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awake your mind

日々の生活や世の中のことで思うこと

その道を選んだのは…④

2025-03-29 00:00:00 | 日記
また例えば、な話しですが
うちの家人の父、私の義父は
私たちが結婚するずーっと前に
亡くなっていて
私は会ったことはないのですが
大正生まれで、まだ2歳ぐらいの時に
実母を病気で亡くし
実父は仕事で転々としていたので
親戚の家に預けられて育ったそう。

親戚の家もいくつか移ることになり
あまりよい扱いはされなかったと。
はっきり言って冷遇だったらしい。

あまりよい境遇ではなかったことが
逆に勉学に励んで、自立したいという
モチベーションをあげ
商船大学へ行き、航海士になり
世界の海を帆船に乗って
航海したそう。

義母と結婚して子どもも四人いて
人生後半は幸せだったのだろうと
思います。

何かの進路、職業を選ぶ時
何から何まで恵まれた境遇ではない
ことが、返って奮起して
ということがある、と
義父の生き方から学んだ気がします。

親をしていると、やもすると
なんでもお膳立てしてあげたくなるもの
ですが
あれこれと周りが世話を焼かなくても
(逆に世話がない方が)
自分でなんとかしなければ…
という、生存本能にスイッチが入り
力を発揮して成長していく…

義父の場合も
自分を高めたい、
安定して生活を維持したい
というモチベーションで
道を切り拓いたのだろうなあ、と。

楽しいから、とか
好きだから、とかの理由がなくても
生きる道は見つかるものです。




その道を選んだのは…②

2025-03-27 00:00:00 | 日記

前回の続き


「なぜその習い事を子どもにさせたの?」

の一例として…


私の母親は大変な田舎の戦中生まれで、

ものや食べ物がない中育ちました。

音楽もピアノやオルガンがないので、

紙に描いた鍵盤を押さえて弾く真似を

していたそう。


高校を卒業して上京し、専門学校へ。

その後就職し結婚。

そして私が生まれたのですが、

私が4〜5歳の時に私の父の父、

母にとっては義父が、孫へ何か買ってあげなさい、とまとまった額のお小遣いをくれたそう。

それで母は私にピアノを習わせてあげようと、

アップライトピアノを買ったとのこと。

こうして5歳から私はピアノのレッスンへ通うことになりました。


特に芸術家の家でもなく、父は普通のサラリーマンで才能があるわけではありませんでしたが、私はピアノを弾くのは好きでした。


結局、高校生の途中までの12年間、ピアノのレッスンに通ったのですが、小学校時代は二年間音楽クラブ(今の部活のような)に所属し、放課後や土曜日、時にコンクールに出たりと楽しいクラブの生活を送りました。


母にとっては、ピアノなんて田舎で貧しい生活空間にはなく、弾きたくても弾けなかった。さらに、田舎から都会に出てきて、自分が音楽などの教養がないことも劣等感や引け目を感じたのかな、とも思います。

「自分が与えてもらえなかった、得られなかったもの(環境)を子どもには与えてあげたい」ということだったんだろうと思います。


さらにさかのぼれば、母の母は、田舎の農家で米や農作物は作っていましたが、特にお金があるわけではないので娘(私の母)が東京で働きたい、と言った時に自分には得られなかったもの(環境)が得られるなら…と上京して学校に行くお金を出してくれたのだと思います。


その後、高度経済成長を経て、一億総中流の時代になって、今、私の母のような経験をする人は少ないとは思うのですが、人生で何を選択するか、子どもにどんな道を選択するか、は百人百様ながら面白い、と思うのです。


