心を安らげてくれ本当にありがたいことでした。少し早死にさせてしまった相棒たちと天国で楽しく語り合ってほしいと思ってます。ありがとう!

自分でもびっくりするほど続けた当「はじめてのうずら日記」をこれで終了させていただきます。とりとめのないことを書いてきてお恥ずかしい次第でしたが、いつも、あるいはたまに、訪問してくださった皆様に心よりお礼申し上げます。続編は出しませんが、また、発散したくなれば何かでお目にかかることもあるかもしれません。ありがとうございました。さようなら。


砂糖水  1193

2015-06-30 22:52:21 | 日記

Sがだいぶ弱ってしまった。おとといは小さなミミズを食べたのだが、昨日はもう食べにくる気力もなくなってしまった。米粒も食べていない。Azuが思いついて今日は三温糖の薄い溶液をスプーンに入れて口元に持って行くと0.1mlくらいずつ二度吸う。わずかに上をむいて飲み下す。後はじっとへたり込んでいる。苦しい様子がないのが救いである。がんばれなんて言わない。強制給餌もやめよう。そう、楽しかった昔を思って安らかに過ごせ。


その先にあるもの  1192

2015-06-29 23:29:01 | 日記

昨日の記事の少年は、いろいろ考える年頃になって良い迷いが出ているようだった。勉強のその先にある意味が分からぬ、役に立つとか・・・と言う。これは真面目に答えなければならない問題だが、なかなか答えられない。とりあえず、役に立つ、病気や不便で困っている人の役に立つとか、歌えば心が明るくなるとかの次元以上での答えなどあるのかないのか僕もわからない。今を生きるのだ、というような刹那主義的解答が良さそうなのだが、そういうことを少年に言って良いものかどうか。まあ、そんな類のことを言ってしまったが。安保体制とか軍事的参加増加の議論がすごい現在であるが、それも、どちらの側(たぶん)にとっても、<そのずっと先>を見据えての意思表示として理解するのは困難だ。刹那の快楽を求めるのでなく、刹那を大切に生きること。こういってしまえばそれまでだが。今日は現役の若い大学先生から連絡があり、このごろの学生さんは気持ちがすぐ折れる子が多くて困るとか言っていた。折れないように折れないように。


詰め込み過ぎ  1191

2015-06-28 22:52:37 | 日記

今日はある若者の将来(のほんの一部)についての相談に関わらせてもらった。有名中高一貫校の半ばの学年で成績はトップクラス、スポーツもうまそうな好少年である。仔細は省くが、理科・生物のあたりの理解・関心を尋ねたが知識が好循環していない感じであった。数学が得意とのことだからそれはさておくとして、僕のわかる範囲の生物では明らかに教科(書)・指導の詰め込み過ぎの弊害なのだろうと思った。昔から生物は暗記物とか言われて敬遠する向きが多かったのだが、(僕も高校生の頃は全く興味持てず、さぼって物理・化学受験だったのだけれど)、近年はその方面の研究進展でさらにものすごく細かい事項の理解が求められている。以前から最近の教科書を見てそう思っていたのだがこれではだめだ。作成にかかわる(主に)大学教員は専門勉強を続けてきているので難しい・細かすぎると思わず、また知っていることはなんでもかんでも教えたくなってしまうので、初学者のとり付きアプローチを無視して(というか理解できずに)詰め書きするのだ。それでも現実の進展からすれば事足りないのはもちろんだが。教科書検定の方針もそうなのである。その点、物理、化学のほうが、必要最低限のラインがはっきりしているのでまだ良い方向らしい。生物の基本ラインは、「皆必死で生きようとしているのだ、それには物質的、機械的な基礎が必要であり、いわゆる環境、他の生物との関係が大切でそのしがらみの中で次代を残すべくがんばっているのだ」である。「それにはどういう仕組みが必要か」としてゆっくり面白がらせて教えれば良いものを、細胞膜だのmRNAだのウラシルだのカンブリア紀だの厄介な言葉の羅列から教え、なんだかわからずとも暗記して点をとれ、というから学問体系が崩壊するのだ。もちろん教育現場の先生が工夫して良く教えようと努力しておられるのだろうけれども、大筋の教育体系が上記の弊害を理解していないから末端の努力で何とかできる範囲を超えてしまっているのだ。わずか一年前のSTAP細胞騒ぎもその延長にあったのだともいえる。などなど、こんなところに書かず、お前が改革せよと言われるといやはや。


クラスノヤルスク   1190

2015-06-27 23:34:41 | 日記

クラスノヤルスクはロシア、シベリアの中央部に位置するかなり大きい都市である。良い大学や研究所が多いようだ。金属工業も盛んだ。エニセイ川を下る調査の起点として訪れたのは8年ほど前。シベリアは木の皮細工がお土産の定番で、これは松の実を入れて売っていた。サシなどの釣り餌を入れるのに良いだろうなと思っているのだが、思っているだけ。幅が一キロ以上もあって滔々と北極海まで流れる大河を想いだしている。