うさこが行く!

漫画家山田うさこのお仕事&趣味?&あれやこれやの日々

SBヤマト観て来た~

2010-12-09 18:55:12 | o・n・g・a・k・uとか・・・?
さあ、封切りから一週間。ついに私もヤマトに乗船してきましたよ!
ネタバレも含むから、知りたくない人はスルーでよろしく。

























まず最初にワタクシのヤマトに関するスペック。


最初に観たのが、夕方の再放送。
そのアニメのダイジェスト版の映画版を観に行く。そして交響組曲ヤマトも持っていた。
そこから先の映画版は、TVで放送されたのをテキトーに。
何度も復活するヤマトに少々うんざりすることもあった・・・。

そんな程度のゆる~いヤマト世代ですw

ということで、行って参りました!

新宿ピカデリーに到着したら、なんだかやたら人が多い。しかも女子度高っ。
まあ男性もチラホラいるんですけどね。
あとで考えたら、レディースディでしたw そうだよ、だから予約したんじゃないか!

同行した友人と「ハリーポッター??」って予想たててたんだけど。
着席してみると、けっこう満員でしたよ。


映画は、原作とはちょっとずつ違います。
イスカンダルを目指すくだりは、原作よりは自然。
ヤマト発進のシーンは、かなりがんばった映像。カッコいい。

ただ、もうちょっとヤマトの全景を観たい!
おお~って見とれてるとすぐに次のシーンに移ってしまうのがやや残念。
でも望み通りのショットが映ると素直に感動してしまいます。

古代進は、キムタク古代でしたが、あの内容には合ってましたよ。
そもそも古代君て、生意気な戦闘員だったし。
あんなもんじゃね?
木村拓哉は、見事にキムタクを演じていましたし。
ただ、望みを言えば、10年前のキムタクのフォルムなら、もっとステキだったろうな・・・と。
※その頃は、VFXの技術がまだまだだったろうけど。

森雪は、まったく違ったキャラでした。
むしろカッコいい女の子。黒木メイサで正解。もともとの森雪キャラは、男性にはステキなマドンナだけど、同性の立場からみたら、イマイチな存在。
あんまりおんなおんなしてるキャラは子供の頃は苦手だったし、そもそもなんで軍隊にいんの?っていうくらいのくねくねっぷりだったので。
今回の雪でいいと思う。
脚本家の方が、パンフレットで「TVシリーズファンには謝りたい」ていうのを読んで笑いましたがw

今回一番印象的だったのは、島=緒形直人!
やー。もう期待どおりの島なのね。いつも血気盛んな古代君のサポート役。
そういや、私は古代君より島のほうが好きだったw
この人は、本気で演じているなあと。それが物語の進行にものすごく役立っていたのを感じます。
緒形直人自身は、ヤマトよりもハイジみてたらしいけどw

本気と言えば、徳川機関長もすごいリアリティがあった。西やんカッコいい!
ホントは西やんは、佐渡先生と思ってたけど、高島礼子でもOKでした。
ただ、もっと豪快に演じてくれても良かったと思うけどね。

ギバちゃん真田さんと池内斉藤もよかったなぁ。
イスカンダルでの最後は、それぞれの見せ場をもっと丁寧に見せてくれたら、泣けたのに。
とくに斉藤の弁慶の仁王立ちなんて、ちゃんと見せてあげてよ~っていう。

沖田艦長はフォルムは似てるけど、どーもイマイチなじんでない印象。
山崎さんではなく、津川雅彦のほうがいいんじゃ?
でも艦長がどんどん身体が悪くなっていく表現として、身体にさしてるチューブの本数がどんどん増えて行くのがちょっとw
同様で指令総司令官の橋爪さんもね・・・。なんかふだんの現代劇のキャラのイメージが払拭できないのです。
むずかしい。

「ボク、第三艦橋勤務になりました!」と明るく挨拶する浅利くんの後ろ姿に涙。
第三艦橋は、よく狙われて、すぐ落ちる場所で有名だかんね。

しかしアナライザーにはビックリした!
二頭身のチビロボだったハズなのに、あんなに手足が長かったなんて。
そしてイスカンダルでの地上戦でのかっこ良さ!

ここが一番泣けたよー。アナライザー!!!!


ただ、もっとアナライザー本体が艦内で動いていると嬉しかったのだけど。
R2D2もね、大好きなわたしだから。もっと活躍してほしかったよ。食堂でエプロンしてる姿とか。

イスカンダルへの突入が一番の見せ所。
島が手動操縦するヤマトの敏捷な動きっぷりがカッコいい。
あの場面は燃えました。

やっぱり主役はヤマトなのよう。
ヤマトをたくさん映してほしいのう。

ラブロマンスがないと興行的に難しいと判断したからなのか。
ラブロマンスに時間をとりすぎ。
まあ、ワープの間に雪を押し倒す古代には笑わせて頂きましたが。
ラストのあたりのロマンスっぷりは、イマイチ。
もう少し演出で見せる方法はあったと思うし。

放射能除去装置を搭載した森雪が、古代とともに艦内に残るとダダこねるのはねぇ。
エース戦闘員も女になっちゃったら、ダメって感じなの?

そのあたりが、もうちょっと見る側が納得の行く流れにしてほしかった。
ラブをフューチャーするのなら、それなりに納得の行くエピソードもほしい。
このふたりにあまり感情移入できないのが、とても残念。


ガミラスの戦艦は、大変気持ち悪くていやらしいデザインで良かったと思います。
ただ、最初のシーンでは、なんだかアルミ箔を貼った安っぽいものが飛んでる印象で。
ラスト近くになると、それなりにゴージャスなんだけど。

さて、デスラーに関しては・・・。


まあ、あれもありだなと。
ただ、ああいう存在としてもデスラーだと、敵もまた人であり、その者の正義もあるのだとか。
そういう深い解釈には発展しないのね。もっと単純に敵は敵という風に描いている。
だから古代のアニメの名セリフ
「オレたちに必要だったのは、戦うことじゃない。愛し合うことだったんだ」
というのがない><。。


とはいえ、デスラーの声がちゃんと伊武さんであるということの素晴らしさ。

まあ、ガミラス人っていいひとたちですよ。ヤマトが帰ってくるまで、ちゃんと地球を爆破しないで待っててくれてるし。
攻撃するって宣言しても、ちゃんと古代と雪のラブシーン終わるまで待っててくれてるし。

あと文句つけるとしたら、第一艦橋のセットがどうもちゃっちい印象で。
しばらくの間、日曜朝の特撮ものを感じておりました。
食堂とか、娯楽室とか、ライトのあて具合とかで、もうちょっとなんとかならなかったのかなぁ。

まあいろいろ文句は満載ですが、おおむね楽しめました。


で、いろいろ再確認する意味で、もいっかい行こうかなw






SBヤマト公式サイト





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