ただ、単に「好き」だから選んだだけではないストーリーがあるんですよね。








その道を選んだのは…①

2025-03-26 00:00:00 | 日記
人生っていろいろな選択の連続です。

小学生あたりまではなかなかそのことを
自分で実感することは少ないかも
しれませんが…

小さい時は親・保護者の育て方の
選択がその子の人生に大きな影響を
与えますね。

親が子どものためにどんな道を選択するか

そして子どもはどんな道を自ら選択するか

思春期から大人になる時に
どんな道を選択するかに
何が影響を与えるか、に
とても興味関心があります。

そして、その人がそれを選ぶ時に
何がそのことをdriveしたのか

人の話しを聞く時に
「この人がそれを選択した理由は
なんだろう」と聞いてみたり
考えてみたりします。

その習い事を選んだ理由
その学校を選んだ理由
その職業を選んだ理由
その結婚を選んだ理由
その住む場所を選んだ理由
etc...

これから道を選択していく子どもたちや
若者たちに、どんなふうにアプローチしたら

前向きに人生の選択に向き合うことが

できるのだろう…と思いながら

下記をざっとリストに並べてみました☆


①内発的動機/他人の存在からの圧力は関係ない

(1)好きだから、楽しいから

(2)向上心〜自分を高めたい

(3)安定したいい生活をしたい

(4)お金を稼ぎたい

(5)真似・模倣

 父・母みたいになりたい

 (憧れの)人みたいになりたい

(6)(5)の逆で ◯みたいになりたくない

(7)自分が持っているもの、与えてもらったもの

 (環境)を維持したい、子どもにも与えたい

(8)自分が持てなかったもの、やれなかったこと

 与えてもらえなかったもの(環境)を得たい

 子どもに与えたい

(9)社会のため、人のために働きたい

(10)自分を自分でコントロールしたい

(11)習慣だから

(12)信仰心から

(13)それが正義だと思うから

(14)劣等感があるから

(15)不安だから


②外発的動機/他人の存在が意識され、他人からの影響がある

(1)親や先生に言われたからやる・やらない

(2)社会で有名になりたい

(3)人から認めてもらいたい

(4)自分を人に顕示したい

(5)ほめられたい

(6)人をコントロール/支配したい

(7)人より上でいたい、勝ちたい

(8)同調圧力があるから

(9)ルールがあるから

(10)人に迷惑をかけないように


よく、自分で好きなもの(こと)を

やっていけばいいんだよ、

というアドバイスがありますが

意外と進路・職業選択はそうじゃない

選択もアルアルだよね、と思います。


例えば「親が美容師で」とか「親が看護師で」

という理由でその道に行くとか、ですね。




健康のための習慣をやめない

2025-03-15 06:00:00 | 日記
アラ80になる親戚が亡くなりました。

生前は定年まで会社員をして、

リタイア後は趣味の卓球や旅行を楽しみ

家族とも仲良く暮らしていたとのこと。


コロナ禍が始まるまでは

趣味の集まりにも楽しく参加し、

地域の活動や人との交流も問題なく

できていたし

また地方出身だったので、お盆には毎年

かならず田舎へ行き小中時代の

旧交をあたためてきたそうで。

しかしながら2020年からのコロナ禍で、

その集まりが全てできなくなり

家にこもる生活に。


そして、コロナ禍が終息して

行動制限が解除された後、

以前の集まりが再開しても本人が

気持ち的にそこに戻る生活ができなかったのは

年齢的にも納得の流れかな…とも

思いました。


亡くなった直接の原因は1ヶ月前に分かったガンということでしたが

約1年前くらいから認知症かな、という

症状が見られていたとのこと。


それまで健康のためになされていた

習慣がコロナ禍の行動制限で途切れてしまい、

そのことで認知機能や身体機能の低下

が進んでしまったところもあるのでは、と

ご家族は残念そうでした。


その親戚は団塊世代の始まりあたりにいるので

同じような境遇の高齢者の方々は

たくさんいるのだろう…と。


コロナ禍は学校休校後の不登校の子どもの

増加にも影響あった、と言われていますが

高齢者の健康にも負の影響がかなりあったのだな…と葬儀からの帰りに徒然と考えました。


健康習慣として行っているものを途中で

止めないようにすることが

大事ですね😉